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『SHIRASE50002ツアー&サッポロビール千葉工場・黒ラベルツアー』に参加してきた!

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サッポロビール千葉工場は船橋港の岸壁沿いにあり、そこには三代目の南極観測船「しらせ」が、現在「SHIRASE5002」として係留されている。
この立地条件を生かして、同社ではビール工場見学とSHIRASEの見学ツアーを組み合わせた「SHIRASE50002ツアー&サッポロビール千葉工場・黒ラベルツアー」を開催している。
そのツアーに参加したので、レポートする。

このツアーは毎週木曜日と日曜日に限り、11時と15時の2回行われツアー参加料金は1300円。要予約。
工場見学は休館日以外は別途毎日行われている。工場見学だけならば500円。

この船は海上自衛隊の砕氷艦で、基準排水量11600トン。艦船の重量はは商船と違い伝統的に総トン数を使用しないので基準排水量となる。
自衛艦のために廃船になる際には海外に払い下げるわけにはいかず、国内で再利用するかスクラップにするしかなかったという。
かつてない大型艦船であったことから当時引き取り手がなく、一度決まったスクラップの運命から民間の気象会社であるウェザーニューズ社がこれを引き受け現在に至るという経緯をたどっている。

ここはヘリコプター甲板のいわば管制塔で、自衛官が航空管制をしていたという。

実際に甲板を使用する際には、柵はもちろんのこと階段の柵もすべて下げてフラットにした状態で使用した。

ブリッジの入り口。艦船では艦橋という。

自衛艦なのでラッパもある。
ちなみに、艦船とはいえ艤装(ぎそう)としての武装はないが、海賊対策のためや儀礼のために銃は装備していたという。

艦橋の様子。

大型船はブリッジで直接エンジンを操作することはない。ブリッジから機関室へその指示をテレグラフと呼ばれる指示計器で出すだけだ。
しかし、海象が荒れている場合や砕氷航行中はその時間も命取りになることがあるため、この船には直接エンジンを操作できるレバーが付いている。3軸なので3つの操作レバーがある。

艦橋からの眺め。

右舷の赤い椅子が艦長の椅子。
もちろん座って撮影することは可能。艦船の艦長席などめったに座れるものではないので機会があればぜひ座っていただきたい。
なお、赤色は一等海佐(昔でいう大佐)のもので将官(海将や海将補)になると黄色になるという。

操船する海上自衛官たる乗員と観測隊員とは居住区画が分けられている。
これは乗員用の区画。

医務室の手術台。歯科医療用の座席もある。

これは昭和基地内郵便局の郵便消印。
実際に郵便局があるわけではなく、通信長が郵政大臣(現在の総務大臣)から郵便局長に指定されて郵便物を取り扱う。

これは記者の第四級海上無線通信士の無線従事者免許証だが、もっと上級の総合無線通信士の免許を持った通信長が郵便局長として職務を取り扱う。ただし、1年に1回しか船は来ないので、配達されるのは観測船が東京に戻ってきてからの4月以降ということになる。

こうして、SHIRASE5002から下船して船のツアーは終了。記念撮影をして工場に戻る。

工場の様子を専用の建物からガラス越しに見ることができるこのツアーでは様々なビールに関する豆知識がガイドさんの高いテンションの案内で楽しく面白く学ぶことができる。

タンクの大きさは圧巻で、毎日飲んでも1000年以上かかる量のビールが作られる。

サッポロビールの星印は、北海道開拓使のシンボルである五陵星。

SHIRASE5002の急な階段を上り下りし、工場見学をした後とあってはそろそろのどが渇いてくるころだ。
お楽しみのビールの試飲は最後の最後でやってくる。
なお、運転する人や妊娠中の人にはソフトドリンクもある。

通常の黒ラベルと、限定醸造の「サッポロ生ビール黒ラベル エクストラブリュー」を飲み比べる。

きめ細かいモコモコの泡を作り出すことができる三度注ぎを見せてくれるが、参加者の中から体験者を募る。
誰も希望者がいなかったので、記者が名乗りを上げることになった。

2回目まではほぼ互角。最後の三度目の注ぎに勝負がかかる。別に勝負しているわけではないのだが、なんとなくそのような空気になる。

完璧なまでのモコモコ泡がグラスから立ち上がり、大成功。

左ガイドさん、右記者。
実は、このツアーにはサッポロビールの前の前の社長が参加していて記者は知らなかったのだが、後で知って「あの泡はすごかったですね。完全に記者さんが勝ってましたよ!」とお褒めの言葉をいただいた。

乗って楽しいSHIRASE5002と飲んで美味しいビール。
お楽しみのお土産も付いているので、参加してみてはいかがだろうか。

※写真はすべて記者撮影

―― 見たことのないものを見に行こう 『ガジェット通信』
(執筆者: 古川 智規) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか

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