固定電話へ1分約1.5円! 『Gmail』から固定電話への通話機能が38か国語に対応
Googleは、『Gmail』アカウントから電話をかけられる機能を新たに38か国語に対応を拡大、支払い可能な通貨も4種類(米ドル、カナダドル、英ポンド、ユーロ)に増やしました。同機能は、昨年アメリカ国内のみでリリースされ、アメリカおよびカナダ国内では固定電話と携帯電話への通話を無料で、同国から海外への国際通話を非常に安価で提供し話題になりました。今回新たに追加された国からの国際通話も、基本料や接続料の加算はなく他のインターネット電話に比べて格安です。日本国内からの利用は数日中に可能になる見通し。
Googleは、チャット機能『Google Talk』での通話、先日リリースされた『Google+』のビデオチャット『Hangout』など通話機能に力を入れています。『Gmail』からの電話機能は、固定電話や携帯電話への通話を格安で提供。アメリカから日本(固定電話)への通話は0.02ドル/分(約1.5円/8月3日現在のレート、以下同様)。携帯電話への通話でも0.11ドル/分(約8円)と、『Skype』を含めた他のインターネット電話と比べても非常に安価です(※VATは別途加算)。これまでは米国内のみの提供でしたが、今回あらたに38か国語に対応を拡大しました。アメリカおよびカナダ国内の通話は2011年末までは無料を継続する予定。
『Gmail』からの通話利用には、『voice and video plug-in』のインストールが必要です。今のところは、『voice and video plug-in』をインストールしても「現在の場所では Gmail に発信できません」というメッセージが表示されますが、数日中には有効化されるようです。それにしても、Microsoft+Skype&FacebookとGoogleのビデオチャットと電話サービス分野での競争が激化してきましたね。Appleの『Facetime』も含めて3者による争いとも言えますが、いったいユーザーの心をつかむのはどのサービスになるのでしょうか。
京都在住の編集・ライター。ガジェット通信では、GoogleとSNS、新製品などを担当していましたが、今は「書店・ブックカフェが選ぶ一冊」京都編を取材執筆中。
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。