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芸術の最高峰ルーヴルが手掛けた漫画の展覧会!

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J-WAVEが今注目するさまざまなトピックをお届けする日曜22時からの番組「J-WAVE SELECTION」。8月7日はハリー杉山のナビゲートで「LOUVRE NO.9」をお届けしました。

9月25日(日)まで六本木ヒルズ森アーツセンターギャラリーで開催されている、ルーヴル美術館監修の展覧会「ルーヴルNo.9〜漫画、9番目の芸術〜」をピックアップ。まずは、ルーヴル美術館 文化制作局 出版部副部長のファブリス・ドゥアールさんにお話をお聞きしました。

フランスでは“第9の芸術”と位置づけられている漫画文化「バンド・デシネ」。日本の漫画とは違い、具象画の流れから生まれた「バンド・デシネ」は古典芸術に分類されます。また、“第9の芸術”という名称が生まれて約50年、フランスの作家たちの中には「漫画は芸術にふさわしい」と言う人もいれば、「芸術ではなく娯楽作品として残すべき」と言う人もいるなど、考え方はさまざまなようです。

今回の展覧会の狙いについて伺うと、「ルーヴルは素晴らしい過去の作品の多くを所蔵しているわけですが、そこにあぐらをかいてしまい動かなくなってしまったところがある。そこで現代的なアートを取り入れて活性化したいと思いました」とドゥアールさん。また、「まだまだ芸術として浸透していない漫画文化を、芸術に興味のあるお客さんに見てもらい、逆に漫画は好きだけど古典芸術に興味のない若者たちが、ルーヴルに足を運ぶきっかけにもなれば」とも。

そして日本のお客さんへ「漫画はパラパラとめくってしまい、あまり絵をじっくり見る機会は少ないと思います。この展覧会をきっかけに芸術作品として漫画を鑑賞してほしいと思います」と語りました。

本展覧会の見所は、フランスや日本やベルギーなどの著名な漫画家が、ルーヴル美術館をテーマに、今回のために描いた作品の数々です。ということで、続いては『鉄コン筋クリート』や『ピンポン』でおなじみの漫画家、松本大洋さんにお話をお聞きしました。

執筆にあたり現地に赴き、作品を鑑賞する他にスタッフへの取材なども行った松本さん。そこで「ルーヴルって勤めている人が2,000人近くいて、まるで一つの都市のよう」と感じたそうです。

そうして出来上がった作品が『ルーヴルの猫』ということで…なんと猫たちが登場する物語! その真意について、「本当は人間だけでいろんな仕事の人たちの悩みや喜びを描きたかったんですけど、(僕は)日本人だから、フランスの人たちが読んだときに『外国の人が描いたフランス人』と思われてしまうかと思って。それと、とっかかりとして猫が入ると読みやすいかなというのもありました」と語りました。

また、今回の展覧会に参加したことで漫画のあり方について考えるようになったそうです。海外の漫画の作家たちは描きたいものを描き、「作家本人のアイデンティティが強い印象」を持ったそうです。一方、定期的なスパンの締め切りの中で読者や編集者の意見を取り入れる日本の漫画文化には、分かりやすく、より面白いものを生み出す力があると感じ、「両方の良さを知ることができた」と松本さん。

日本人には娯楽として馴染み深い漫画文化ですが、芸術の最高峰ルーヴルが生み出す漫画の展覧会ではどんな漫画に出合えるのでしょうか? 東京では9月25日まで、その後、大阪、福岡、名古屋でも開催される予定です。ぜひ足を運んでみてくださいね♪

【関連サイト】
「J-WAVE SELECTION」オフィシャルサイト

http://www.j-wave.co.jp/original/jwaveplus/

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