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米ビルボード・デジタル・ソング・セールス・チャートNo.1曲、過去10年で最少数を更新?

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 ザ・チェインスモーカーズの「クローサーfeat.ホールジー」が11月12日付米ビルボード・デジタル・ソング・セールス・チャートで1位を獲得したが、10月27日で終わる週の合計84,000ダウンロード・セールス数はNo.1曲として集計が始まって以来過去10年で最少となった。

 確かに「クローサー」は現在デジタル・ソング・セールス・チャート首位を12週キープしており(“Hot 100”チャートでは11週)、208,000回のセールス数は1ヶ月前より少し伸びていて(9月24日付チャート参照)、現在まで150万枚のセールスを記録している。だが、最新の数字は減少し続けるデジタル・ソング・セールスの全体状況の中で意義深い。

 「クローサー」より週間ダウンロード数が少なかったシングルはヒンダーの「Lips of an Angel」で、2006年10月28日付チャート首位を75,000回で獲得した。一方、ビヨンセの「Irreplaceable」が88,000回で2006年12月30日付チャート首位を獲得してから今週まで、No.1の合計が90,000回を下回ることはなかった。

 デジタル・ソング・セールス・チャートNo.1のウィークリー・セールスが100,000回を下回ったのは2016年に入ってから4回目だ(「クローサー」が97,000回で11月5日付チャート首位だったので2週連続)。2015年は92,000回で9月12日付チャート首位に立ったR.シティの「ロックト・アウェイfeat.アダム・レヴィーン」の1回だけだった。「Irreplaceable」が98,000回で2007年1月27日付チャート首位だった時からその週までそのような数字が記録されたことがなかった。

 デジタル・ソング・セールス・チャートのデータはグリーン・デイの「ブールヴァード・オブ・ブロークン・ドリームス」が31,000回で首位だった2005年2月12日からビルボード“Hot 100”の為に集計が開始された。2006年1月14日付チャートのTop 11までは週100,000回を記録するシングルはなかった(175,000回を記録したD4Lの「ラフィー・タフィー」等)が、2006年2月頃には6桁の数字で1位になることが普通になっていた。

 10年ぶりにデジタル・ソング・セールス1位曲が最少記録を更新したことは、有料ダウンロード数の減少トレンドを反映している。ニールセンによると2016年のデジタル・セールスは25%減少しており、これは2015年の13%減少に続く数字だ。2015年11月にアデルの「ハロー」が週110万ダウンロードで記録的デビューを果たし、初めて1週間で100万回を突破したにもかかわらず、だ。

 デジタル・ソング・セールス数の減少はストリーミングの普及と反比例している。ニールセンの2015年末総括によると、アメリカのオーディオとビデオのストリーミングは2014年から15年にかけて93%上昇しており、内オーディオは83%、ビデオは102%上昇している。

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