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『Nintendo Switch』争奪戦に終結の兆し? 秋葉原の中古ショップに聞く市場の流れ

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『Nintendo Switch(以下、switch)』が欲しいけれど、どこの量販店も常に売り切れ。中古ショップやオークションでは軒並み販売価格が高騰し、激しい“switch争奪戦”が行われた。2017年3月3日の本体発売以降、そんな状態が続いて早5か月。ようやく終結の兆しが見え始めている。本記事では、秋葉原にある中古ショップ「おたちゅう秋葉原店」協力のもと、中古買取・販売市場側の視点から“switch争奪戦”の様子をお伝えしていく。

※本記事は転売を推奨するものではありません。ご留意ください。

発売時は意外と緩やかだった?

今回、お話を聞いたのは、秋葉原にあるフィギュアやTCG等を取り扱う中古ショップ「おたちゅう秋葉原店」。2017年2月オープンという比較的新しい店舗だが、switchの超高価買取を行っていたため、その界隈で話題になることが多いお店だ。

遡ること2017年3月3日。switchの発売当月、おたちゅう秋葉原店はまだ買取・販売に力を入れていなかった。中古市場の価格が高騰することは読んでいたが、後のことを考えると抑えていたという。

では、争奪戦の始まりはいつなのか。

4月~5月から徐々に白熱していった感じですね。また、4月13日の『スプラトゥーン2』発売日決定のニュース、4月28日に発売した『マリオカート8 デラックス』がヒットしたことも市場に大きな影響を与えました」と店長の鈴木さん。『マリオカート8 デラックス』に関してはソフト自体の面白さはもちろん、『YouTube』や『ニコニコ動画』などで実況・生放送が盛り上がったことも大きかったという。

やがて6月に入ると品薄状態が深刻化。本体セットの買取価格は3万6000円から3万9000円へ上昇した。この頃から、おたちゅう秋葉原店の『Twitter』では毎日のように買取価格に関するツイートが行われている。

最大の起爆剤は『スプラトゥーン2』発売

7月の買取価格は3万8000円からスタート。しかし、『スプラトゥーン2』の発売日7月21日に近づくに連れて、需要はさらに高まった。3万8500円、3万9000円、4万円……、日に日に高騰する買取価格。そして、7月21日頃には約4万2000円での買取が行われた。定価がおおよそ3万2000円に対し、+1万円以上で買取を行うというのは、もはや異常事態だ。

そして最終的な最高買取額は4万9000円となった。日によっては買取多数のため赤字になった日もあるという。しかし、夏休みが徐々に近づいたこともあり、市場の需要は止まらなかった。同時に中古ショップ同士の入荷争奪戦も激化しており、近隣ショップとの我慢比べが起こっていたという。

ネット上でも頻繁に店舗の買取価格の情報が取り上げられ、限界まで買取額を上げていたおたちゅう秋葉原店。当然、人気は集中した。それゆえに、周りの店舗から意識・対抗されていることを強く感じたという。「とある店舗さんとはとにかく意地の張り合いでしたね。おそらく向こうもそう思っていたでしょう(鈴木さん)」。店舗同士の駆け引きも沢山あったようだ。

ターニングポイントは8月の第1週

7月から8月に移り変わる頃、市場がまた大きく動き出した。6月22日に任天堂が発表した「7月・8月のswitch出荷量の増加」が目に見えて現れ始めたのだ。ヨドバシカメラやビックカメラなどの大手家電量販店で頻繁に抽選販売が行われ、一度の販売量も日に日に多くなっていった。

同時に、おたちゅう秋葉原店ではswitchに関する問い合わせが少なくなり、それを感じた瞬間に買取価格の見直しが行われた。ほぼ毎日『Twitter』で投稿されていたswitchの買取価格速報も7月29日から一時中止。それから約1週間後には、買取価格が3万6000円まで下がった。筆者が秋葉原を歩いていても、一時期の狂想曲のような“switch争奪戦”は感じられない。もちろん、まだまだ需要と供給のバランスは取れていない。

今後の市場予想について尋ねると、鈴木さんは「ちょうど悩んでる時期なんです」と回答。「国内の需要は満たされ始めていますが、アジアを中心とした海外からの需要があります。ピークは過ぎましたが、今後も市場を見ていきたいですね」。

需要と供給のバランスに最も敏感であろう中古ショップ。買取価格の下落は、そのままユーザーの需要が満たされたことに直結するため、近い将来“switch争奪戦”は終結を迎えると考えられる。とはいっても筆者はまだ入手できていない。なんでだろう。

店舗情報
おたちゅう秋葉原店

■住所:東京都千代田区外神田3-2-9 大矢ビル2F
■営業:10:00~20:00
■電話:03-6260-9780
■定休:年中無休
■公式HP:http://otachu-akiba.com/

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(執筆者: sasuke_in) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか

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