搭乗券もモバイル端末も不要!顔パスで搭乗できる新サービスをJetBlueが試行
米国、メキシコ、カリブ海諸国など100都市以上で1日あたり約1,000便を運航し、年間3,800万人が利用している。
また、ジェットブルー航空は、空港スタッフを介さずに受託手荷物を預けることができるセルフ式手荷物受託システムを一部の空港に導入するなど、搭乗手続の効率化にも積極的に取り組んでいる。
・生体認証と顔認識技術により“顔パス”で飛行機に搭乗
ジェットブルー航空は、米税関国境取締局(CBP)とスイスのITベンダー「SITA」との提携のもと、生体認証と顔認識技術によるセルフ式の搭乗システムを試験導入することを明らかにした。この新システムは、搭乗ゲートにある専用カメラで自動撮影した乗客の顔画像と、米税関国境取締局のデータベースに保存されているパスポートやビザなどの画像とを照合する仕組み。
乗客は、紙ベースの搭乗券やモバイル端末用チケットを必要とせず、カメラに向かってしばらく静止するだけで、スムーズに搭乗できるというわけだ。
2017年6月からの試験導入では、ボストン・ローガン国際空港から西インド諸島アルバへのフライトを対象とし、対象路線の搭乗客は、事前の申込や登録の必要がなく、この新システムを利用できる。
・航空業界で生体認証の活用が広がる
KLMオランダ航空が2017年2月、顔認証による搭乗サービスの実験を開始したほか、デルタ航空でも受託手荷物や搭乗の手続に指紋認証を活用しはじめている。
ジェットブルー航空は、セキュリティーを強化しながら、搭乗プロセスをより速く、スムーズにするべく、生体認証と顔認識という複数の技術を組み合わせている点が特徴といえるだろう。
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