何故Twitterで犯罪自慢をしてしまうか 「匿名だと思っている」「ITリテラシーの低い」
Twitterで日々起きている犯罪自慢やその他ウッカリした発言による炎上。もうこれ以上のことは起きないだろと思いながらも、次から次へと起きており驚くばかりだ。これを発見する方も凄いが、そもそもTwitterで何故毎日の様に炎上が起きてしまうのか?
以下に考えられる要素を挙げてみた。
・匿名だと思っている …… Twitterに書いた内容は匿名での書き込みとなると思っている可能性がある。しかも最近のTwitter登録者は本名、もしくはそれに近い名前で登録している場合をよく見かけるし、プロフィールに会社名や所属学校まで記載している人が多い。
・Twitter上のツイートの行き先や公開範囲を理解していない …… 誰に見られていて誰から見れないのか。非公開にしない限り基本的に誰からも見れるのだが、フォロワーは更にその情報が流れてくることになる。
・気軽に投稿できるから …… これが致命的な理由なのかもしれない。何かあったら即座にツイート。それが決定的な炎上要素となったりするのだ。先日電車の中で禿げた男性を盗撮しそのままその場でツイートした女性が居たが、まさにこのケースだろう。親しい友だちにだけ見せるつもりでネット全体に公開してしまい、問題となる。
・ITリテラシーの低い人が利用(発信)しているから …… 一般の人が2chの炎上マーケティングと個人特定の恐ろしさを知らないのは当然のことだろう。しかしITリテラシーが低いにしても発言して良い内容といけない内容は別だと思うが。そこの区別すらつかない人がTwitterを使っているようだ。なぜそれを理解せずにユーザー登録ができてしまっているのかは不明だ。
・自慢したい、自己主張したい …… ツイートして誰かに自慢したい。そんな時に便利なツールではあるが、自慢の内容が犯罪だったりすると大変。まして未成年の飲酒や100円ショップでの盗撮などをツイートして自己主張って。
・大勢が見ていないと思っている …… これも上記の「匿名だと思っている」に近いが、フォローやフォロワー関係しか見ていないと勘違いしているケースだ。しかしながらそれ以上の人も、自分のツイートを見ることができてしまうのがTwitter(非公開設定は別)なのである。
・逆に大勢が見ているからそれを知らせたかった …… 上記の「自慢したい、自己主張したい」に近いものがある。犯罪と知っていながら、悪いことと知っていながら、つい炎上してしまう要素を発言。もちろん多くの人に見て貰い多くの反応が欲しいためだ。ドMだろうか。
・炎上要素のある話題に自ら首を突っ込む …… ネット上で揉めている炎上要素のある話題があったとしよう。そこに自ら首を突っ込み下手な発言をしたら標的にされるのは目に見えている。そういう炎上要素の話題は避けて通った方が良い。
・犯罪だと思っていない …… そもそも悪いと思ってない。
・バカだから …… Twitter使わない方が良い。
これらがTwitter=バカ発見器と言われるようになった要素の数々だろう。今はTwitterばかりで炎上を繰り返しているが、過去はブログだったりSNSだったりと炎上場所は変わってきている。炎上する理由は似たようなもので匿名だと勘違いしていたり、日記が全公開になっていたり、ITリテラシーの低さだったりと、特に変わりはないが、要するに不慣れな初心者が集まるところは炎上しやすいということだ。こういったネットでの炎上を避けるために、東京大学ではかつて注意喚起を呼びかけていたこともある(カンニング事件直後)。もうこういうITリテラシーは中学生の頃に叩き込んだ方が良いだろう。
もちろん炎上はTwitterだけでなく、facebookでも起こる可能性は十分にある。気をつけて使えば便利なツールなのだが……ってTwitterやfacebookを気をつけて使わなくちゃいけないのか。それはなんだか疲れるなぁ……。
東京大学が『Twitter』の書き込みに対して学生に注意喚起「慎重に考えて責任を持って行動して」
※この記事は、ガジェ通ゴールドラッシュの「ソル」が執筆しました。[リンク]
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