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氷点下30度以下! 岡田准一も驚いたサバイバル登山

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氷点下30度以下! 岡田准一も驚いたサバイバル登山
J-WAVE日曜深夜の番組「GROWING REED」(ナビゲーター:岡田准一)。6月25日(日)のオンエアでは、登山家の横山勝丘さんをゲストにお迎えしました。

横山さんは20年ものキャリアの中で国内外の山を登り、世界でも注目を集めるアルパインクライマーの1人。登山の中でも最も難易度が高く危険を伴うアルパインで、横山さんは美しさとオリジナリティを追求されています。そんな横山さんがもつ「登山の美学」に迫りました。

実は岡田は以前、アイスクライミングを横山さんに教わったことがあるそうですが、その時に衝撃を受けたそう。

岡田:その時に、手がもうボロボロで、傷だらけの男がやって来て…(笑)。
横山:あの時は多分人生でも一番ボロボロの時でした(笑)。
岡田:そのまま登るの!? と驚きましたね(笑)。

岩を登っていると手をケガすることはよくあるそうですが、相当過酷な登山を経験されているのですね。

さて、アルパインクライミングとは山の登り方の1つなのですが、具体的にはどういう登り方なのでしょうか?

「登り方というよりは、行く場所ですね。アルパインって、要は“山の中”で、ただ歩いて登るんじゃなくて、それをクライミング、傾斜の強いところを登る。だから登り方というよりは場所を表す言葉かな」(横山さん、以下同)

例えば、ヒマラヤ、アラスカ、パタゴニアなど人里離れた険しい山で行うクライミングの総称がアルパインクライミングなのだそうです。ゴールが山頂というのは他の登山と同じなのですが、「どこから山頂を目指すのか」「どういうスタイルで登るのか」という部分に価値を見出すのがアルパインクライミングで重要なことだと、横山さんはおっしゃいます。

横山さんは、2010年にカナダ最高峰のマウント・ローガン南東壁を世界で初めて登頂。その功績により、“登山界のアカデミー賞”と呼ばれるピオレドール賞を受賞しました。

「マウント・ローガン南東壁っていうのは、ものすごい巨大な壁で、その壁自体は標高差2500m。山頂まで入れると標高差3300mになります。横も数kmに広がっているので、ものすごい大きな壁で」

ローガンという場所は特殊な場所で、海から近いために気候が変わりやすく、ものすごく雪が降るそう。そして北極圏にあるためものすごく寒い。さらにはベースキャンプが一番近い町から100km以上離れていて、周りには誰もいない、という厳しい環境。「僕らはそこにセスナで入るんですけど、セスナがいなくなってしまうと、周囲数10kmに誰もいないんですよ」とおっしゃいます。

そこから5、6kmほど歩いた場所から岩壁が始まるのですが、そこまでに辿り着くのも難しいそう。そこに厳しい条件がプラスされるのですが、横山さんたちが行っている1ヶ月間の半分以上は天気が悪かったそうで、本当にアタックできるのか不安になったと振り返ります。

そんな中で、天気の良い周期を狙ってスタートしたのですが、その間もずっと天候が悪化する不安を抱えていたと言います。壁を登り切るのに3日間、次の日に頂上を踏んで反対側から降りたのですが、それで1日。その後、反対側の氷河を30kmほど歩いて、ベースキャンプにようやく戻ったそうです。

その過程を横山さんは“サバイバル”とおっしゃいます。登山中は寝るのも崖の上。雪が溜まっているところをピッケルで削り、スペースを作ってテントを張るのですが、場所によってはテントを張るスペースすらないこともあるようです。

マイナス30度以下にもなったある夜。氷が硬く、削ってもまともに座れるスペースも作れなかったと横山さん。でももう日が暮れる寸前で休まないといけない…。そこでどうしたかというと…

「ロープをハンモック状に編んで、そのロープを壁にぶら下げて、その上にテントを張って。そうは言っても当然、平らにはならないので、中で斜めになりながら(笑)」

ちなみに横山さんたちが持って行く寝袋は、0度までしか耐えられないものだそう。「重いのでとてもじゃないけど、あったかい寝袋を持って行く気にはならない」と言う横山さん。これには、岡田も「考えられない! マイナス30度で?」と衝撃を受けていました。

そんな過酷な中でも、登山中は天候に恵まれたこともあり、無事に帰還した横山さん。体験した人にしか語れない、とても貴重なお話がたくさん聴けたオンエアとなりました。

【番組情報】
番組名:「GROWING REED」
放送日時:毎週日曜 24時−25時
オフィシャルサイト: http://www.j-wave.co.jp/original/growingreed/

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