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LAを愛する写真家が切り取る、時が止まったような街の風景Clint Woodside × Dan Monick ‘Vineland’

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Dan Monick|no title|2017

LA 在住の写真家、クリント・ウッドサイドとダン・モニクによる写真展「Vineland(ヴァインランド)」が開催。本展は彼等にとって日本で初となる新作展となる。
写真家であり、写真出版レーベル「Deadbeat Club」を運営するクリント・ウッドサイドと、写真だけでなくミュージシャン、ディ レクターとしても活躍するダン・モニク。
彼らは共に作品集を制作したり、呑み語らったりする仲間でありながら、10 年以上もの 年月を共にする盟友でもある。
作品制作にあたり二人が目を向けたロサンゼルス郊外の寂れた街、サンフェルナンド・バレー。その中の一つの通りの名前である 「Vineland(ヴァインランド)」を展示のタイトルとし、幾度となく撮影を重ねてきた。誰もが思い描く LA のイメージとは異 なった、ノスタルジックで哀愁のある何気ない風景、過去の栄光の残り香が漂う悲しげな街並みなど、二人それぞれの目線から切り取られた様々な瞬間。それらは二人にとって特別で、愛おしい情景でありながら、収められた景色の一つ一つが、そこは過去なのか、 思い出なのか、あるいは明るい未来なのか、作品を通して私たちに訴えかけているようにさえ感じる。
場所と人との関係性、 そして時間の流れの在り方についての問いかけに、気付かされるきっかけとなるかもしれない。
本展では、二人が撮り下ろした写真のプリント作品、約20点を発表。会場では、ジンやTシャツなどの限定グッズも販売される。

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Clint Woodside|no title|2017

山々に囲まれた陸の孤島、LA のサンフェルナンドバレー。そこへは驚くほど容易に辿り着けるが、とても離れがたい場所である。かつては未来と希望に満ち溢れていた土地が、今や時が止まってしまったかのよう。他のどこよりも気温が高いのも特徴である。
矛盾と、間違ったアイデンティティに溢れた何の変哲もない場所。この国のどこよりもアメリカンドリームが蔓延り、破滅し、消滅した場所。 特定の生き方を選択したが故に、偶然終わってしまったようにもみえるが、もしかしたら、ただ消え去りたかっただけなのかもしれない。さらなる発展の代償として、完全に放置されてきた場所とも言える。
Clint が今回初めてサンフェルナンドバレーについて調べている一方で、Dan は 10 年以上もそのことに夢中になっていた。似ていながら、そ れぞれに独特の撮影スタイルを持つ2人は、失われた時間や廃墟、無数のストリップモールやドーナツショップ、果てしなく続く大通りなど、様々なことについて幾度も語り合いながら、この壮大で扱いにくく、矛盾した題材に取り掛かった。
この作品は、多くの人々が暮らす土地から孤立してしまった偶像だ。壮大な試みを実現しようとしたこの場所は、いまだスモッグと厳しい太陽が猛威を振るっている。本来の目的を見い出すことができないであろう場所、サンフェルナンドバレーについて話し合う、もはやその行為自体 がエネルギーと美しさを生み出しているのだ。
イメージは決定的ではない。私達のすぐ隣で起こっている事なのに、違う時間を歩んでいるかのように思える。そして、それらのイメージは誰 一人として全く同じものを見てはいない事を捉えている。サンフェルナンドバレーの全てを伝えることは不可能だが、作品は旅の途中で送られ
てきた絵葉書のように、その物語を伝えてくれるだろう。

Clint Woodside|クリント・ウッドサイド
ニューヨーク州 バッファロー出身の写真家。
Let Me Die In My Footsteps(2013)、Build Us A Path(2014)、Undercover Cars(2016) など、これまでに 10 冊以上の写真集をリリースして おり、本国アメリカ以外にもロンドン、スウェーデン、中国、ソウル、オーストラリアなど世界各地で作品、写真集が販売されている。2014 年には Tobin Yelland や Lele Saveri(8ball zine) らと House of Vans のアジアツアーに参加。エド・テンプルトンをはじめ数多くのアーティストに支持 される写真出版レーベル「Deadbeat Club」の創設者、キュレーターとしても活躍している。現在はカリフォルニア州 LA 在住。
http://www.clintwoodside.com
http://www.deadbeatclubpress.com

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