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MASH A&R主催イベントにてORAL、フレデリック、テレン等が激突!

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THE ORAL CIGARETTES、フレデリック、LAMP IN TERRENが所属するMASH A&Rの新春ライヴイベント「MASHROOM」が、1月17日に恵比寿LIQUIDROOMにて行われた。

昨年に続く2度目の開催、MASH A&Rのアーティストが一堂に揃う本イベント。チケットはソールドアウト、さらにスペシャアプリ、SPACE SHOWER ON DEMAND、LINE「LINE LIVE CAST」で生配信も行われ、満員の場内のみならず多くの人が出演バンドそれぞれの個性が発揮された熱いライヴを見届けた。ライヴの他にも、会場には各バンドメンバーの等身大パネルや書き初めがあったり、それぞれのバンドがプロデュースしたドリンクやフードが販売されたりと、この日限りの催しも行われ、バンドもオーディエンスもスペシャルな一夜を楽しんでいた。

まずステージに登場したのは、昨年のオーディション「MASH FIGHT! Vol.4」で見事グランプリを勝ち取り、新たにMASH A&Rに所属することになったパノラマパナマタウン。ファンキーなヒップホップとエッジの鋭いガレージロックを自由に行き来するこのバンド、まずはミドルテンポのファンキーなグルーヴの上を軽やかなフロウが舞う“パノラマパナマタウンのテーマ”からスタートし、続いて歌も音も不敵に撃ちっ放していくソリッド&クールな“ロールプレイング”で一気にエネルギーを爆発。グランプリ受賞の想いを語りながら「新しいロックの形を持ってきました」と“SHINKAICHI”を飛ばし、畳みかけるようにアグレッシブなナンバー“いい趣味してるね”へ。アンサンブルにしてもヴォーカルにしても、時にたっぷりとファンキーな、時に鋭利で攻撃的に緩急をつけながら、フロアをエモーショナルに呑み込んでいく。自分達にしかできないロックを提示しようという情熱と、ここから始まる未来への決意が伝わる堂々としたアクトだった。

続く2番手はLAMP IN TERREN。2016年一発目のライヴということもあり、この日は冒頭から気を吐くようなエネルギッシュなライヴを展開していった。幕開けの“メイ”では、松本の語り掛けるようなしっとりとした歌からサビへとなだれ込んだ瞬間、一気に拳が上がる。そのまま「跳べ、リキッド!」と叫び、“林檎の理”へ。大屋真太郎(G)の加入で重層的かつダイナミックな色を帯びるようになったサウンドと、時に躍動的に、特に深遠にその表情を変化させる松本の歌が響きわたり、LAMP IN TERRENという世界を見せつけていく。「僕らも一歩ずつ進んでいくので、みなさんもついてきてください」と語気強く宣言した後に放たれた代表曲“緑閃光”は、特に感動的だった。一音一音、一打一打、しっかりと想いをビートに変えていくリズム隊の上で、松本のエモーショナルな歌が聴き手の真ん中に飛び込んでいく。“multiverse”ではシンガロングを巻き起こし、ラストは“ワンダーランド”でフィニッシュ。昨年、そもそもこのバンドの原型であった4人体制となり、新たなスタートを切ったLAMP IN TERRENの覚悟とプライドがこもるアクトだった。

3番手に登場したのはTHE ORAL CIGARETTES。登場と同時に山中拓也が「そろそろウズウズしてきてんちゃう?」とフロアを挑発し、“mist…”で早くも熱狂のピークに。1月4日のZeppDiverCityでのリベンジワンマンを大成功させた勢いをそのままリキッドに持ち込むかのように、いつにも増して果敢に攻めていく。とにかくステージから放たれる「圧」がすごい。1月5日にリリースした『FIXION』からの楽曲も投下しながら、獰猛なエネルギーとゾクッとするような色気が混じり合うオーラルにしか生み出せないロックを見せつけていった。「テレビ越しとか画面越しにどうたら言う人がいるけど、ちゃんとライヴに来て歌ってる人そのものを見て欲しい。どん底見て這い上がった人間は強いから」という山中のMCに導かれ、“起死回生STORY”へ。昨年ポリープの摘出手術を受けた山中の歌は、むしろポリープ発見よりもパワーも表現力も格段に増していて、とてもいい。「相手の言ったことに惑わされんな、自分で判断しろ!」と叫びながら、興奮収まらないフロアに“カンタンナコト”、“狂乱 Hey Kids!!”とキラーチューンを叩きつけていった。ロックバンドとしての闘争心と表現者の気概に満ちた情熱的なアクトだった。

そして、ラストを飾ったのはフレデリック。グルーヴィな歌とリズムに心と体がゆらめく“峠の幽霊”からスタートしたライヴは、序盤で早くも“オドループ”のカードが切られ、リキッドルーム全体が狂騒的なダンスフロアへと変貌していった。“DNAです”、“プロレスごっこのフラフープ”など、フレデリックらしいエッジを効かせた個性的な楽曲群が次々と放たれ、フロアの景色を変えていく。MCでは健司が初代オーディションで特別賞を獲ったこと=グランプリを獲れずに悔しい思いをしたことを振り返りながら(ちなみにその年のグランプリはTHE ORAL CIGARETTESだった)、最後は「特別賞は、フレデリックがオンリー1である証拠。フレデリックについてきてほしい」と吠え、そのまま“トウメイニンゲン”へ突入。昨年秋に新たな体制へと変化したバンドアンサンブルもがっちりと噛み合い、グルーヴィかつエネルギッシュな音像が展開されていく。フレデリックの決意表明たる新たな代表曲“ハローグッバイ”では気概と覚悟に満ちたまっすぐな健司のヴォーカルが際立ち、大熱狂の中ライヴが終了。2016年の飛躍を誓う、感動的なステージだった。

続くアンコールは、ORAL、フレデリック、LAMPのメンバー全員をシャッフルして結成された、この日限りのふたつのスペシャルバンドが登場。先行は、ヴォーカル三原健司(フレデリック)&松本大(LAMP IN TEREN)、ギター赤頭隆児(フレデリック)、ベースあきらかにあきら、ドラム中西雅也(ともにTHE ORAL CIGARETTES)から成る「MARK-D」(メンバー5人の頭文字)がステージに上がり、坂本九の“明日があるさ”のカヴァーを披露。フロアも含め大合唱が響き渡る朗らかとしたセッションだった。続いては「NON -DACRE」。メンバーは、2MCとして山中拓也(THE ORAL CIGARETTES)&三原康司(フレデリック)、ギター鈴木重伸(THE ORAL CIGARETTES)&大屋真太郎、ベース中原健仁、ドラム川口大喜(ともにLAMP IN TERREN)。まずはダンサブルなグルーヴを放出してラップをカマし、そのままウルフルズのカヴァー曲“ええねん”へ。同じプロダクションに所属する盟友同士の想いが通い合う幸福な景色の中で、イベントはフィナーレを迎えた。

山中もMCで語っていた通り、2015年1年間は、THE ORAL CIGARETTESは山中の喉の手術を乗り越え、フレデリックはメンバー脱退を経て3人でリスタート、LAMP IN TERRENはオリジナルメンバーである大屋が新加入と、3バンド共に大きな試練や転機を迎えた1年だった。しかし、そういう1年を経たことでどのバンドも地力も覚悟も上げ、1年前のMASHROOMの時よりも数段たくましい姿を見せつけていたのがとても印象的だった。パノラマパナマタウンという仲間を迎え、4バンドになったMASH A&R。その飛躍を誓うにふさわしい、熱いライヴイベントだった。

Photo by Viola Kam (V’z Twinkle)

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