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【どうしてこうなった?】蘇る伝説の”ダンサブル”シューティング!?PS4版『弾銃フィーバロン』開発者インタビュー

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本当に、どうしてこんなことになってしまったんだろうか。

筆者は、有限会社M2の久保田ディレクターにPS4版『弾銃フィーバロン』について説明を受けているところだ。なぜか久保田Dはアフロのヅラを被っている。

現場には、M2代表取締役社長でプロデューサーの堀井氏、シューティングゲームブランド『M2 Shot Triggers』シリーズディレクターの長野氏、追加モードのプログラムを手掛けた福井氏、そして『秋葉原BEEP』の駒林店長にも同席いただいている。

非常に奇妙な状況ではあるが、少しずつ詳細をお伝えしていきたいと思う。

隠れる気の無い名作

まずは落ち着いて、『弾銃フィーバロン』のことから始めたい。(『弾銃』は「ダンガン」と読む。)
記事を皆さんは、この作品のことをご存知だろうか?

タイトルから察しのつく通り、このゲームの特徴はズバリ、「フィーバー」。つまり、”ノリの良さ”だ。

70年代ディスコミュージック風のファンキーなBGMに、「YES!!」「FEVER!!」といったボイスが飛び交う。
画面の左上では「サイボーグ兵士」なるキャラクターが常に踊り狂っており、画面の上からもスコアアイテムとしてバラバラと絶え間なく落ちてくる。
ボムを放つとダンサーのシルエットが画面全体を覆う。
ステージクリア毎に、極めてトラボルタ的なグラフィックが現れる、という具合である。

ただし、登場する自機や敵キャラは、最高にカッコ良い超硬派SF的メカなのだ。もう滅茶苦茶だ!どうしてこうなった!

……ということで、これで久保田氏のアフロヘアーについてもご理解いただけたのではないだろうか。このタイトル、とにかく、”ノリの良さ”が重要なのだ。

そんな奇妙なバランス感覚で構成される『フィーバロン』は、弾幕系シューティングを確立させたことで有名な、株式会社ケイブの開発により、1998年にアーケード向けタイトルとしてリリースされた。
上述のフィーバーな演出の為に全くもって地味な印象が無いのだが、これまでに家庭用移植がなかったこともあり、未プレイの方や、ご存知なかったという方も多いのではないだろうか。

フィーバーできること間違い無しなので、是非触れてみてほしい。

19年越しの移植実現。

さて、そんな『弾銃フィーバロン』だが、昨年春に行われたイベント『ケイブ祭りが大運動会 ~汗と涙とブルマ~ 』にて、PS4への移植決定が発表された。
その時も、やはり筆者は現地で「どうしてこうなった?」と考えていた。
イベントのタイトルについてではなく「何故M2は『フィーバロン』を選んだのか」ということだ。
もちろん、既に『フィーバロン』を知っている人には願ってもないパンチの効いた発表であった。
しかし世の中には”踊らないシューティング”が山ほどあるというのに、何でよりにもよって”踊るシューティング”を選んだのだろうか?

心配なのでインタビューしてみた。

ということで、レトロゲームで御馴染みの『秋葉原BEEP』店長 駒林氏と共に、M2へお邪魔させていただいた。

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[写真]「M2の皆さんは甘いものがお好きなんで、十万石饅頭もってきました。」とは店長談。

ここからはインタビューの模様をお届けしたいと思う。

――早速ですが、まずは「何故『フィーバロン』なのか?」というところからお伺いさせていただければと思います。

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