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仕事の不満を即興ラップに乗せて吐き出す!『社会人ラップ選手権』が盛り上がりすぎて凄かった!

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連日残業が続き、土日祝日も休日出勤。
納得いかないことにも頭を下げ、心にもないお世辞ばかりを話す日々。
そして不満やストレスを溜め込んでしまっても、なかなか発散できる場所がない。
社会人生活って本当に大変ですよね。

ところが4月23日、そんな社会人たちが仕事での愚痴や鬱憤をフリースタイルのラップに乗せてぶつけ合う『社会人ラップ選手権』というイベントが渋谷にて開催されました。

フリースタイルとは、いわば即興ラップのこと。
社会人たちが音楽に合わせて1対1の即興ラップをして対決するというイベントで、今回が記念すべき第1回。

おもしろそうなので「素人だけど僕も出演してみようかな」くらいに思っていたのですが、フタを開けてみると16名の出場枠に100名超の応募が殺到し、急きょ予選を開催するほどの大盛況!

さすがに応募は辞退して純粋に観客として参加してきたのですが、イベントはかなりの熱気に包まれ、出演者のテクニックも相当なもの!
なにか新しいものが生まれそうなエネルギーを感じるほどでした。
その様子をレポートさせていただきます!

会場は超満員! 開演前から客席では即興ラップをする人たちが……


開場時刻となると会場内はあっという間に身動きがとれないほどの超満員に!
結局チケットは当日券完売となったそうですね。すごい!

そして開演前にDJが流いているBGMに合わせて即興でラップをする人たちもちらほらと!
集まった人たちがいかにラップ好きなのかがビシビシと伝わってきました。

社会人らしくプレゼン形式で大会趣旨を説明


いよいよ開演時刻となり、まずは大会の趣旨説明が発表されたのですが、社会人らしくパワーポイントを使ったプレゼンテーション形式で行われました。

フリースタイルラップは仕事のプレゼンテーションみたいなもの。仕事で培ったプレゼンスキルを存分に発揮してください」と主催者談。
なかなか気の利いたオープニングに、場内はますますヒートアップ!


ちなみに審査員には元AKB48の平嶋夏海さんや、ラッパーのDOTAMAさんなども参加していました。

ひと通りルール説明や審査員の挨拶が終わったところで、いよいよ本戦がスタートします!

名刺交換から始まるフリースタイルバトル! ハイレベルな戦いが繰り広げられる!


社会人ラップ選手権のおもしろいところは、まず戦う両者による名刺交換が行われるところ。
フリースタイルラップでは相手を罵るようなラップの応酬が行われるのですが、名刺交換をすることでフェアプレーを誓い合うといったところでしょうか。
これぞ社会人のマナーというやつですね。素晴らしい!

次々に繰り広げられる異業種同士の戦い!


本戦出場となった16名は全員が社会人とはいえ、職業はバラバラ。
国家公務員や官僚、社長といった肩書を持った人もいれば、フリーターやボーナス3万だったことを叫んだ編集者など、個性豊かな人たちが出場をしているのです。

国内トップクラスの大手IT企業社員と中小IT企業企業社員の対決があったり、大手企業の人事とフリーターが対決したり、普段は交流することがないであろう人たちによる夢の組み合わせが目白押しとなりました!

即興で繰り広げられるラップの応酬がすごい!

それぞれの出場者が自分の職業や相手の職業に絡めたラップを繰り広げるのですが、飛び交うフレーズが非常におもしろいのです。
相手を罵るのに「懲戒免職」とか「転職しろよ」とか出てくるのはまさに社会人ラップといったところでしょう。

単純なスキルであればもっと上手な人もたくさんいるのだと思いますが、いい感じに粗く、おもしろいフレーズや見事に韻を踏んだフレーズが飛び出すと、そのたびに客席から大歓声!
即興だからこそ生まれるライブ感と、社会人ラッパーたちの切り返しのうまさ、頭の回転の速さには本当に驚かされますね。


こちらは個人的にベストバウトだった一戦の動画。
歯医者が「てめぇの前歯全部ブチ折ってやろうか!」とラップするのとか、あまりにも最低で最高でしたね!

大会が進むにつれ、出場者の個性が掴めてきておもしろい


大会は16名によるトーナメント戦で行われているため、1回戦、2回戦、準決勝、決勝と最大で4回同じ人の戦いぶりを見られるのですが、回数を重ねるにつれて出場者の性格が掴めてきます。
ラップに自分の仕事へのプライドがにじみ出る人や、お金の生々しい話ばかりをラップに乗せる人、ゲスな下ネタばかりをラップにする人などなど、出場者の個性を把握できると一層楽しく観戦できるのです!

大盛況の末に幕を閉じた社会人ラップ選手権 次回は8月に開催!


そして決勝戦、白熱した延長戦の末にエリート会社員のPennyさんが優勝!
判定が出た瞬間に会場は大興奮に包まれます!
相手のラップをしっかり受け止めた上で上手に切り返し、なおかつクールでステータスが高いキャラを崩さなかったテクニックは素人目で見ても相当なものでした。

対戦相手となったMC KAWATAKUさんも怒涛の下ネタで勝ち進んできたのですが、最後はエスカレートさせすぎた感がありましたね。
審査員に元AKB48がいることを忘れてしまっていたのでしょう。
それにしても非常に熱い決勝戦でした!


こうして、第1回社会人ラップ選手権は幕を閉じました。
出演者も客席も完全に一体となって盛り上がった素晴らしいイベントでしたね!
優勝したPennyさんには賞品として特製の名刺がプレゼントされるとのこと。
優勝賞品まで社会人を前面に押し出したものになっているあたり、さすがです。

イベントに参加させていただいて思ったのは、出演者も観客もみんなラップが大好きなんだなあということ。
純粋にテクニックを競うだけでなく、出演者の人間性がすごく際立っていて、ラップの内容にも共感を持てることが多かったのがすごくおもしろかったですね!

また、今回参加した人は「次回こそ優勝したい!」と思えるような、客席にいた人たちも「次は参加したい!」と思えるような、熱いエネルギーをすごく感じました。
たとえ毎日仕事で鬱憤を溜め込んでも、社会人ラップ選手権出場を目指して熱くなれるから日々の生活が充実する。
そんな人たちがどんどん増えていきそうな大会に育っていきそうな気がしますね!

イベントの最後に発表がありましたが、第2回社会人ラップ選手権は8月のどこかの週末に開催されることが決定したとのこと。
ラップが好きだという方だけでなく、毎日の仕事で吐き出したいものが溜まっているという方はぜひ挑戦してみてください!
僕ももしかしたら次は参加者の方にいるかもしれません。

社会人ラップ選手権
http://shakaijin-rap.jp/

―― 見たことのないものを見に行こう 『ガジェット通信』
(執筆者: ノジーマ) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか

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