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布袋寅泰、ベスト選曲の野外フリーライヴを故郷・高崎で開催

7月3日、布袋寅泰が初のフリーライヴを故郷・高崎市で開催した。タイトルは『【BEAT 3】~Power of Music~ FREE LIVE! 自由の音を聴け』。35周年アニバーサリー・プロジェクトの第3弾となるアクションだ。
7月3日@群馬・高崎市もてなし広場 (okmusic UP's)
高崎駅から徒歩10分、34度をこえる真夏日の晴れた空の下。会場の高崎市もてなし広場にはイベント全体で2万5千人を超えるオーディエンスが集まった。布袋は、様々な伝説を積み重ねながら、ギタリストとしての夢をスタートした原点の地に帰ってきたのだ。思えば、6年間の活動だったBOØWY時代、高崎出身とはゆえ、活動の場を東京へ移していたこともあり、ライヴを直に観れた高崎市民は多くは無かったはず。初のフリーライヴは故郷に錦を飾るべく、恩返しともいえる高崎での開催となった。

なお、このフリーライヴは高崎市営のレコーディングスタジオTAGO STUDIO TAKASAKIが主催する音楽イベント『TAGO STUDIO TAKASAKI MUSIC FESTIVAL 2016』のスペシャル・ライヴとして行われた。同イベントではアマチュア・ミュージシャンのオーディションも開催され、審査員には多胡邦夫、INORAN(LUNA SEA)、香川誠(ROGUE)、中西圭三、ヤガミ・トール(BUCK-TICK)など、高崎に縁のあるアーティストが参加した。

まだまだ太陽がまぶしい午後16時10分、オープニングは、映画『キル・ビル』のメインテーマとしてお馴染みの世界的ヒット曲「Battle Without Honor or Humanity」でスタートした。ホーンセクションも参加するスペシャル・バンドとともに、芳醇でプロフェッショナルなサウンドが風の街に響きわたる。鳥肌が立つスリリングな瞬間だ。

バンド・メンバーには9名の精鋭が集結した。黒田晃年(G)、井上富雄(B)、河村”カースケ”智康(Dr)、奥野真哉(Key)、岸利之(Pro)、LOVE(cho)、村田陽一ホーンズ(3名)という、日本ロックシーンを彩ってきた最強の布陣だ。続く、2曲目のインストゥルメンタル・チューン「TRICK ATTACK -Theme of Lupin The Third-」では、軽やかにビートと呼応するギタープレイが昂揚感を煽ってくれる。オーディエンスの熱量の高さが、シーズナリーなロック・サウンドに溶け合うことで、会場が至福な雰囲気へと染まっていく。

間髪開けず、“カラダはあたたまったかい?”と言わんばかりに、3曲目に鳴り響いたリフレインは「BE MY BABY」。1989年、吉川晃司と結成したユニット、COMPLEXのヒット曲だ。日本を代表する伝説的なロックンロール・ナンバーのプレイに沸き起こる熱狂的な大歓声。今回は、会場に高崎市民限定スペースもあるがゆえに、布袋で初ライヴを体験する子供たちも多いことだろう。もしかしたら、今日をきっかけに新たなロックスターの継承が起きていたかもしれない。

幾何学模様のHOTEIモデルにギターを持ち替え、BOØWY時代に1曲だけ布袋がリード・ヴォーカルを担当したダンス・チューン「DANCE CRAZE」をホーン・アレンジで披露。ソロ・デビュー・アルバム『GUITARHYTHM』のルーツともいえるノーウェイヴなビートは、音楽は絶対的に自由な存在であることを主張しているように感じた。ファンキーで印象的なギターリフは、どことなくベースラインのようなセンスも感じる。様々なバックボーンを血と肉としながらも、オリジナリティーが際立つ布袋らしいユニークなアプローチだ。後半、LOVEによる妖しく派手めなコーラスワークも絶品だったことも付け加えておこう。

ここで一瞬、布袋はクールダウン。地元高崎での思い出を、優しい口調で話しはじめた。

「この街で14歳の時にギターと出会って、いつかデヴィッド・ボウイの隣でギターを弾きたいなと夢見てました。それこそ、この辺に医療センターというホールがあって、アマチュア時代によくライヴをやっていました。そして素晴らしい仲間と出会って、BOØWYというバンドを結成して日本一のバンドになりました。そして、ソロになってからも長い長い年月が経ちました。なかなか自分の人生、振り返ってばかりだと前に進めないし、時には、ほろ苦い思い出ばかり見つけてしまいそうで記憶の扉に鍵をかけてしまうこともありましたけど、30年〜35年も経つと、ちょっと苦かった思い出もワインのように甘くなってくるものですね。次にお送りするのは最新のシングル『8 BEATのシルエット』です。この曲は、自分の人生を故郷の景色とともに歌った曲です」。

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