日本人ダンサーが見たジャスティン・ビーバーの素顔

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日本人ダンサーが見たジャスティン・ビーバーの素顔
J-WAVE金曜朝6時からの番組「〜JK RADIO〜TOKYO UNITED」(ナビゲーター:ジョン・カビラ)のワンコーナー「antenna* THE HIDDEN STORY 〜CURATING@NOW〜」では、トップセラーに隠された裏話をお聞きしています。

毎回「そうだったのか!」と感心する話が満載の同コーナー。今回は、中でも印象的だった2人のお話をご紹介します。

●ベストセラーのヒントは、調律師さんの言葉だった

今年の「本屋大賞」に輝いた『羊と鋼の森』は、ピアノの調律師さんの物語です。著者・宮下奈都さんによると、ピアノの調律師さんをモチーフにしたきっかけは、ある人との出会いからでした。

「うちに来てくれていた調律師さんが、無口な方なのですが魅力的だったんです。あるとき調律してくださっているときに、『このピアノは大丈夫ですか?』って聞いたら、『大丈夫ですよ。中に、良い羊がいますからね』って言って。『ピアノの中に羊がいるってどういうことなんだろう?』と思ったのが、この小説の最初のきっかけです」(宮下さん)

さっそく、「羊って何ですか?」と尋ねた宮下さん。

「昔のピアノが作られた頃の羊は、野原でのびのびと良い草を食べて育った羊なので、その毛も弾力に富んでふわふわして、とても良い毛でした。その毛を刈ってフェルトにしてハンマーを作って、それがピアノの中にいるんです。今、このハンマーを作ろうと思ってもなかなかできないんですよ」というお話でした。

小説の主人公はピアニストではなく、裏方である調律師の青年です。しかも、なかなかうまくいかず悪戦苦闘する姿が描かれていきます。

音楽にまつわる小説や映画、ドラマを見ても、出てくる人の才能に頼って書かれているものが多いため、宮下さんは才能ある人ばかりじゃない小説を書きたかったそうです。

そこで、本当に好きなものに向かって、それを努力とも呼ばないでコツコツとこなしていく青年を主人公にすることに決めたそうとか。調律師さんとの出会いが、素晴らしい作品を生み出したというわけですね。

●西野カナ、発想のヒントは?

シングルとしてもリリースされて大ヒットした、西野カナさんの「あなたの好きなところ」。曲作りのヒントとなったのは、インターネットで見つけた、あるラブレターの画像だったそうです。

「ネットサーフィンをしている途中で、かわいいラブレターの画像を見つけて。『52 Reasons I Love You』って書いてあって、ジョーカーを抜いた52枚のトランプ、それぞれに恋人の好きなところを書いて、記念日とかバレンタインに渡すというもので。

(中略)52個も好きなところを考える行為そのものがすごく素敵ですし、52個を考えている間は、その人のことずっと考えているわけじゃないですか。そういうふうにそんなラブレターをもらった相手はすごく嬉しいだろうなと思うし」(西野さん)

とのことでした。日々の生活の偶然の出会いに、ヒントが隠れているんですね。

●次回は、ダンサーYUSUKE NAKAIが登場!

さて、8月26日 (金)の「antenna* THE HIDDEN STORY 〜CURATING@NOW〜」は、ジャスティン・ビーバーのツアー「The Purpose World Tour」に参加中の、日本人ダンサーYUSUKE NAKAIさんへの独占インタビューをオンエア! 「ジャスティン・ビーバーって実際はどんな人?」「エンターテインメント作りにかける想いとは?」などを伺います。「〜JK RADIO〜TOKYO UNITED」にて10時40分頃からオンエア!! お聴き逃しなく。

【関連サイト】
「〜JK RADIO〜TOKYO UNITED」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/tokyounited/

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