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“大きな成果”を出す人は、やっぱり「お願い上手」

コミュニケーション総合研究所代表理事の松橋良紀さん。そんな松橋さんに「コミュニケーションの極意」についてお話しいただくこのコーナー。第18回目は「上手なお願いの仕方」についてです。f:id:k_kushida:20170531162825j:plain

あなたは人に頼むのが得意ですか?人に物事をお願いするのはスムーズにできますか?

「ビジネスでうまくいく秘訣を、ひとつ教えてください」と聞かれたら、「人に頼みごとやお願いをするのがうまいこと」と答えたいくらい、頼み方やお願いできる能力は重要です。

人に頼めない人、お願いするのが苦手な人は、人生で大きな損失をしていきます。

では、なぜ人に頼めないのでしょうか?

頼むことで、相手に迷惑がかかるし、嫌われてしまうと思ってしまうのでしょう。また、人に頼ることは、「自分には能力がない人間だ」と思われてしまうという怖れもあります。そういった怖れがベースにあると、人には物事を頼むということができません。なぜなら、「自分は人に比べて優秀だ」というアピールをするためには、他人の力を借りてしまったら台無しですから。

常に、自力だけで結果を出すことに執着しがちです。

こういった人ほど、「ろくな人材がいない」と嘆きます。

職人気質を発揮して、専門性を磨き上げるのはいいのですが、部下や後輩に委ねることができない気質なので、いつまでたっても人が育たないということになります。

その一方で、大きな結果を出している人ほど、次のようなことをおっしゃいます。

「いや~、私なんて何もできないですから。周りのみんながよくやってくれて、この大きな成果を出せたんです。ほんとに、みんなに感謝です」

このように、結果を出す人ほど、「自分はできないけど周りに恵まれた」とおっしゃいます。成果を出す人ほど、お願い上手です。

だから、たくさんの協力者に囲まれているのです。

苦手なことは自分でやるな!

人に頼むことは、思いのほかたくさんのメリットがあります。

1つは、仕事の効率や能率がアップし、スピードが上がるということ。

人間ひとりでできる仕事は限られています。どんなに能力があって、頭の良い人間でも、不得意な分野というのはあります。そこを全部ひとりでカバーしようとしたら、どうなるでしょう?とても手間や時間がかかってしまいますね。

私の主な仕事は、文章を書いて、講演をすることです。独立したばかりのときに、自力でホームページを作り始めました。バナーの制作にチャレンジしたことがあります。

画像を組み合わせて、文字を入れて、数週間かけてようやく仕上げたものの、何が悪いのか、とてもダサい感じがして、悩んでました。

そんなときに、デザイナーと打ち合わせをする機会があり、相談したら、「ちょっと待って下さい」といって加工し始めたら、5分もしないうちに、すばらしいものに出来上がりました。

「どうしたら、そういったことをいとも簡単にできるようになるのか?」と尋ねたら、

「美術学校を卒業して、10年くらいやってますから、あたりまえですよ」

このときに決めました。

「自分が苦手なことは、やってはいけない。得意な人に頼むべきだ。苦手なことを克服しようとする時間は、とてもムダなことだ」と。

世の中にはいろんな人間がいます。あなたがとても苦手だと思うことを、すんなりとやり遂げてしまう人はたくさんいます。それなら、自分の得意なことは自分でやる。自分の不得意なことは、得意な人に任せる。

そのほうが、効率よく物事が進みます。

頼られるとうれしい心理

人は、人から頼られると、うれしいものです。なぜなら人は、「人の助けになりたい」というプログラムが組み込まれているからです。

「持っている知識や経験を誰かに伝えたい」

「自分の能力で誰かを助けたい」

そんな欲求を潜在的に持っているのです。

あなたが誰かを頼ってお願いをすることは、相手の承認欲求を満たします。迷惑などころか、相手を喜ばせることにも繋がります。

男性を動かすのがうまい女性は、自分ができる簡単なことでさえも頼みます。

「ねえ、あそこの電球が切れたんだけど、交換してくれる?」

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