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朝鮮半島で「チョコパイ」騒動勃発、「いくつ配るべきかガイドラインが必要」

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韓国と北朝鮮の間で、甘いチョコレート菓子「チョコパイ」が深刻な悩みの種となっている。北朝鮮には、韓国企業が操業する開城(ケソン)工業団地という場所があるのだが、そこで働く北朝鮮住民たちの間でおやつとして支給されるチョコパイが人気を呼び、思わぬ葛藤を生み出しているのだという。

チョコパイは韓国ではとても人気のお菓子で、コンビニはもちろん、デパートの食品売り場に行けば山積みとなって売られている。安くて美味しいのが特徴だが、食糧難に陥る北朝鮮にとって、柔らかなスポンジケーキと甘いチョコレートが組み合わさったチョコパイはとても貴重な食べ物。最近では工業団地で支給されるチョコパイを持ち帰り、現金化するなどの問題が発生している。

ある韓国企業の関係者は、「メーカーによって、北朝鮮の労働者に配るチョコパイが3~4個のところもあれば、10個のところもある」と語る。配る数が違うのはその企業の運営方法がそれぞれ違うからだが、働く側としてはチョコパイの数多ければ多いほどモチベーションは上がるもの。余れば持ち帰り、家族にあげたり現金化したりできるからだ。当然、チョコパイの数が少ない企業の生産効率は落ちることになる。

そこで、工業団地に入居する韓国企業は今月10日、「開城工団企業責任者会議」を開き、チョコパイの支給についてガイドラインを作るよう開城工団管理委員会に訴えた。不公平のないよう、一律にしようというものだ。だが、今度は北朝鮮側がチョコパイではなく現金での支給を求めてきたという。

両国は昨年発生した天安沈没事件や延坪島砲撃で今も緊張関係が続くが、開城工業団地には126の韓国企業が入り、北朝鮮労働者は4万人を超す。ここで配られるチョコパイは1か月で約600万個に上るという。たかが1個数十円のチョコパイなのだが、チョコパイをめぐる葛藤は今のぎこちない南北関係を表していると言えそうだ。

ちなみに、韓国でもっとも有名なチョコパイはオリオンが製造する「情」というブランド。韓国では男性に徴兵が義務づけられているが、軍隊でチョコパイがおやつとして支給されることから、チョコパイを見ると軍隊生活を思い出し目頭が熱くなるという人もいる。

※画像:韓国日報より引用

※この記事は、ガジェ通ゴールドラッシュの「朴美奈」が執筆しました。[リンク]

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