「ポケモンGO」に込められた開発者の願い

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「ポケモンGO」に込められた開発者の願い
J-WAVEで放送中の番組「ALL GOOD FRIDAY」(ナビゲーター:LiLiCo・稲葉友)のワンコーナー「WORK INSIDE」。稲葉友が、東京の今を支えている、オモテだけでなくウラの一面、意外な一面、ディープな一面を直撃する社会科見学のようなこのコーナー。10月14日のオンエアでは、日本でも大ブームとなっている「Pokémon GO」を開発した、株式会社ナイアンティックを訪ねました。

しかしそこは閑静な住宅街…。思わず「こんな所に世界中がハマっているゲームを作っている会社があるのかなと思ってしまう」という言葉がこぼれる稲葉ですが、さっそくナイアンティックのオフィスへと。外観はオシャレなマンション、さらに玄関で靴を脱ぎ入るため、オフィスというより“家”のような雰囲気なのだとか。

「Pokémon GO」や「Ingress」など、位置情報を使ったゲームの開発・運営などを行っているナイアンティック。なぜこのようなゲームを作っているのでしょうか? 広報の方に聞いてみると「そもそも我々は人々に外に出てほしい、という思いからこういったゲームを作っています」とのこと。

というのも、同社社長は、もともとグーグルマップやグーグルアースの開発をしていたそうで、「地図というものに関して情報を集めて、いろんな人にいろんなものを伝えたい」と思っていたのだとか。そこで「外にもたくさん面白いことがありますし、外にいればもしかしたら人に出会うこともあるかもしれない。人々が外に出れば出るほど世の中は幸せになるんだ」という思いから「Ingress」や「Pokémon GO」を開発しているそうです。

しかし、「ポケモンというコンテンツをもとにしているので、ある程度は流行るだろう」とは思っていたものの、予想を何倍も上回る反響と流行になり、驚いたとのこと。

そしてこれらのゲームは東日本大震災で被害にあった東北支援にも役立てているそうです。

「東北で行ったイベントで“イニシオミッション”というイベントがありました。IngressやPokémon GOというのは、ポケストップやポータルがあることによって、そこに人が行くという特徴があります。日本中から東北に人々を集めて、沿岸部を実際に歩いて回っていただいて、『何かユニークなものを発見してポータルとして登録してください』というお願いをしました」

“ポケストップ”“ポータル”とは、実際にそこへ行くとゲーム内でイベントが起こる場所のこと。このイベントについて「何かイベントをやってそこに人を集める、ということはできると思うんですけど、それはあくまでも一過性のものにしか過ぎない可能性があると思います。ポータルが増えれば、人々がそこに行くきっかけ作りになるので、継続的に人を送ることができるようになるのではないかと考えました」とのことです。

話を聞いた稲葉は「あれだけ大きな規模の話なのに、根元はシンプルで『ゲームをしている子どもを外に出すキッカケを作りたい』ということだけ」ということに強く感動した様子。

ナイアンティックが求める人材は「いろんなことに対して広い視野を持っている方、リアルに外へ出ていろんなことを体感して楽しめる人」とのこと。これからさらにどんなゲームを開発してくれるか楽しみですね!

次週、10月21日(金)のオンエアでは、外国人観光客に今大人気という「あのお店」に…。どうぞお楽しみに!

※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:「ALL GOOD FRIDAY」
放送日時:毎週金曜 11時30分−16時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/goodfriday/

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