音楽系の大学・専門を卒業したKEYTALKから高校生たちに届ける応援歌 Vol.1

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音楽系の大学・専門を卒業したKEYTALKから高校生たちに届ける応援歌 Vol.1

夢があるから専門分野の学校へ進学したいけど、現実的な道を歩んだほうがいいのか、悩んでいる。

 

そんな人のために、人気急上昇中の4人組ロックバンドKEYTALKからのメッセージ第一弾。

 

メジャーデビュー以来、快進撃を続けて、初の日本武道館ワンマンライブのチケットは即日SOLD OUT!

 

さらに、初の横浜アリーナワンマンライブが発表され、ますます注目を集めているKEYTALK。

 

そんな彼らは、高校~大学時代に出会い、4人全員がそれぞれ音楽系の大学や専門学校で理論を学び、技術を磨いていったという。

 

では、どんな学生時代を過ごしていたのだろう?

 

音楽の道に興味がある高校生は必見!

 

第一弾では、なんのきっかけで楽器と出会い、どんなふうにメンバーを集めて、なぜ音楽系の学校への進学を決意したのか、詳しく聞いてみた。

 

「バンドかっこいい!」きっかけは高校の軽音楽部

 

音楽系の大学・専門を卒業したKEYTALKから 高校生たちに届ける応援歌 Vol.1

左:ギターの小野武正さん   右:ドラムの八木優樹さん

 

KEYTALKは、ギターの小野武正(おの たけまさ)さんとドラムの八木優樹(やぎ ゆうき)さんが埼玉県・西武台高等学校の軽音楽部で出会ったことから始まった。

 

「体験入部で楽器を触らせてもらったんですけど、そのときにギターを弾いていた武正くんの態度がデカすぎて、上級生かと思いました(笑)」(八木さん)

 

「中学2年のときからアコースティックギターを始めて、エレキギターも弾いていたので、軽音楽部のある高校を選んだんです。

 

かなり軽音楽部に力を入れている学校だと聞いていたので、楽しみに入学しましたね」(小野さん)

 

「ぼくは、最初、部活に入るつもりがなかったけど、クラスメイトに誘われて軽音楽部の新入生歓迎コンサートを観たら、『バンドかっこいい!』って思ったんです。

 

それで自分もやってみたくなって入部しました。最初はギターをやろうかなと考えていましたが、ちょっと難しくて…。

 

ドラムは叩くだけで音が出たので(笑)」(八木さん)

 

音楽系の大学・専門を卒業したKEYTALKから 高校生たちに届ける応援歌 Vol.1

左:ギターの小野武正さん   右:ドラムの八木優樹さん

 

スタートは対照的な小野さんと八木さんだったが、一緒に演奏したり、話をしてみると気が合ったという。

 

部活以外でも2人で貸しスタジオでASIAN KUNG-FU GENERATIONなどのコピーをして練習。

 

さらに軽音楽部の同級生2人を誘って、KEYTALKの前身であるrealというバンドを結成した。

 

初心者だった八木さんは、早く上手くなりたくて、高校1年の秋から音楽教室でドラムを習い始め、小野さんも同じ教室に通った。

 

「ぼくと八木くんは、どんどん上達していったのですが、他のメンバーとはバンド活動に対する意識の差みたいなものが出てきてしまって……。

 

高校2年になるころ、『オレら、そんなガチじゃないから軽音楽部だけにするわ』と2人ともバンドを抜けてしまったんです」(小野さん)

 

お互いに「スゴイな」と認め合って3ピースがそろった

 

音楽系の大学・専門を卒業したKEYTALKから 高校生たちに届ける応援歌 Vol.1

左:ボーカル&ベースの首藤義勝さん   右:ボーカル&ギターの寺中友将さん

 

それでも、メンバー募集をしながら地元のライブハウスに出演していた小野さんと八木さん。

 

高校2年の夏、ライブで共演したことがきっかけで、埼玉県立所沢高等学校に通っていた同級生のボーカル&ベースの首藤義勝(しゅとう よしかつ)さんと知り合った。

 

「そのとき、義勝くんのベースプレイがすさまじくて、圧倒されましたね」(小野さん)

 

メンバー全員の演奏テクニックには定評があるKEYTALKだが、首藤さんのベースは独学にも関わらず、すでに高校時代にその片鱗を見せていたようだ。

 

「ぼくは、中学生のときにベースを始めました。

 

最初はギターにも挑戦したんですけど、教則本にあった『ちょうちょ、ちょうちょ』が一生かかっても弾けないんじゃないかってくらい難しくて(笑)。

 

あきらめてベースにしたんです」(首藤さん)

 

中学校では野球部だった首藤さん。

 

友達同士でコピーバンドを始めて、高校で軽音楽部に入り、地元のライブハウスにも出演するようになった。

 

しかし、高校2年の夏にrealと首藤さんのバンドが共演して3人が出会ったものの、その後1年くらいは一度も会う機会がなかったそう。

 

「お互いの活動はインターネットでチェックしていて、東京都内のライブハウスにも出演していた義勝くんはスゴイな、って思っていました」(小野さん)

 

一方、高校3年になっても、realのメンバーはみつからないまま。それでも、軽音楽部の先輩にサポートしてもらうなどしてライブ活動を続けていた。

 

「共演後、何回かメールで連絡を取っていたら、高校生活ラスト数カ月となった12月、ライブに義勝くんが来てくれたんです。

 

そのときに『ベースを探してるんだよね』と話したら、『じゃあ、オレやるよ』って言ってくれて」(小野さん)

 

「ライブを観て、『かっこいい! 自分と同級生で、こんなに上手な人たちがいるんだ』と思ったんです。

 

でも、今だったら『オレをメンバーに入れてください』なんて、自分からは言えませんけどね、性格的に。

 

当時は人格が違ったんだな(笑)」(首藤さん)

 

小野さんと八木さんの演奏に、何かを感じ取ったのだろうか。

 

他のメンバーたちが「うん、絶対に言わないよね」と口をそろえるほど意外だった首藤さんの運命のひとことで、ようやく3ピースがそろった。

 

「やっぱりギターを弾きたい」と上京して音楽大学へ進学

 

音楽系の大学・専門を卒業したKEYTALKから 高校生たちに届ける応援歌 Vol.1

左:ボーカル&ベースの首藤義勝さん   右:ボーカル&ギターの寺中友将さん

 

一方、熊本県の九州学院高等学校に通っていたボーカル&ギターの寺中友将(てらなか ともまさ)さん(通称:巨匠)。

 

高校時代はボクシング部に所属していて、インターハイに出場するほどの実力だった。

 

アコースティックギターを始めたのは小学校5年生で、大好きなゆずのコピーをして毎日のように弾いていました。中学校では吹奏楽部に入ってコントラバスを担当。

 

でも、高校でボクシング部に入ってからは、ほとんど楽器に触らなくなったんです」(寺中さん)

 

高校の学校祭のときに即席バンドを組んで演奏したくらいで、音楽活動はまったくやっていなかったそう。

 

「家でもギターに触らなくなってしまって……。

 

たまに弾くのは、女の子が遊びに来たときくらいでしたね(笑)」(寺中さん)

 

高校3年で進学先を考えたとき、ボクシングで大学への推薦入学の話がきて悩んだという。

 

「大学で4年間もボクシングをやるのはキツイかなって……。

 

だったらどうしようって考えたとき、やっぱりギターを弾きたいと思ったんです」(寺中さん)

 

音楽系の学校へ進学しようと決心して、再びギターを弾き、いろいろな音楽大学の過去問題集を取り寄せたりして勉強を始めた。

 

「どうせやるんなら上京しないと、って勝手に思っていましたね。音楽でメシを食っていくとか、そこまで考えていたわけじゃないんですけど、若いときに後先考えずに田舎から出ていくのがいいんじゃないかと」(寺中さん)

 

昭和音楽大学・音楽芸術表現学科・サウンドプロデュースコースに入学したことで、小野さんと出会った寺中さん。

 

この決心がKEYTALK結成の最後の1ピースへとつながっていったのだ。

 

楽しかったから、うまくなりたかったから、音楽大学へ

 

小野さんは、寺中さんと同じ大学の同じコースへ入学。

 

「プロになろうとか、強い意志があったようには覚えていないんですけど、なんか楽しかったし、上達していくのがうれしかった。

 

曲を作ると、もっとかっこいい曲を作りたいなって欲がでてきたり、思うがままにって感じで音楽大学へ進みました。

 

クラシックだけじゃなく、ポピュラー系のコースもあると知り、だったら学びたいなと、自然の流れでしたね」(小野さん)

 

八木さんも、同じような気持ちで、尚美学園大学・音楽表現学科・ポップス&ジャズコースに入学した。

 

「ドラム以外、あんまりやりたくないなと考えていたんです。勉強も嫌いだったし(笑)。

 

音楽大学だったら練習室とか使えていいなとか単純に思ってましたね」(八木さん)

 

小野さんと八木さんが通っていた音楽教室で、受験対策の音楽理論なども学べたのだそう。

 

高校時代からライブ活動をしていたrealだが、10代でデビューするバンドもいるなか、進学せずにバンド活動に専念するという考え方はなかったのだろうか?

 

「大学へ進んだのは、正直、猶予期間が欲しかったという理由もあります。アルバイトをしながらバンド活動をする気にはならなかったですね。

 

ぼくの父親は、音楽とは無縁の大学の教授ですが、『これからは手に職だ』と音楽の道へ進むことに賛成してくれたのが大きかったと思います」(小野さん)

 

一方、首藤さんは、日本工学院ミュージックカレッジ・音響芸術科で、レコーディングエンジニア専攻の道へ進んだ。

 

「実は、これといって強い理由があったわけではないのですが、裏方の技術を勉強したいと思って専門学校を選びました。

 

バンド活動は続けたいけれど、演奏を人に習う必要性を感じていなかったので、だったら、学校でしか学べないレコーディング技術の勉強をしたいなって思ったんです」(首藤さん)

 

音楽系の大学・専門を卒業したKEYTALKから 高校生たちに届ける応援歌 Vol.1

 

進学した理由は少しずつ違っていたものの、

 

「とにかくメジャーデビューするんだ!」

 

そんな確固たる信念というよりは、

 

「大好きな音楽をやりたい」という純粋な気持ちから、大学や専門学校へ入学した4人だった。

 

-第二弾へ続く

 

KEYTALK

2009年に小野武正(ギター)、首藤義勝(ボーカル&ベース)、寺中友将(ボーカル&ギター)、八木優樹(ドラム&コーラス)で結成。

2013年メジャーデビュー。

2015年にはキャリア初となる日本武道館ワンマンライブを開催。

 

音楽系の大学・専門を卒業したKEYTALKから 高校生たちに届ける応援歌 Vol.1

 

2017年3月15日に待望の4thアルバム『PARADISE』を発売。

4月から全国ライブツアー「KEYTALK爆裂疾風ツアー2017~みんなの街でパラリラパパパラダイス~」、9月10日には初の横浜アリーナワンマンライブを開催。

http://keytalkweb.com/

投稿音楽系の大学・専門を卒業したKEYTALKから高校生たちに届ける応援歌 Vol.1はスタディサプリ進路/進路や高校生に関するニュース&コラムを配信の最初に登場しました。

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