BlackBerryのAndroid第二弾「BlackBerry DTEK50」 開封の儀&ファーストインプレッション

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BlackBerry の新型スマートフォン「DTEK50」を入手したので早速開封の儀を執り行います。2015 年 11 月に発売された BlackBerry の Android 第一弾モデル「PRIV」は、スライドキーボードやエッジスクリーンを搭載した独特なスマートフォンでしたが、DTEK50 はフルタッチタイプの一般的な形状を採用しており、価格も $299 へと大幅に下げられています。安くなったのはスペックの引き下げが大きな要因です。PRIV はハイエンドモデルで $699 もしましたが、DTEK50 はミッドレンジモデルながらも、PRIV の半額以下となる $299 です。スペックを下げたと言っても、日常的な使用にストレスを感じるようなことはなかったので、それなりに安心して使えると思います。私が今回入手した DTEK50 は米国モデル(STH100-1)です。FOMA プラスエリアには対応していません。また、標準カラバリはブラック 1 色だけなので、他の色を選択することはできませんでした。それでは開封していきましょう。パッケージデザインは PRIV と同様に、黒を基調としたシックなデザインを採用しています。同梱品は、DTEK50 本体、Micro USB ケーブル、耳かけタイプのヘッドセット、USB 電源アダプタ、SIM イジェクトピン、取説等です。まずは DTEK50 の筐体を説明していきます。DTEK50 は 5.2 インチのフルタッチ式スマートフォンなので、外観は非常にシンプルなのですが、筐体サイズは 147mm x 72.5mm x 7.4mm、質量は 135g と比較的スリムで軽量。フレームは金属素材で出来ていますが、バックパネルはプラスチック素材なので、非常に軽いと感じました。Nexus 5X のような持ち味です。他と違うのはバックパネルです。BlackBerry 端末の多くはレザーのような滑らかな質感のバックパネルを採用していることで有名です。PRIV もわずかにレザーっぽさを感じる柔らかタッチのバックパネルでしたが、DTEK50 では、表面に凹凸パターンを施した特殊な仕上がりとなており、表面はソフトなタッチな感じではありません。プラスチックっぽさを感じるものとなっています。プレス画像では分かりづらいのですが、DTEK50 には前面に 2 つのスピーカーを搭載しており、音をステレオを視聴できます。しかも MaxxAudio ブランドの音響機能に対応しているので、音質を自分好みにアレンジできます。PRIV には無くて DTEK50 にはある「便利キー」は、インストール済みアプリ、連絡先・メール、ショートカットをワンタッチで起動することができます。結構便利なのですが、スリープ中は反応しないので、スリープ状態からカメラを起動することはできません(電源ボタンの 2 回押しランチャーには対応しています)。USB 端子は通常の Micro USB で、Quick Charge 2.0 の急速充電に対応しています。DTEK50 のファームウェアは Android 6.0 をベースに BlackBerry 独自のセキュリティ対策や独自のアプリをふんだんに盛り込んだ内容です。UI などの外観は素の Android に近い内容に仕上がっていますが、PRIV の独自機能を多く引き継いでおり、機能は充実しています。ホームボタンを上にスワイプするとアプリを起動できるスワイプアップショートカット。DTEK50 にエッジスクリーンはありませんが、連絡先やカレンダーの予定をどの画面でも確認できる生産性タブも搭載。アプリ履歴パネルには PRIV と同様に 3 通りの方法があります。ホームがプリは PRIV と同じ「BlackBerry ランチャー」なので、ショートカットやウィジェットにもアクセスできるアプリドロワーを利用できます。PRIV のキーボードコマンド用にと組み込まれていた各種ショートカットも DTEK50 に実装されており、こうしてアイコンをタップして実行することのほか、便利キーにも割り当てることができます。PRIV と同様に、ファームウェアは素の Android をベースに作られているので、設定メニュー外観などは素のままで表示されます。ディスプレイは現行のスマートフォンでは主流と言える 5.2 インチで、解像度は 1,920 x 1,080 ピクセルの液晶です。PRIV は AMOLED なので画質面は劣りますが、最高輝度が非常に高く、私が今年使った端末の中では 1,2 を争うほど屋外での視認性は良好でした。DTEK50 のパフォーマンスに関するスペックは、プロセッサは Snapdragon 617 1.5GHz Cortex-A53 x8 のオクタコアプロセッサ、LPDDR3 の 3GB RAM、16GB ROM を搭載しています。スペック的には “中の中” の内容なので、Galaxy S7 や Xperia X Performance といったハイエンドモデルには匹敵しません。Antutu のスコアは 37,562 点なので、ZenFone 3 ZE552KL よりもベンチマーク的には低いと言えますが、ゲームアプリ以外の動きは比較的良好で、日常生活における使用ではストレスを感じません。カメラは、背面に 1,300 万画素カメラと前面に 800 万画素カメラを搭載しています。カメラアプリは PRIV と同じものを搭載しているので、操作性は変わりません。DTEK50 はミッドレンジモデルなので、写真画質には期待していませんでしたが、意外と綺麗で驚きました。動画の 4K 撮影はできません。DTEK50 のバッテリー容量は 2,610mAh です。5.2 インチスマートフォンでは平均的な容量だと言えます。どれくらい使えるのかをテストしたところ、ある日の 11 時にフル充電を終えて使用を開始し、その日の 24 時の時点で残りは 5% でした。13 時間は使えたことになりますが、使用頻度がやや少なかったので実際には 10 ~ 11 時間程度くらいか持たないだろうと思います。DTEK50 の通信機能については、Wi-Fi a/b/g/n/ac、Bluetooth v4.2、NFC、GSM / WCDMA / LTE(カテゴリ 6)に対応しています。VoLTE には対応していません。今回入手した米国モデルの対応周波数は(GSM は省略)、WCDMA(Bands 1 / 2 / 4 / 5 / 8)、FDD-LTE(Bands 1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 12 / 17 / 20 / 29 / 30)です。

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