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気がつけば100万円台前半のボルボ V60。でもそれって本当に買っちゃってOKなの?

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▲ちょっと前までは「安いモノでも100万円台後半」というイメージがあったボルボ V60ですが、気がつけばさらにお安く。でもそういう格安中古車って、実際のところどうなんでしょうか?

▲ちょっと前までは「安いモノでも100万円台後半」というイメージがあったボルボ V60ですが、気がつけばさらにお安く。でもそういう格安中古車って、実際のところどうなんでしょうか?

お手頃価格は歓迎だが、ボロすぎるなら意味がない

確かな走りと上質なスカンジナビアン・デザイン、そして数々の先進安全装備により人気を集めているボルボ V60。カーセンサーnetでは昨年6月に「ボルボ V60、ついに100万円台後半へ!」という趣旨の記事を掲載しましたが、V60の中古車相場はその後の約1年でさらなるお手頃化が進行。現在はなんと車両価格80万~140万円付近、つまり「フタケタ万円から100万円台前半」でも十分狙える状況になっています。

「そいつは素晴らしい! じゃ、さっそく買おう!」と思うかもしれませんが、その前にもう一度モロモロを確認しておく必要はあるでしょう。「安くなったのはいいけど、ところでそういったお手頃プライスのV60ってどんなコンディションなの?」ということを把握したいわけです。いくら安くても、もしも乗るに耐えないほどボロかったら意味ないですからね。

ということで、ここでは今現在市場で流通している「車両価格140万円以下のボルボ V60」のグレードや走行距離、ボディカラー、安全装備などを具体的に調査し、果たして買う価値があるのかどうかを仔細に検討していきたいと思います。……しかしその前にほんのちょっとだけ、「ボルボ V60とはそもそもどんな車か?」ということを簡単におさらいさせてください。

ボルボ V60は11年6月に登場し、今なお新車販売が続いている中型のステーションワゴン。クーペを思わせる流麗なフォルムが特徴で、初期モデルのエンジンは1.6L直4直噴ターボと3L直6ターボ。13年8月にはマイナーチェンジを受け、フロントマスクを中心にデザインを少々変更。そして15年途中からは2Lのディーゼルターボが追加され、16年2月からは2L直4直噴ターボ+スーパーチャージャーと1.5L直4直噴ターボの両エンジンも追加されています。で、車両80万~140万円あたりで狙えるのは前期型の1.6L直4直噴ターボ搭載グレードです。

▲ステーションワゴンでありながら、どこかクーペのようなフォルムを備えるボルボ V60。写真は13年7月までの前期型

▲ステーションワゴンでありながら、どこかクーペのようなフォルムを備えるボルボ V60。写真は13年7月までの前期型

約7割の格安物件が「ヒューマンセーフティ」付き

さて、今現在流通している「車両140万円以下のボルボ V60」とは果たしてどんな諸条件を備えている中古車なのでしょうか? まず年式ですが、5月上旬現在、この価格帯で狙えるV60は最初期にあたる11年式、そして12年式です。13年式以降は(今のところ)この価格帯では狙えません。つまり探せるのは5~6年落ちの中古車ということですね。本稿執筆日現在、全国で24台ある同価格帯のV60のうち11台が11年式で、13台が12年式となっています。

グレードは24台中23台、つまりほとんどが「DRIVe」で、これは最初期のベースグレードです。しかしベースグレードとはいえ先進的な直噴ターボエンジンと6速DCT(ツインクラッチ式変速器)を採用している車ですので、能力的な不足を感じる人は少ないでしょう。

で、ボルボといえば「安全装備」が売りの一つですが、初期のV60には「ヒューマンセーフティ」という運転支援システムが採用されていました。これはレーダーとカメラを使った歩行者検知機能やアクティブ クルーズ コントロール、車線逸脱警告機能、斜め後方の車両接近を警告する「BLIS(ブリス=ブラインド スポット インフォメーション システム)」などがセットになったものです。が、ヒューマンセーフティが標準装備だったのは「T6 AWD Rデザイン」という当時の最上級グレードだけで、他のグレードでは「セーフティパッケージ」という25万円のパッケージオプションに含まれていたのです。

では、ということでセーフティパッケージの有無を調べてみますと、5月上旬現在で24台流通している車両140万円以下のボルボ V60のうち、16台がセーフティパッケージ付き。装着率は67%になる計算で、新車購入時の装着率が約70%だったと聞いていますので、ほぼそのとおりの比率になっていますね。

▲「セーフティパッケージ」は、ヒューマンセーフティと全車速追従機能付きACC(アクティブ クルーズ コントロール)、車線逸脱警告機能、斜め後方の車両接近を警告する「BLIS(ブリス=ブラインド スポット インフォメーション システム)」などがセットになっています

▲「セーフティパッケージ」は、ヒューマンセーフティと全車速追従機能付きACC(アクティブ クルーズ コントロール)、車線逸脱警告機能、斜め後方の車両接近を警告する「BLIS(ブリス=ブラインド スポット インフォメーション システム)」などがセットになっています

▲「ヒューマンセーフティ」は高性能なミリ波レーダーに加え、物体の種別を特定するデジタルカメラをフロントウインドウ部に設置。画像処理により、身長80cm以上の歩行者を検知します

▲「ヒューマンセーフティ」は高性能なミリ波レーダーに加え、物体の種別を特定するデジタルカメラをフロントウインドウ部に設置。画像処理により、身長80cm以上の歩行者を検知します

走行距離も妥当といえば妥当な水準

車両価格140万円以下で狙えるボルボ V60の、正直気になる「走行距離」と、距離ごとの平均価格は以下のとおりです。

・1万km以下:0台(平均――円)

・1万~2万km:2台(平均128.9万円)

・2万~3万km:1台(平均128.7万円)

・3万~4万km:2台(平均128.9万円)

・4万~5万km:5台(平均128.3万円)

・5万~6万km:3台(平均128.6万円)

・6万~7万km:2台(平均121.5万円)

・7万~8万km:5台(平均116.1万円)

・8万~9万km:1台(平均94.0円)

・9万~10万km:0台(平均――万円)

・10万km以上:3台(平均86.4万円)

前述のとおりすべて11~12年式ですので、5~6年落ちとなる中古車です。年間1万km走るとすると走行5万~6万kmの中古車が多そうな気もしますが、実際はそれよりちょい少ない「3万~5万km」と、ちょい多めの「7万~8万km」がボリュームゾーンです。中古車のコンディションというのは走行距離の多寡だけで決まるものではありませんが、このぐらいの走行距離であれば許容範囲と考える人は多そうですし、客観的に見ても「まだまだイケるのでは?」と思える数字です。

▲「フローティングセンタースタック」を中心とするボルボらしいデザインのインテリア。表面の仕上げもかなりのもので、それまでのボルボ車と比べると内装の質感は大幅に向上しています

▲「フローティングセンタースタック」を中心とするボルボらしいデザインのインテリア。表面の仕上げもかなりのもので、それまでのボルボ車と比べると内装の質感は大幅に向上しています

いまいち人気薄な「赤」をあえて選ぶのも賢いかも?

最後に「ボディカラー」を見てみましょう。流通量が多い順に並べると、以下のとおりになります。

・黒系:6台

・赤系:6台(※ワインレッド2台を含む)

・白系:6台

・シルバー系:5台

・ゴールド系:1台

格安価格帯とはいえ、人気の「黒系」「白系」が多いのは評価できるポイントです。しかし、それと同時に「赤系」の多さもかなり目立ちます。筆者は赤い車を好む者ですが、世の中的には赤は不人気色ですので、このあたりもボルボ V60の前期型が全般的に安価である理由の一つかもしれません。ちなみに赤のV60は、低価格な割に走行距離少なめである場合が多い印象があります。

ということで、以上の検討で「その中古車のコンディションがすべてわかる」とは決して言えませんが、少なくとも以下のような「仮説」は立てられるのではないかと思います。それは、

「ボルボ V60の格安物件、ちゃんと探してちゃんと選べば、意外とイケるのかも?」

ということです。あとは下記物件リンクと実際の店頭で、いろいろじっくり検討してみてください。それではまた、機会がありましたらこの手の記事でお会いしましょう!

▲ちなみにV60はシートも絶品。肉厚で、人間の身体をしっかりと、しかしソフトに包み込む感じです。写真のレザーパッケージは25万円のオプション。100万円台前半の物件にも付いている場合はあります

▲ちなみにV60はシートも絶品。肉厚で、人間の身体をしっかりと、しかしソフトに包み込む感じです。写真のレザーパッケージは25万円のオプション。100万円台前半の物件にも付いている場合はあります

【関連リンク】

車両価格140万円以下のボルボ V60をチェックしてみるtext/伊達軍曹

photo/ボルボ

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