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中世が香るバルト海沿岸の港町、ポーランドのグダンスクが美しい

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バルト海沿岸にあるグダンスクは古都クラクフと並び称されるポーランドで最も美しい街のひとつ。日本での知名度は高くありませんが、ヨーロッパでは屈指の観光地の一つとして人気を集めるグダンスクの魅力をご紹介しましょう。

中世が香る港町・グダンスク

グダンスクの街は1000年以上の歴史を誇り、14世紀にはハンザ同盟の一員として繁栄しました。一方で、自由都市、ポーランド領、プロイセン領と、所属をたびたび変えてきた激動の歴史をもっています。第二次世界大戦で壊滅状態となりましたが、戦後もとの姿に忠実に復元され中世の面影が残る街並みを取り戻しました。

海運都市としてさまざまな国と交流したことから、ヨーロッパ諸国の影響を受けてゴシック、ルネッサンス、バロックといった建築様式が混じり合い、他のポーランドの都市とはまったく異なる異国情緒が感じられます。

かつて自由都市のステイタスを持っていたグダンスクはポーランドの民主化運動のさきがけとなった反骨精神が生きる街。ポーランドの他の都市にはない、コスモポリタンな雰囲気漂うグダンスクを歩いてみましょう。

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高い門

1588年に完成した重厚な門がグダンスク旧市街への玄関口。ここからグダンスクの王の道「ロイヤルロード」が始まります。門にはポーランド王国とプロイセン公国、グダンスクの紋章と「あらゆる王国の柱となるのは正義と敬神」という言葉が刻まれています。

囚人塔

高い門と黄金の門のあいだにある中世の城壁のような塔で、もともとは14世紀に街の防衛のために築かれたものです。刑罰が執行された「拷問の家」と17世紀から19世紀にかけて刑務所として使われた「牢獄のやぐら」からなっています。

現在内部は琥珀博物館となっており、世界最大級の琥珀でできた像など、ポーランドの特産品である琥珀に関する興味深い展示が見られます。

黄金の門

1614年に完成したオランダ・ルネッサンス様式の凱旋門で、ここをくぐって王の一行が街に入ったといわれています。
門の上の彫刻は平和・自由、裕福、名声、調和、正義・敬神と賢明を表しています。周囲のカラフルな建物とあいまって、おとぎの世界のような可愛らしい光景を生み出しています。

市庁舎

1379年に建設が始まり、1561年に高さ82メートルの塔をもつ現在のような姿になりました。内部はグダンスク歴史博物館として公開されており、ヨーロッパで最も美しい部屋の一つとされている評議会室、「赤の広間」は必見。夏のみオープンする展望台からはグダンスクの旧市街からバルト海まで、息を呑む絶景が望めます。

大武器庫

レンガ造りの美しいルネッサンス様式の建物で、かつては大砲や弾丸などが保管されていました。パステルピンクの柔らかな色合い、繊細な装飾の数々・・・武器庫だったとは信じがたい優雅なたたずまいです。

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ドゥーギ広場とネプチューンの噴水

旧市街の中心、ドゥーギ広場は中世貴族たちの住まいが軒を連ねる東西に長い空間。古くからさまざまな祭典が行われてきた場所で、観光客や露天商でいつもにぎわっています。

広場の一角には、海の守り神・ネプチューンの噴水があります。1633年に完成したもので、海の守り神が街の守護神として大切にされているのも港町ならでは。

聖マリア教会

1343年から1502年にかけて約160年を費やして建てられた教会で、レンガ造りの教会としては世界最大級を誇ります。15世紀につくられた天文時計や美しい星形の円天井など、内部も見ごたえ十分。400段の階段をのぼった塔からは、グダンスクの街のパノラマが楽しめます。

旧港

中世とモダンが混じり合った運河沿いは、港町グダンスクを体感できるスポット。オシャレなカフェやレストランが立ち並び、遊覧船が行き交う活気を感じながら歩くだけで楽しくなります。特に夏の青空の下での散歩は最高に開放的で気持ちがいいですよ。

ユニークな形をした大きな建物は。ポーランド語で鶴を意味する「ジュラフ」と呼ばれる木造クレーンです。中世に作られたもので、貿易船への荷物の積み下ろしやマストを立てるために使用されていました。

グダンスクの街を歩けば多種多様な建造物と運河が織りなす風景に魅了されます。現在世界遺産の暫定リストに記載されているこの街が世界遺産の仲間入りを果たす日も近いかもしれません。

[メトロガイド]
[All photos by Shutterstock.com]

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