お気に入りのコーヒーに巡り会いたい!なら珈琲研究所「FusukuCoffee」【福岡】
同じ豆でも器具や、入れる順番、温度でも味が全然変わるそうです。
そこは、福岡市六本松。珈琲愛好者から熱い視線を集める珈琲研究所は、閑静な住宅地にありました。その名も「FusukuCoffee(フスクコーヒー)」。
目の前は一方通行、自転車に乗っている人や、散歩している人。
とても穏やかな場所です。
店内に足を踏み入れると、珈琲に関する機械と珈琲豆がずらり。
取材時は常連さんも2組いて、穏やかな時間が流れていました。
そして、今どきな感じのオシャレなお兄さん……。
この方こそ「FusukuCoffee」オーナーの賦句 孝司さんです。
過去、ジャパンハンドドリップ2014 九州ブロックで優勝し、全国大会でも入賞するほどの腕前を持つバリスタ。20歳で珈琲の世界に入り10年が経つそうで、珈琲研究所として、「FusukuCoffee」をオープンさせてから、ちょうど1年ほどになります。
この日も、お祝いのお花などが届いていました。
こちらがメニューです。
モーニングメニューをいただきましょう。
こちらのメニューで注目すべきは、セットの珈琲が1種類ではなく、値段に関係なく提供している珈琲全てから選べるというところ。
ちなみに、オススメの珈琲をうかがったところ、「夏なので、水出し珈琲はいかがですか?」ということで、水出し珈琲にしました。
注文したのは、人気No.1の「プレッツェルのホットドッグセット」750円。
こちらのプレッツェルホットドッグ、すごく美味しかった!
こだわりのホットドッグに本格珈琲がついて、750円ってすごくお得だと思います。
このプレッツェル、ドイツからわざわざ取り寄せているもの。
できてすぐに冷凍保存されたものだから、モチモチ。初めてプレッツェルのホットドッグを食べたのですが、他のホットドッグがなんで柔らかいパンなんだろう? というくらい美味しかったです。他にもフランスパンはフランスから取り寄せるというこだわりです。
この日は手作りの人参スープ(素朴な味)とヨーグルト付。
そして、食べ終わると、いよいよ本格珈琲の登場です。
水出し珈琲です。種類はエチオピアのナチュラル。
わたし、珈琲に精通しているわけではないのですが、すごくフルーティーでした。
アイスコーヒーってガツン! キリッ! 濃いッ! っていうイメージだったんですが、とてもスッキリ。後味がいいです。
アイスコーヒーとは別物、って感じでした。
ここには、賦句さんが選びに選んだ各国の珈琲豆がずらりと並びます。
焙煎の仕方も、浅煎り、中煎り、深煎りと選べるそうです。
珈琲の知識がほぼないに等しい私。ちょっと質問してみます。
──浅煎り、中煎り、深煎りって具体的にどんな風に違うんですか?
賦句さん:「浅煎りにある成分が、深煎りにはなくなったり、またその逆もあります。浅煎りの方が豆本来の味を楽しむことはできますよ。」
なるほど~。
──珈琲研究所っていうことですけど、普段どんな研究をされてるんですか?
賦句さんが一瞬戸惑います。
そして、横のテーブルにいた常連さんが笑いながら
「それ聞いちゃったら、きっと1日かかっちゃいますよ~。1日じゃ終わらないかも~」と、つっこんでくれました。
賦句さん:「全体的なお話と、具体的なお話と、どっちがいいですか?
ざっくり話さないと、多分大変なことに……(笑)」
──全体的なお話をざっくり教えてもらって、一例だけ具体例ってどうですか?
賦句さん:「うちには、珈琲の器具が全部で14種類あるんですけど、同じ豆で全部の器具で味がどう違うか試したりしています。水の量や温度をちょっとずつ変えると、抽出量がどう変わるか…。ちょっとした条件を少しずつ変えて、どれが1番美味しいかということをずっと試しています……というのが大まかなお話です。」
「具体的に言うと、1杯で200g抽出できるところを、204g抽出できるようにして、この器具だと、下に6つカップをおけたので1つを34gで抽出していくと、最初に入れた珈琲と、最後に入れる珈琲は成分が変わってくるわけです。どこでどんな風に味が変化するか、とかそういう感じでしょうか。一例ですけど。」
……。。。
もう、何か、珈琲っていうより、科学の実験のようでした。
珈琲研究所、なるほど。
こちら珈琲2杯目は半額でいただけます。珈琲好きにはたまりませんね。
珈琲の器具がたくさん並びます。
珈琲通のお客さんは、エアロプレスで飲みたいなどリクエストされることもあるそう。
ハンドドリップが1番のこだわり。器具がどれもピカピカなのはさすがですね。
珈琲の高級店でさえ、限られたスタッフしか扱えないようなエスプレッソメーカー。
ラテアートの練習など、お客さんにも開放されているそう。
そんな素敵な空間と珈琲を提供されている賦句さん。
もともと珈琲の香りが好きで、純喫茶の雰囲気が好きだったそう。
そして、純喫茶のゆったりしたマスターに漠然とした憧れがあったのだとか。
珈琲への情熱とか、話しているときの肩の力が抜けた感じとか。
同じイメージかは分かりませんが、わたしの中ではすでに、純喫茶のゆったりしたマスターの風格だと思います。
珈琲通の方も、そうでない人も、「FusukuCoffee」はぜひ行っていただきたい!
家が近かったら、毎日のように通いたいお店です。
今度は違う珈琲を飲みに、ゆったり過ごしにうかがいます。
お店情報
FusukuCoffee(フスクコーヒー)
住所:福岡県福岡市中央区谷1-12-30
電話番号:092-406-7745
営業時間: 7:00 ~ 18:00 (モーニング:7:00 ~ 12:00)
休日:水曜日
ウェブサイト:http://fusukucoffee.jp/
※金額はすべて消費税込です。
※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。
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