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『HALLOWEEN PARTY 2016』幕張2日目も、HYDE大暴れ!

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10月29日(土)、VAMPSが主宰する『HALLOWEEN PARTY 2016』の幕張メッセ3DAYSの2日目公演が開催された。

17時、「皆さん、元気に死んでますか? 匂うな…まさか、この中に人間は潜り込んでないだろうな?」と脅すアナウンスがHYDEの声で流れると、本格的な仮装姿の観客たちでひしめく会場の空気が変わる。落雷のような轟音が鳴り響いた後、「まずは最初にDAIGOモンスター。心の準備はいいかな? WELCOME TO THE HALLOWEEN PARTY!」と開幕が告げられた。

小学生の男の子がアリーナ中央のランウェイに登場し、「好きな音楽はL’Arc~en~CielさんとVAMPSさん、好きなタレントはメンタリストのDaiGoさん」と自己紹介。来年から小学生になるのを不安に思っている、と明かすと、天使の羽根を背にしたDAIGOがメインステージに登場。「大丈夫だよ」と語り掛けてランドセルを男の子に背負わせ、小学生ダンサーたちと共にダンス…といった、自身出演CMの完全再現で笑わせた。そのまま「BUTTERFLY」へと突入し、子どもたちと入れ替わりで男性ダンサーたちが登場、激しいデジタルビートで攻めていく。「俺がD.A.I.G.O、ヴォーカリストのDAIGOです!」と挨拶すると、ステージに送り出してくれたHYDEが両手を広げてポーズを取った様子を再現。「僕よりもホントの天使がそこにいました(笑)」と評すると大きな歓声が起きた。ハードなロックナンバー「無限∞REBIRTH」では「声出せ!」と荒々しく煽り、トーク時の柔和さとのギャップを見せた。前夜に「ピアノとか静かな感じで聴くDAIGOの声もいいよね」(HYDE)と褒められたそうで、「これで30年は歌手頑張れるなって」とDAIGOはうれしそうな様子。ピアノ伴奏で「LOVE LOVE LOVE」(DREAMS COME TRUE)を桑田佳祐、Chara、福山雅治などの

歌真似(物真似含む)で歌い繋ぐコーナーでは爆笑の渦。ラストはHYDEの歌唱法を忠実に再現しつつも愛情たっぷりに熱唱し、大拍手と笑いを巻き起こした。ラストは自身の結婚披露宴で歌ったのをきっかけにリリースされたラブバラード「K S K」を丁寧に歌唱、しっとりと締め括った。

転換時間には、『HALLOWEEN COLLECTION 2016』と題した参加者の仮装ファッションショーが開催。事前のエントリー写真をVAMPSのメンバーが審査して選ばれた観客がランウェイを練り歩くお馴染みのコーナーだが、4歳の男の子によるTHE JOLLY ROGERや親子三代による『貞子』など、アイディアの幅が無尽蔵に広がっているのが観ていて楽しい。HALLOWEEN JUNKY ORCHESTRAからYUKI(Rayflower、DUSTAR-3)と明希(シド)が登場し、ランウェイを闊歩して観客に手を振り沸かせる場面もあった。

そして、2番目のアクトとして登場したのは、オリエンタルラジオを中心として結成され今年大きな話題を呼んだダンス・ボーカルグループ、RADIO FISH。「GOLDEN TOWER」「NKT34 」とエッジの立ったダンス曲を畳み掛ける。SHAMAN(藤森慎吾)は歯切れよくラップを歌い、足並みのビシッと揃った群舞の中心で白スーツがひときわ眩しいのは御神体(中田敦彦)である。「学生の頃からHYDEさんのことをすごく尊敬しておりまして…。お声が掛かった時は夢かと思いました!」と中田。仮装のコンセプトは『ジョジョの奇妙な冒険』だそうで、中田が扮したのは第四部の殺人鬼・吉良吉影、藤森は第五部のナランチャ。主人公ではない個性派キャラクターたちに扮し、衣装はすべて手作りで自前だと明かした。観客の仮装の本気度にも驚いた様子で、「DIY集団だよね!」と評した中田。ジャスティン・ビーバーがピコ太郎を褒めたのが悔しくて、藤森がジャスティンのインスタグラムに毎日「いいね!」している、と中田がバラし、笑いを誘うと、大ヒット曲「PERFECT HUMAN」を最後に披露、最後は御神体が持ち上げられるポーズで幕切れ。一糸乱れぬダンスとハリのある声、ダイナミックなステージングを見せた。

続いて、インターネット上のSHOWROOMというサイトの動画投稿コンテスト「THE ROAD TO THE HALLOWEEN PARTY 2016 幕張」の投票で2位となり、出演の権利を手にした茉莉花がセンターに登壇。かぼちゃを思い起こさせるオレンジのボリューム感あるドレス姿で、この日配信リリースされた「ありがとう ごめんね」など3曲を堂々と歌唱した。

終始笑いが絶えなかったのは、氣志團の“ちぇるちぇる團”に扮したステージパフォーマンス。りゅうちぇるの仮装で、色とりどりのオリジナルトレーナーに身を包んだ5人。代表曲「One Night Carnival」では決め台詞を「行こうぜ、ちぇるちぇるランドの向こうへ!」(綾小路 翔)と置き換えて笑わせた。リーゼント、サングラス、学ランというヤンキー姿とは真逆のファンシーないでたちで、「恋人」を歌い踊り、「あんまり受け入れられてないって、皆の表情で分かって来た」と自虐。「ワシだって、綺麗に生まれてればハーレイクインやりたいわい(泣)!」と叫んで笑わせる。月9ドラマの主題歌ともなった「喧嘩上等」を続けて披露したが、「やだ、ペコちゃん。思ったよりウケてない。これ、僕たちの二番目に売れたシングルだよ? 知らない!?」とのくだりから、「アレンジが古い!」と自ら断罪。「喧嘩上等2016!」とコールすると、ゴールデンボンバーの「女々しくて」のリズムトラックと強引にドッキングさせたような、題して「雄々しくて」を披露、大いに会場を沸かせた。最後はHYDEが中島美嘉に提供した大ヒット曲「GLAMOROUS SKY」をランウェイを歩きながら披露。ペコちゃんに扮したダンサーに盛り立てられながら歌い上げてフィニッシュ。曲間の繋ぎもMCも、隅々までエンターテイナー魂に溢れた、氣志團流パーティーロックを味わえる愉快な時間だった。

ほどなくして、4人組ガールズバンドSilent Sirenが、SPECIAL PERFOMERとしてメインステージ右横のSPECIAL ACT STAGEに登場。『ズートピア』を仮装テーマに、すぅ(Vo&G)は大きな耳のウサギ、ひなんちゅ(Dr)はヒョウの婦警、ゆかるん(Key)はヒツジの副市長、あいにゃん(Ba)はキツネの男の子、とキュートな姿を披露。「八月の夜」で幕開け、ゆかるんが「DJ YUKAKOO」としてDJを務め、「みんなで踊るぞ~!」とメンバー全員がモンキーダンスで盛り上げる「DanceMusiQ」、振り付けを観客にレクチャーし会場のみんなで楽しんだ「チェリボム」。ハイトーンの甘い歌声とポップなメロディーラインに反して、リズム隊はドッシリとビートを刻み心地よいアンサンブルを聞かせた。

19時15分、いよいよ登場したのは主宰者VAMPS。「スターウォーズのテーマ」が鳴り響く中、カイロ・レンに扮したARIMATSU(Dr)、ダース・シディアスに扮したJIN(Key)がライトセーバーを振り回し闘っていると、2人の真ん中を割るようにダース・モールに扮したK.A.Zが登場。3人での激しい格闘に。すると、「ダースベイダーのテーマ」に乗せて、30機以上と見られるストームトルーパーの隊列を従えてダースベイターに扮したJu-ken(Ba)が客席通路を練り歩いて来る。メインステージの幕が上がって、スモークの中から現れたのは、巨大な黒い椅子に鎮座するアミダラ女王に扮したHYDE。大きく聳え立つ黒い角のような頭飾りと、赤い着物風ドレスをまとい、唇は深紅に、頬にも赤い点が施され、得も言われぬオリエンタルムードを醸し出している。そこへ重厚な「DAMNED」のイントロが唐突にかぶさって、魔物に乗り移られたようなすさまじい歌声を響かせていくHYDE。最後、後光のような眩いライティングの中、大きく両腕を広げて最後のフレーズを歌い切ると、「HALLOWEEN PARTY ‐DEATH METAL‐」が間髪入れずスタート。椅子から立ち上がりランウェイを歩いてセンターへと向かっていく。威厳に満ちて淑やかな女帝がハードなデスボイスを響かせている様子が印象的で、一見ミスマッチのようだが、HYDEに宿るロック魂が浮き彫りになっているように思えた。

「元気に死んでんのか? はっちゃけ足んねぇのか? やれんのか? Are you fuckin ready!?」(HYDE)と煽ると、拡声器を手に最新曲「INSIDE OF ME」へ。青白く、赤く色を変えながら噴出する炎が内なる情熱を表現しているような、圧巻のステージ。K.A.Zのフードの下の顔は真っ赤に塗られ、ツノが生えていたり、Ju-kenがスキンヘッドを露わにしていたり、と、仮装の全貌が徐々に明かされていく。「REVOLUTION II」でHYDEが“BANG ON STOMP EVERYBODY”と観客とコール&レスポンスを繰り返しながら、数十のストームトルーパーの隊列に先導されて玉座に座ってパレードする様は壮観。K.A.Z、Ju-kenもランウェイを練り歩きながら観客の間近でプレイし、喜ばせた。

メインステージへ戻りながら「はっちゃけようぜ!」(HYDE)とさらに煽って、「DEVIL SIDE」を投下。仮装や演出ではお祭り感を表現しながらも、ヘヴィーな演奏と熱い歌唱は真剣勝負そのもの。最後、「BLOODSUCKERS!」というHYDEの呼び掛けに「DEVIL SIDE!」と応える観客のピタリと揃ったシャウトを聞かせる場面では、会場全体がアミダラ女王の魔法に掛けられたような瞬間だと感じた。「今日は宇宙の彼方からやって来ました」とHYDEはMCで語り始めると、メンバーの仮装コンセプトや準備の時の様子を明かしながら、「ダーリーン!」と甘く語尾を上げてK.A.Zを紹介。「いかついわよね? 角あるの?」と女言葉で語り掛けると、K.A.Zは髪の中に潜んでいた金の角を見せた。自身の仮装は「よくわかんないの。お姫様、みたいな?」と語ったHYDEに「かわいい!」の声が飛ぶと、「え? よく聞こえなかった」ととぼけて更なる歓声を求める場面も。「皆さんのお蔭で宇宙の大戦争が終わりました。すごい長い戦いでね、最初観た時小学生だったのに(笑)」と『スターウォーズ』の長寿シリーズぶりに驚嘆すると、「最後にふさわしい曲を」と「SWEET DREAMS」を届けた。両手を大きく広げ時折目を閉じて、舞い散る青銀の紙吹雪の中で歌うHYDE。K.A.Zの細かいニュアンスを丁寧に表現したギターアルペジオも艶やかだ。後奏に乗せて歌われた、哀切を帯びたフェイクは情感たっぷりで、いつまでも聴いていたい美しさだった。

イベントの最後、幕が上がると、HALLOWEEN JUNKY ORCHSTRA勢揃いで「Penalty Waltz」を奏でていた。HYDEは指揮者で、テンポを支配し、いたずらに急に演奏を止めさせてメンバーを翻弄。付いていけず間違って音を出してしまうと、従者として背後に控えるDAIGOにスプレー噴射される、というゲームである。標的にされた藤森は、タンバリンでリズムを取って逆にHYDEを巻き込み、HYDEが腰を左右に振って笑顔でダンスする珍しい一幕もあり、大歓声が起きた。続く曲当てクイズでは、3人一組の回答者が、HYDEがテルミンで演奏した曲名を当て、答えられなかった2人が罰ゲームを受ける、というもの。司会のやまだひさしに「大丈夫ですか?」と案じられながらも「ALL RIGHT!」と前日の出演者ROLLYの真似で応え、この日初めて演奏したテルミンをすっかり使いこなしていたHYDEに、幾度も感嘆の声が上がった。罰ゲームとしてX JAPANの「X」を歌ったのは、MUCC逹瑯(鬼灯の冷徹)、分島花音(ズートピアのニックワイルド)ら。DAIGOが「やべえ、喉が壊れる!」と助けを求めると、HYDEが代理で「X」を熱唱。「We are!」「X!」をコール&レスポンスするレアなシーンも。もう一種類の罰ゲーム“箱の中身は何だろな?”では、マッドハッター仮装の淳士(SIAM SHADE、BULL ZEICHEN88)が恐れることなく箱に手を入れてガッツリと蟹を掴み、勇敢な一面を覗かせた。最後は、HYDEとDAIGOでメンバーを一組ずつ紹介し、感謝を伝えると、イベントのテーマ曲「HALLOWEEN PARTY 」を、お菓子を撒きながら全員で歌い奏でた。YUKI(刀剣乱舞の鶴丸国永)はギターを、明希(auCMの鬼ちゃん)はベースを弾きながらランウェイを練り歩き、やがてフロアに降りて(淳士だけはステージでドラムをプレイ)、メンバーは観客と交流。「また明日ね!」とHYDEが手を振り、幕張2日目は幕を閉じた。

Photo by 今元秀明、緒車寿一、田中和子

Text by 大前多恵

【セットリスト】

■DAIGO

M1:BUTTERFLY

M2:無限∞REBIRTH

M3:K S K

■RADIO FISH

M1:GOLDEN TOWER

M2:NKT34

M3:ULTRA TIGER

M4:PERFECT HUMAN

■茉莉花(THE ROAD TO HALLOWEEN PARTY 2016 幕張 第2位)

M1:かぞえうた

M2:My self

M3:ありがとう ごめんね

■氣志團

M1:One Night Carnival

M2:恋人

M3:喧嘩上等

M4:雄々しくて

M5:GLAMOROUS SKY

■Silent Siren(SPECIAL PERFORMAER)

M1:八月の夜

M2:DanceMusiQ

M3:チェリボム

■VAMPS

M1:DAMNED

M2:HALLOWEEN PARTY -DEATH METAL-

M3:INSIDE OF ME feat.Chris Motionless of Motionless In White

M4:REVOLUTIONII

M5:DEVIL SIDE

M6:SWEET DREAMS

■HALLOWEEN JUNKY ORCHESTRA

M1:Penalty Waltz

M2:HALLOWEEN 曲当てQUIZ

M3:HALLOWEEN PARTY

<HALLOWEEN JUNKY ORCHESTRA>

明希(シド)、VAMPS、氣志團、Silent Siren、淳士(SIAM SHADE、BULL ZEICHEN 88)、DAIGO、逹瑯(MUCC)、YUKI(Rayflower、DUSTAR-3)、RADIO FISH、分島花音、茉莉花















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