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プロと一緒にリフォームを。ホームセンターの新たな試み

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DIYをサポートするショップが続々とオープンする中、「自分でやるもよし」「プロに頼むもよし」、その中間の「プロと一緒にリフォームやDIY」という3つの選択肢を比較・相談できる店舗が登場した。オープンして約2カ月、そのサービス内容や顧客の反応を聞いてみた。
「費用」「かかる時間」が明確、自分でやるかプロに依頼するか判断しやすくなる

「自分でやる?一緒にやる?」と描かれた看板が掲げられた店舗の名は「ドイト ウィズ リ・ホーム新宿下落合店」。東京・埼玉を中心にホームセンターを展開するドイト株式会社の新業態の店舗「体験型DIYリフォームショールーム」で、2015年12月5日にオープンしたばかり。ドイト株式会社でリフォーム事業と戦略企画部の責任者である天岸誠さんに新店舗についてお話を伺った。

「この店舗の最大の特徴は、<お客様自身で行うリフォーム>つまりDIY、<プロにお任せするリフォーム>、そして<プロと一緒にできるリフォーム>の3つパターンについて、「費用」と「かかる時間」を明示してお客様自身で選択しやすくしたことです」と天岸さん。

確かに店内のいたるところに、この3つについての作業時間と料金の目安が表示されている。例えばこちらの「床をフローリング」の場合、
・「DIY」自分でやる!→ 作業時間8時間・約3万円
・「With」一緒にやる!→ 作業時間6時間・約4万5000円
・「Reform」プロにおまかせ!→ 作業時間4時間・約6万円
と掲示。広さや部屋の形状などによって時間・金額は変わるが、目安があることで、「これなら自分でやってみたい」とか「さすがに8時間はキツイな」など、判断しやすくなりそうだ。

【画像1】店内のいたるところにこのような3種類の価格目安が書かれた掲示が置いてある(撮影:SUUMOジャーナル編集部)とにかく「入りやすい」「相談しやすい」店舗を目指した

「Do it yourself」が店舗名の元となっているドイトは、1972年に第一号店をつくったホームセンターの老舗だ。2007年にドン・キホーテグループの傘下となり、現在の店舗は13店舗。自宅の維持・改善を行うための素材や道具を多数扱っている。

創業時よりリフォーム事業も行っていたが、2015年からよりリフォームに力を入れることに。そしてDIYも含めた新しい業態の店舗を模索した。「ショールーム」というと、個人情報を記入したり、決まっていないのに声をかけられて気まずい思いをしそうなど、入りづらいと感じる人も多い。そこで、ホームセンターのように身近な存在でいて、かつ、スタッフに専門的な相談も気軽にできる、そんな店を目指した。

そして、リフォームの価格の不透明さを少しでも払拭するために、「材料費」と「施工費」を分けて考え、「施工」部分について、「自分・プロ・一緒に」という選択肢を提示した。「DIY」を切り口とすることで、気軽に入りやすい店舗づくりを考えた。

「DIYの相談にのりながら、将来的なリフォームの相談もしやすい関係性をつくっていきたいと思っています。オープンしてまだ1カ月(取材時)ですが、Withの相談をいただいたりリフォームのご依頼をいただいたりと出だしとしては好調ですが、日々勉強、試行錯誤しています」と天岸さん。

【画像2】1Fの入り口左手一面には、自宅の修繕でニーズが高そうなテーマがずらり。「玄関錠を取り換えよう」「障子紙をはろう」「水漏れを直そう」「網戸を張り替える」など(撮影:SUUMOジャーナル編集部)

【画像3】2Fはショールーム。キッチン、トイレをはじめとして、子ども部屋のDIYアレンジ、庭に建てられる小屋など、さまざまな実物が見られる。写真左はタレントの大桃美代子さん。右は大桃さんを中心としたDIYを教えられる人約10名「Team Omomo」によるデザインプラン(撮影:SUUMOジャーナル編集部)

【画像4】どんな「With(一緒にやる)」ができるかのポップ一例。家の手すりを塗り替えたいけど自分でできるかな? という問いには、「A.サビ落としなどの下準備をプロがやりますので<仕上げの塗装>のみをDIYでお楽しみください」と回答。確かにそれなら楽しくチャレンジできそう(撮影:SUUMOジャーナル編集部)DIYとリフォームを一緒に。自分でアレンジすることで愛着が増す

店内には「With」の料金目安が書かれているが、実際には、「With」の内容は決まったものではなく相談することができる。これまでに、収納棚の加工・設置、部屋の塗装などを一緒にやる依頼があったそうだ。

ドイトでは昨年この店をオープンさせるために、リフォーム事業部の人材を強化し、新規に4、5人を採用、また人事異動などで増員した。元大工や電気工事士の有資格者、元家電量販店のスタッフ、そしてDIYアドバイザー資格を持つスタッフなども配置し、さまざまな要望にこたえていく姿勢だ。

DIYができるスペースを提供したり、さまざまなワークショップを頻繁に開催することで、DIY好きが集い、DIY初心者も訪れやすいしくみとなっている。さらに、ほかのDIYショップと異なり、DIYの延長線としてリフォームの相談もできることを便利に感じる人は多いだろう。

また、リフォームを全部自分でやるのは難しいが、仕上げの一部を自分でアレンジするのは楽しさが感じられるはず。自分で関わることでより想いのこもったもの、愛着がもてるものが出来上がる。だから、「DIY」か「リフォーム」か、という二択ではなく、「プロと一緒に」という選択肢がキーとなる。

ホームセンターという私たちに身近な業態の店舗が、リフォームやリフォームサポートを行うことで、DIY初心者でもより取り組みやすくなっていくだろう。どれだけ多くの「With」が生まれるのか、今後も注目していきたい。

【画像5】1FのDIYスペース。おそろいのつなぎを着て笑顔でむかえてくださった女性スタッフのみなさん(撮影:SUUMOジャーナル編集部)●取材協力
ドイト ウィズ リ・ホーム新宿下落合店
元記事URL http://suumo.jp/journal/2016/02/04/105384/
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