アイスモナカかと思ったら、納豆が出てきた衝撃! ご当地グルメ「ナゥピー」って知ってます?【富良野】

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想像してください。

学生時代の給食時間。

食後のデザートにとっておいたアイスモナカの中から、

凍った納豆が出てきたらどうしますか?

今回ご紹介するのは「ナゥピー」という不思議な食べ物です。

知らないで食べると、衝撃でひっくり返ってしまいそうですが、

北海道の富良野市民にとっては当たり前のモナカ。

だって……。

学校給食として登場していたのですから!

惜しくも一度は生産が中止された「ナゥピー」ですが、

ひそかに復活を果たしているというのです。

さっそく富良野に向かいました!

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あつあつのご飯に納豆、たまりません。

油あげに納豆を挟んで酒の肴、最高です。

納豆を愛してやまない、メシ通レポーターの裸電球です。

しかし、今回ご紹介する食べ物は、一筋縄ではいかないようです。

なんでも「モナカ」の中に入っているんですって。

しかも 凍った状態 で。

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好奇心が私の身体を突き破ってしまいそうです。

すぐに向かいました、富良野。

駅前で聞き込みをしたところ、

なんと実店舗として販売しているのはここだけとのこと。

地元の特産品などが揃う、

「フラノマルシェ」にお邪魔しました。

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素朴な疑問にぶち当たりました。

どこに並んでいるのでしょうか。

おかずジャンルとして、

例えばジンギスカンやウィンナーのゾーンなのか。

スイーツジャンルとして、

例えば、アイスクリームやケーキのゾーンなのか。

できれば……。

納豆ですからね。

おかずのとこにいてほしいですよね。

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あああ。

スイーツだ!

スイーツゾーンに一緒に並んでいるではありませんか。

「え、自分納豆ですけど何か?」

そんな雰囲気すら醸し出しつつ、当たり前の顔をして!

こちらが本日の主役!

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富良野市民のソウルフード「ナゥピー」617円です。

北海道の大空のようなブルーが目をひきます。

箱入りなんですね。

このパッケージだけでも突っ込みどころが満載です。

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モナカに入っているという事前情報ですが、

「モナカ」は「容器」としての役割も担っていたとは!

すごいぞ、「ナゥピー」。

それでは、さっそくいただいてみましょうか。

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どんな感じなんでしょうね。

「納豆」ですから。

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おおお!

中には8個のモナカが。

家族友達と分け合えるではありませんか。

衝撃をみんなで楽しめます。

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どこからどう見ても「アイスモナカ」です。

中身は甘〜いバニラアイスですよね!?

しかし、この中にネバネバが?

まだ、信じられません。

半解凍で食べるのがオススメ ということなので、

しばし待ちます。

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ああ……。

納豆です。

びっくりするほど、

しっかりと納豆が詰まっています。

一切、甘くはありません。

まさに、あの、納豆の味です。

最初は頭が「驚き」のほうに引っ張られますが、

よくよく味わってみると……これアリです。

北海道産大豆が美味しいんですよ!

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すごいですよね、富良野。

モナカに入った納豆が出るんですから。

当時は今の「ナゥピー」の倍のサイズがあったそうです。

子どもたちからも大人気!

しかし、惜しまれながらも生産元が事業をやめてしまい、

姿を消したのです。

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「ナゥピー」の復活を願う声があちこちから寄せられ、

「加工場イマジン」が製造を引き継ぎました。

モナカも一枚一枚、手焼きし、

そこに納豆をひとつひとつ詰めるんですって。

完全手作業のため、限られた数しか生産できないという理由で、

フラノマルシェのみでしか買えません。

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この「ナゥピー」ですが、

昭和38年には販売が始まっていたそうです。

栄養価が高く、美味しい納豆を、

気軽に食べて欲しいと開発が進められました。

今のように冷凍技術もなかったため、

試行錯誤しながら、液体窒素で冷凍させていたのだとか。

当時から、子どもたちはこれを、

デザート感覚で食べていたんですって。

確かに。

納豆のようにご飯と食べる感じは……しません!

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「加工場イマジン」が製造する「大粒納豆」 216円です。

同じく、フラノマルシェで販売されています。

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これが美味しいんですよ!

大粒で、素材の良さがわかります。

大豆の優しい甘さが広がります。

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この箱を見て興奮する人は、間違いなく富良野出身者というわけです。

さあ、食べたくなってきませんか?

富良野にビューっと向かうのも良いですが……。

ここで朗報です!

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フラノマルシェでしか売っていない「ナゥピー」ですが、

なんと通販が可能だというのです。

これは全国に住む富良野出身者はもとより、

初めて食べるという人にも最高の情報ではありませんか。

みなさんも実際に味わってみてはいかがでしょうか。

モナカに詰まった冷凍状態の納豆。

ハマる人が続出するはずですよ!

自分の舌で、

果たしてこれは「スイーツ」なのかジャッジを。

富良野市民のソウルフード、「ナゥピー」でした!

お店情報

フラノマルシェ

住所:北海道富良野市幸町13-1

電話番号:0167-22-1001

営業時間:9:00〜19:00(6/18〜9/25)それ以外の期間は、10:00〜19:00

定休日:年末年始(12/31・1/1)

11/28〜12/2(施設メンテナンスのため休館)※定休日は年度によって変更

※金額はすべて消費税込です。

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

書いた人:裸電球

裸電球

北海道を拠点に食べ歩き。CATVでグルメ番組のレポーターを担当したことをきっかけに、ハシゴ酒が趣味となる。入りづらいお店に突撃するのが大好き。現在はフリーで、映像制作とライターの仕事をしている。 ブログ:「裸電球ぶら下げて」

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