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日本遺産「村上海賊」って知ってる?香や茶をたしなむ、日本最大の優雅な海賊

生活・趣味

あなたは「村上海賊」を知っていますか?
彼らの故郷は、瀬戸内海に浮かぶ芸予諸島の島々。現在は「瀬戸内しまなみ海道」で結ばれています。

【日本遺産 村上海賊】海の難所は「船に乗るより潮に乗れ」
夏に人気の高い「瀬戸内しまなみ海道」は、全長70Kmのサイクリングコース。CNNの「世界7大サイクリングコース」の1つに選ばれ、サイクリストの聖地と呼ばれています。広島県尾道市から、瀬戸内海に浮かぶ向島、因島、生口島、大三島、伯方島、大島の芸予諸島を経由して、愛媛県の今治市まで自転車で横断できます。

「船に乗るより潮に乗れ」瀬戸内海最大の難所

【日本遺産 村上海賊】海の難所は「船に乗るより潮に乗れ」
今でこそ日本で初めての海峡を横断可能な自転車道ができましたが、歴史を紐解けば交通手段は水路のみ。穏やかに見える海は船を進めると、潮の干満による激しい潮流が襲いかかり、船乗りを悩ませる「海の難所」でした。

なかでも、能島の周囲は最大10ノット(時速約18km)にもなる潮流が渦巻き、時には船を呑み込んでしまうほど。この地の漁師たちは「船に乗るより潮に乗れ」と語り継ぎました。

瀬戸内海の覇者「村上海賊」

“日本最大の海賊”村上海賊 3分ver/ Murakami KAIZOKU
xhttps://youtu.be/5Tb3qA4_lHI

航路の安全を守るには、海を知り、潮を読み、複雑な地形を知り尽くす知恵が必要でした。南北朝時代(1336年から約60年間)に姿を現したのが、戦国時代に「海の大名」と呼ばれ、海原を自在に駆けめぐった村上海賊。

マルチな才能の村上海賊

「海賊」というと、略奪行為をする海の悪者というイメージがありますが、村上海賊は海の安全保障者としての名声を得ました。その他にもこんな才能があったのです。海賊のイメージとはまったく違いますね。

1.島々を物流の基地として、国内外を産地とする高級な陶磁器などの流通に携わる商人の顔。
2.名だたる大名たちも顔負けの優雅さで、香や茶や連歌をたしなむ文化人の顔。
3.瀬戸内海で獲れる新鮮な魚介類を扱う漁業者。

因島、能島、来島で同じ村上姓を名乗った三家はそれぞれ海城を築き、因島村上氏は本州側の航路、能島村上氏は中央の最短航路、来島村上氏は四国側の航路を押さえ、海の関所として瀬戸内海の東西交通を支配。「過所船旗(かしょせんき)」と呼ばれる通行許可証と水先案内によって他の海賊や航路の難所から船を守り、対価として通行料を徴収していたそうです。

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