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進化し続ける「トイレ」の汚れ対策、最新事情を紹介

進化し続ける「トイレ」の汚れ対策、最新事情を紹介

洋式トイレになじんだ子どもが、小学校にある和式トイレの使い方に戸惑う時代。たった半世紀で日本のトイレ事情は大幅に変化している。特に2000年辺りからの技術革新は著しく、近い将来「トイレを掃除? なぜ?」と子どもに聞かれる時代が来てもおかしくないかも……。そんな予感すら感じさせるトイレの最新事情を見てみよう。

「個室」として扱われるようになったトイレ

用を足す場所であり、時代劇などで見られるように、かつては母屋と離して置かれていた、トイレ。それが今や雑誌や漫画を読んだり、スマホをいじったり、一人でゆったりくつろげる「個室」になってきている。

なぜトイレは個室のように扱われるようになったのか。1つはしゃがむ和式から座る洋式へと変わっていったことが大きい。座ることで姿勢がラクになり、長居ができるようになった。なかなか個室を持ちにくい日本の住宅事情において、座って一人きりになれる洋式トイレは、長居をしやすい場所として利用されるようになっていった。

洋式トイレが普及し始めたのは、公団住宅で採用され始めた1960年ごろ。さらに1980年ごろからTOTOの「おしりだって、洗ってほしい」のCMで温水洗浄便座の認知が高まったことも追い風となり、一気に普及していく。2008年には洋式トイレ保有率は約90%に達し、2016年3月には温水洗浄便座の一般家庭への普及率も80%を超えた(洋式トイレ保有率は総務省統計局の「平成20年住宅・土地統計調査」より、温水洗浄便座の普及率は内閣府 消費動向調査の「主要耐久消費財等の普及率(二人以上の世帯)(平成28年(2016年)3月現在)」より)。

「トイレのキレイ化」は2000年辺りから飛躍的に進化

長居を可能にするには「キレイ化」技術の進化も欠かせない。特に2000年辺りからの汚れに対する技術革新は著しいものがある。例えばTOTOは1999年に、便器に汚れがつきにくいセフィオンテクトという技術を開発。さらに2011年には除菌作用のある電解除菌水などを使って、目に見えない汚れや菌を分解・除菌する技術(きれい除菌水)も開発された。【画像1】TOTO「ネオレスト」。本文中の「セフィオンテクト」のほか、24時間汚れやにおいを取り除くよう「きれい除菌水」をミスト状に便器に吹きかけるなどの機能が、適宜自動で作動する「きれいサイクル」を備えている(写真提供/TOTO) 【画像1】TOTO「ネオレスト」。本文中の「セフィオンテクト」のほか、24時間汚れやにおいを取り除くよう「きれい除菌水」をミスト状に便器に吹きかけるなどの機能が、適宜自動で作動する「きれいサイクル」を備えている(写真提供/TOTO)【画像2】「きれい除菌水」とは水道水からつくられる除菌成分を含む水。これを自動的にミスト状に吹きかけることで便器の見えない汚れを分解し、除菌する。時間がたつと水に戻るので環境にもやさしい(写真提供/TOTO)

【画像2】「きれい除菌水」とは水道水からつくられる除菌成分を含む水。これを自動的にミスト状に吹きかけることで便器の見えない汚れを分解し、除菌する。時間がたつと水に戻るので環境にもやさしい(写真提供/TOTO)

パナソニックも2006年に、食器用中性洗剤からつくる泡を使って便器の汚れを落とすという機能を備えたトイレを発表(アラウーノ)。2014年には便器内に泡のクッションをつくることで小便のハネを抑え、便器のフチの形状を工夫することで床に垂れない・漏れないように改良が図られた。【画像3】パナソニック「アラウーノ」。小便のハネを抑える泡のクッションは、汚れを落とす際にも使う食器用中性洗剤を使用。また長時間の使用でも疲れにくいように便座形状が改良されるなどしている(写真提供/パナソニック)
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