体験を伝える―『ガジェット通信』の考え方

面白いものを探しにいこう 本物を体験し体感しよう 会いたい人に会いに行こう 見たことのないものを見に行こう そしてそれをやわらかくみんなに伝えよう [→ガジェ通についてもっと詳しく] [→ガジェット通信フロアについて]

車検嫌いに付ける薬【CERC ~編集デスクのロードスター日記~ #08】

▲今回の車検でかかった費用は、重量税や自賠責保険などの法定費用が7万40円。車検整備費用(含むパーツ&アライメント代)が6万8200円で合計13万8240円

▲今回の車検でかかった費用は、重量税や自賠責保険などの法定費用が7万40円。車検整備費用(含むパーツ&アライメント代)が6万8200円で合計13万8240円

11年落ち、走行8万km車の状態とは?

「そろそろ車検か……」と、ため息交じりにつぶやいたことはないだろうか?

車検は、車の状態や自分の意思と関係なく強制的に“やらなければならない”義務であり、場合によっては3~5日も車を預ける必要もある面倒事であり、それでいて結構な額の出費を強いられるのだから、ぼやきたくなる気持ちもわかる。

古い車に乗る人にとっては、車検を通して乗り続けるか、思い切って買い替えるかの決断を迫られる頭の痛いタイミングでもある。そんな、多くの自動車ユーザーに忌み嫌われている車検が、総額75万円で購入した我が2代目マツダ ロードスター(NR-A)にもやってきた。

我がNR-Aの初度登録は平成15年6月。現時点での走行距離は8万km。昨年12月末に手に入れてから約7000km走っており、サーキットでのスポーツ走行や耐久レースも行っているため、使い方はかなりハードだと言えよう。

「11年落ち以上」かつ「走行距離8万km以上」の2代目ロードスターの流通量は約180台(2016年5月27日現在のカーセンサーnet参照)。この数は、同モデル全流通量の約6割を占めている。つまり、我がNR-Aの現状は、中古車市場に流通している2代目ロードスターの“おおよそ”のコンディションを推し量るヒントとなるかもしれない。ということで、我がNR-Aの主治医である大山オート自動車部による診断結果を公開しよう。

・フロントのロアサスペンションアームのボールジョイントブーツがひび割れており、左右ともに交換

・左ヘッドライト(ロービーム)の電球が暗いため調整

・LSD(リミテッド・スリップ・デフ)のオイルが劣化しているため交換

・トランスミッションオイルが劣化しているため交換

・ブレーキフルードが劣化しているため交換

以上。

費用は、重量税や自賠責保険などの法定費用が7万40円、車検整備費用(含むパーツ&アライメント代)が6万8200円で合計13万8240円だった。

▲初度登録から11年経過し、走行距離は8万km。エンジンヘッドガスケットのオイル染みなど年式相応の症状はあるが、2代目ロードスターの賞味期限はまだたっぷり残っている

▲初度登録から11年経過し、走行距離は8万km。エンジンヘッドガスケットのオイル染みなど年式相応の症状はあるが、2代目ロードスターの賞味期限はまだたっぷり残っている

実は丈夫なロードスター

主治医によると、エンジンは全く異常なし。その他の部分も、年式相応ではあるものの状態はすこぶる良好とのこと。ちなみに走行距離が8万kmに達したため、予防も兼ねタイミングベルト交換を相談したが、その必要は全くないと主治医に一蹴された。2代目ロードスターの1.6Lエンジンは、ウォーターポンプなどの補器類を含め非常に作りが堅牢なため、走行10万km以前にベルトを交換するのは無駄とのこと。

もう少しお腹が痛くなるような診断結果を想定していたが、拍子抜けするほど11年落ち&8万kmのNR-Aには何も起きていなかった。だが一点だけ主治医の目がキラリと光る箇所があった。それはオイル。エンジンオイルは耐久レース前に交換していたため問題なかったが、デフとトランスミッションとブレーキのオイルは、「最後に交換されたのがいつかわからないくらい」古いもので、劣化がかなり進んでいたそうだ。この状態でハードに走り続けていたら、早晩ミッションやデフが壊れるというレベルだったとか。

▲わかりづらいかもしれないが、写真中央の光が当たっている黒いゴム部分が、今回交換したフロントロアアームのブッシュ。ひび割れていると車検に通らない
1 2次のページ
日刊カーセンサーの記事一覧をみる
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。