ささみとマヨネーズという諸刃の剣が生み出すささみサラダの誘惑
サラダシリーズ、今回はダイエット中の人にもアスリートにも人気のささみを使ったサラダ、名前もそのまんま「ささみサラダ」をご紹介します。
ささみは高たんぱく低カロリー、眼精疲労に効果のあるビタミンAや疲労回復に役立つビタミンBなども豊富に含む、優良食品です。味そのものは淡白ですが、むしろそれをいかしてさまざまな調理方法ができるのがささみのいいところ。
今回ご紹介するささみサラダはマヨネーズで和えるので、ささみのヘルシーさをすべて台なしにしかねないという諸刃の剣。しかしこれがおいしいのです。いつも通り、どんなにこってりしたサラダでも「大丈夫、これはサラダだから!」という魔法の言葉でかわしましょう。
まずはささみを茹でます。竹串やつまようじで刺して、まだ中がうっすら赤いという段階で火を止めふたをして、あとは余熱で中まで火を通します。これでささみがとてもしっとりします。
電子レンジでチンして蒸すという方法もありです。
さて、ささみサラダの材料はこちら。いたってシンプルです。
ささみとセロリ、きゅうり、ゆで卵。これだけです。材料のボリュームはお好みで。
ただし、ささみ、セロリ、きゅうりの量が均等であることが望ましいです。
きゅうりは塩もみして水分を出しておくとサラダがべちゃっとしませんが、作ってすぐに食べるのならあまり神経質にならなくてもいいと思います。面倒だと思ったらこの工程は省いちゃってください。
ささみをほぐし、セロリときゅうりもささみの1切れに近い均等な大きさに切ります。
ここは面倒でも、手を抜いてはいけません。サイズが均一な三位一体がおいしいささみサラダのポイントです。
潰したゆで卵とマヨネーズ、塩コショウを加えて混ぜます。コショウを多めにすると、市販されているささみサラダにはない、オリジナルの味が出ておすすめ。
マヨ味しかしないささみサラダになってしまうのを防ぐため、マヨネーズは少しずつ足しましょう。カロリーカットするためには水切りヨーグルトを加えるという方法もありますが、別にダイエット料理紹介しているわけではないので無視。
こんな感じに和えたら……、はいっ! もう出来上がり!
早い! 簡単!
ささみサラダは冷たい方がおいしいので、少し冷やしてから食べてください。
ささみが食材の1/3しか占めてないことにもの足りなさを感じた人もいるかもしれませんが、これが食べてみるとベストなバランスなのです。
ささみはマヨネーズとよく絡みますから、ささみが多いほどくどく感じます。さっぱりしたきゅうりとシャキシャキした食感のセロリが、大変いい仕事をしてくれるのです。
ここはぜひ、1:1:1の黄金比率を守りましょう!
また、口にすると思っていたよりもこってりしていないことに気づくでしょう。これがゆで卵効果ですね。一見コテコテのようで、卵がマヨの量を抑えてくれているのです。卵もグッジョブです。
そして「いやむしろ俺はこってり感を追加したい」という場合は、マヨを追加するのではなく粉チーズを加えてみてください。コクが出ます!
ちなみにサンドイッチにしても安定のおいしさですが、その際はちょっとマヨネーズを追加します。そうするとパンとのバランス、ばっちりですよ。
また、「味変」を楽しむアイデアでカレー粉を加えるという方法もあるようですが、カレー粉って炒めないと粉っぽさが口に残ると思いません? なので個人的にはおすすめしません。ちょっと味の変化を楽しみたいときは、一味や柚子コショウを試してみてください。大人の味(そしてアルコールに合う味)になります。
ささみを使った冷製の料理というと、つい中華に走りがちですが、「マヨで和える」というサラダの王道ともいえる方法でも、ささみのおいしさが引き立つ逸品が作れます。なによりおいしいです、ささみサラダ!
書いた人:椿あきら
猫の下僕をしているライターです。猫と暮らすようになってから、断然家飲み派になりました。著書に『オリンピックと自衛隊 1964-2020』(並木書房)。 Twitter:@nananatsubaki
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