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「替えのきく人」にならないために ある経営者が大切にする父の教え

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あなたが会社員だとして、「自分は今、会社にどれぐらい必要な人材なのか」を手早くチェックする方法がある。

それは、自分の仕事の依頼のされ方を振り返ってみることだ。そうすることで、あなたが周りから「替えのきく人」だと思われているかどうかは一発で分かる。

『輪ゴム思考で最強社員になる48のヒント: あなたもできる自由な発想で問題解決』(合同フォレスト刊)の著者、平野雅之さんはまさにこの点について、「頼まれ事」と「頼られ事」という言葉を使って解説している。その真意とはどのようなものなのだろうか。

■商売人として叩き込まれた二つの教え

――インタビュー前編の冒頭で、輪ゴム思考を実践するためには、その人に「芯」がなければならないというお話がありました。平野さんの場合の芯とは、どのようなものですか。

平野:私は商売人の息子として育てられました。そのなかで父から口酸っぱく言われたことが二つあります。「後ろめたいことはするな」と「損して得とれ」です。それが間違いなく、私の芯を形づくっていると思いますね。

私の会社ではOA機器を販売していますが、父の教えを守り、お客様のオーダーのなかに「必要のなさそうなもの」が入っていたら、「それは必要ないですよ」と正直に伝えるようにしてきたんです。

扱う機器はコピー機や電話機などで、一つひとつの金額は大したものではありません。しかし、「5年間リース」といった長期の契約が多いですから、一つでも無駄なものが入っていれば、お客様にとってはかなりの損失になります。

「自分さえ儲けられればよい」というスタイルでいると、長い目で見れば必ずしっぺ返しをくらいます。逆に誠実な姿勢を貫いていれば、お客様も信用してくれるようになる。

弊社がもう10年以上、テレアポ営業は一切行なわず、紹介のみで販路を広げてこられたのも、このあたりに理由があるような気がしています。

■「頼られ事」にしかない喜び

――今のお話と関連するかもしれないので、是非うかがいたいのですが、本書のなかで出てくる「頼られ事」とは、どのようなものですか。

平野:仕事の頼み方には2種類あると私は考えています。「頼まれ事」と「頼られ事」です。

前者は、頼む側が「誰にでもできることだから」と思いながら仕事をお願いするケース。「ゴミを捨てておいて」といった具合ですね。それに対し、後者は「Aさんにしかできない仕事だから」と名指しで頼み事をするケースです。私は、この「頼られ事」が来ると、本当にモチベーションが上がります。

せっかく自分のことを頼ってくれたのだから、なんとかして報いようとがんばりますし、自ずと良い結果が出ることも多い。「頼られ事」の喜びだけで生きていると言っても過言ではありません。

そして、このように頼られるためにも、お客様に対する裏切りにつながるようなことはしない。これだけは肝に銘じてきました。

――最後になりますが、読者の皆様へメッセージをお願いします。

平野:先日、ある方からうかがったのですが、現代の日本人が1日に触れる情報量は、江戸時代の日本人のそれの一生分に匹敵するそうです。

江戸時代というのは、かりに関東大震災級の地震が起きたとしても、その情報が九州に届くまでには3~4日はかかったし、世界で何か事件が起きたとして、それが江戸に伝わるまでには2年ぐらいかかった、と。

情報が伝達されるスピードも遅く、またそもそも情報量自体も少ない時代があったわけです。そう考えると、現代の情報の多さ、伝達の早さがいかにすごいかが分かります。本当に変化のめまぐるしい時代ですよね。

最近の若い子たちを見ていると、「喜怒哀楽がないなあ」と感じることがあります。でも、それは仕方のないことだとも思うんです。

SNSのタイムラインひとつとっても、悲しいニュースが流れてきたと思ったら、その数秒後に、メチャクチャ笑える画像が流れてきたりするわけですから。

そういった情報にいちいち感情豊かに反応していたら、おかしくなってしまう。ある種の防衛本能が働いた結果としての「不感症」なのだと思います。

でも、そんな時代だからこそ、情報に振り回されないよう、自分のなかに芯を持ったほうがいい。

なので、一つでも二つでもいいから、何か自分の趣味といいますか、「これを見たら(したら)思わずニヤニヤしてしまう」ようなものを持つことから始めてはいかがでしょうか。

(新刊JP編集部)

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