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吉田山田、ハロウィンライヴで新曲「RAIN」初披露

吉田山田のデビュー7周年記念したツアー『吉田山田7周年記念7ヶ月7会場マンスリー企画「Over The Rainbowツアー」』の大阪公演が、10月29日に大阪なんばHatchで行われた。
10月29日(土)@大阪・なんばHatch (okmusic UP's)
この日の公演は『〜大阪 Trick or Trick〜』と題して、ストリングスとキーボードによるスペシャル編成で一夜限りのハロウィンライヴを開催。この日はハロウィン間近ということもあり、会場に訪れたファンもメイド服やナース服、かぼちゃの被り物など思い思いの仮装姿で開演を待ち詫びていた。

開演時間となり幕が開くと、そこにはウサギの被り物をした吉田山田と仮面をつけたサポートメンバーがステージに。ハロウィンらしいユーモアある登場に会場の笑いを誘うも、山田義孝(Vo)の指揮棒を掲げ、その指揮に合わせてストリングスの演奏が始まるやいなや会場は静まり返る。仮装したままでの「カシスオレンジ」からハロウィンライヴはスタート。二人もウサギの被り物をハットに変え、ジャズアレンジされた「希望とキャンディ」へ。山田義孝(Vo)の「ハロー!大阪!」の掛け声と共に会場は総立ちで手拍子をおくる。

「Over The Rainbowツアー大阪〜Trick or Trick〜へ皆さんようこそ!今日は賑やかだね!」と会場に集まった仮装をしたファンへ向けてあいさつ。「吉田山田もハロウィンをテーマにやったことがなくて一回くらいやってみたいなと。歌は皆さんの心に残るように一言一言歌っていきますので最後までよろしくお願いします!」その言葉どおり、吉田結威(Gu/Vo)の優しい弾き語りから「水色の手袋」を丁寧に歌い始める。ストリングスが包み込むように合わさっていき、続く「泣いてもいいよ」もいつもとは違った顔をのぞかせる。

「10月21日に祝7周年を迎えまして。Over The Rainbowツアーはこれまでの7周年のカラフルな出来事や想いを越えて、新たな色を届けたい、見せたい、という願いと決意を込めています」とこのツアーへの想いを語り、「ここからは座ってゆっくり楽しんでください」とバラードコーナーへ。吉田もギターを置き、キーボードとストリングスの演奏のみで「航海」「泣いて泣いて」を語りかけるように歌う。吉田が母に向けて作った「母のうた」では、8月まで廻ってきた47都道府県ツアーと同様に吉田の弾き語りにのせて二人だけの構成に。さらに、この日も老若男女問わないファンが会場へ集まっていたが、それだけ幅広い世代に愛されるきっかけにもなった「日々」、「花鳥風月」「僕らのためのストーリー」とストリングスにのせた極上のハーモニーを届ける。時には二人のブレスが際立つほどの静寂でのアカペラのフレーズもあり、同じバラードの中でも編成を変えていくことで緩急をつけながら飽きさせずにファンを酔いしれさせる。

ストリングスのソロから後ろの幕が開くと空気が一変、めまぐるしく変わる照明と共に「天使と悪魔」へ。感情をあらわにするような迫力に思わず会場も固唾を呑む。吉田のカウントから始まる「てんてんてんて」では山田がステージの左右を行き来しながら煽り、会場は再び総立ちに。弾むようなストリングスのメロディも拍車をかけていく。

会場も乗ってきたところで、吉田から「ハロウィンだからさ、ハロウィンの歌を歌ってくれない?即興でいいから!」と山田に唐突な提案。メロディにのせながら、仮装をして驚かせようとする子供心を歌ったハートフルな即興ソングを届ける。ツアータイトルに合わせた「ハロウィン〜♪トリックオアトリック〜♪」のコールアンドレスポンスと共に、客席へキャンディを投げるサプライズも。会場が笑顔に包まれる中、「楽しんでる?一緒に歌ってくれる?」「いくぞ大阪!元気な声を聞かせて!」と声をかける。「走れ〜♪走れ〜♪」とさらなるコールアンドレスポンスを始め、デビュー曲「ガムシャランナー」へ。二人も挑発的に会場を煽り、会場中が拳を上げて一体となる。<誰の涙も見たくはないんだ だけど自分も大事だから いつか架けてみせる 目に見えない 虹の橋>という歌詞に合わせて虹色の照明に包まれる。デビューから7周年を迎え、この先へ進む二人の決意が、この「Over The Rainbowツアー」でこのデビュー曲を歌うことで呼応した瞬間であった。

「10月21日直前までうっかり忘れてました。でも記念日を忘れるくらい大好きな音楽をやって忙しくいられることを有り難く思います」と深く頭を下げ、「皆んなへの応援歌、自分たちへの応援歌、決意としてこの曲を贈ります。」と最後の曲「Today,Tonight」へ。山田が再び指揮棒を取り、ストリングスの演奏が始まる。入れ替わるように朝焼けのようなオレンジの光に包まれながら吉田が優しく弾き語る。<僕らには可能性があるんじゃない 可能性の中で生きてる>。これから8年目へ向かう中で、悩み迷うこともありながら、進んでいこうとする決意の表れを感じるにふさわしい締めくくりであった。改めて深くお辞儀をした二人はどこか誇らしげな表情でステージを後にした。

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