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「アイマス」キャラに現実(リアル)で仕事依頼できる 「リアル765プロ」高橋祐馬インタビュー

「リアル765プロ企画」を企画した高橋祐馬氏

 ゲームやアニメで根強いファンを持つ『アイドルマスター』(通称・アイマス)に関連し、「リアル765プロ企画」という取り組みが行われている。これは、『アイマス』の作品中で描かれる「アイドルのお仕事」を、現実の世界でも募集するというもの。わかりやすく言えば、『アイマス』に登場するキャラクターに、AKB48のメンバーやモデルと同じように仕事を依頼できるという試みだ。

 この企画が『アイマス』ファンに知られるようになったのは、同作に登場するキャラクター・我那覇響が、2011年11月、大阪府大阪市にある「あびこ動物病院」のポスターにイメージキャラクターとして採用された一件にある。全国的には決して有名ではない動物病院とのタイアップが公式のものとして実現する珍しさがあったが、それ以上に「動物が好き」という、我那覇響のキャラクター性とマッチした企画ということで、当時この”事件”は、ファンの間で話題となった。

 今回は、「リアル765プロ企画」を企画した株式会社アニプレックスの宣伝プロデューサー・高橋祐馬氏に、企画発案のきっかけから、実例を通して見えてきた『アイマス』の秘密ついて話を聞いた。

■全国の『アイマス』ファンとの化学反応

――まずは、「リアル765プロ企画」が動き出したきっかけを教えてください。

 この企画は2011年の春頃、アニメ『アイマス』の宣伝の一環として生まれたアイデアです。声優さん達の稼働という『アイマス』にとって大きな柱である露出に加えて、個性豊かなそれぞれのキャラクターの活躍を現実でも打ち出し、アニメから『アイマス』を知って下さった方に彼女たちの魅力が伝わるようなものをやりたいと考え、バンダイナムコゲームスさんとアニプレックスとの共同プロジェクトみたいな形でスタートしました。

 この形態は『アイマス』の世界観との違和感がありませんし、全国にいらっしゃる『アイマス』ファン皆さんとの化学反応で、新しい何かが起きたら面白いなと思いました。アニメの情報発信場所である公式HPに依頼窓口を作っておけば、仕事を依頼する側がどこに連絡していいかわからないという事態を防ぐこともできると考えました。

――高橋さんは本企画における「プロデューサー」のような立場だと考えていいですか?

 そうですね、プロデューサーとマネージャーの間くらいの感覚です。これは一緖にやっているバンダイナムコゲームスさんも同様の立ち位置ですね。キャラクターの活動のマネジメント(コーディネート)をしたり、キャラクターを演じる声優さん(=事務所さん)と依頼主との間を取り持ったりしています。

 ただし、あくまで宣伝の一環なので、基本的に弊社はお金をいただいていません。もちろん声優さんが稼働した場合や実費が発生した場合の諸経費はいただいていますが。

■『アイマス』だからこそできた企画

「あびこ動物病院」のポスター

――アニメ『アイマス』の宣伝プロデューサーである高橋さんが、キャラクターや声優さんとの仕事の間を取り持つというのは、不思議な感じがします。

 私も不思議です(笑)。でもそこは『アイマス』ならではですね。『アイマス』の声優さん達はキャラクターへの愛情が凄く深い方ばかりで、「『アイマス』の為ならどんな事でも!」と仰って頂けるからこそ成立した企画だと思います。

 例えば、如月千早役の今井麻美さんに「山口国体のナレーションをしてほしい」という依頼がありました。これは最初「『アイマス』の千早ではなく、今井さん本人への依頼なのでは?」と思い、詳しく依頼者に話をうかがうと「『アイマス』で今井さんを知って、それで好きになった。だからリアル765プロとして依頼したい」との事でした。

 そして今井さんにご相談した所、ご本人もとても喜ばれて、非常にテンション高く挑んで下さった。ともすると「関係がないのでNG」の一言で終わってもおかしくない案件なのですが、こういうのも『アイマス』だからこそなのかなと思います。

――ファンの間で話題になったものでは、我那覇響が「あびこ動物病院」のポスターのモデルになったものや、北海道帯広市の競馬場での「ばんえい十勝」とのコラボレーションがありましたね。

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