【第13回】結婚願望があるのにできないのはどうして？～占い師ニコラシカの『お悩み相談』

不定期でお届けするニコラシカのお悩み相談。
今回は、結婚願望があるのに何故か結婚までたどりつけない30代女性のお悩みです。

わたしは結婚できますか？
結婚願望はすごくあるのに、そういう出会いがありません。
好きだと思っても素直に言葉が出なくてひどいことを言ってしまって離れて行ってしまうような気がします。
最近では、本当に好きなのかもよくわからなくて、いずれ本当に好きな人ができるのか、自分を好きになってくれる人もできるのか不安です。
年齢も33歳なので子どもが将来できるのかも心配です。
人には選びすぎなんじゃないかとか言われたりしますがそんなことはないつもりです。
この先どうしたらいいか教えてほしいです。
（30代／女性）

「選びすぎなんじゃないか」と言ってくれる周囲の方は、優しいですね。
カードはもっとストレートに、あなたの自分への甘さを指摘していますよ。

では順番に見ていきましょう。

現状の位置には『愚者』のカード、そして補足として引いたカードには『聖杯5』と『剣3』。
自由でいたい、束縛されたくない、型にはまりたくないというあなたの性格が、一般的な恋愛観と異なるため、うまくいかずにケンカや別離につながって、「ああ、またダメだった」と失望する結果を招いているのではないでしょうか。

そしてあなたの潜在意識は、『星』であり『棍棒2』。どうにかなるという希望を楽観的に持っているのです。
あなたの不安がウソだと言っているのではありません。ただ、危機感が薄いのは確かなようです。
きっと魅力的な方なのでしょう。あなた自身を表すカードは『魔術師』でしたから、コミュニケーション力も高く、機知に富み、適応力もあって、本気で望めば、彼氏を作ることもそんなに難しくないのではありませんか。
だからこそ、切実な悩みとしては自覚できずにいるようです。

このままでは、未来の位置で『法王　逆位置』、『剣10　逆位置』、『剣5』が示唆するように、世間体や建前にこだわって彼氏を作ったり、あるいは結婚してみたりするものの、一時的な解決にしかならず、結局は傷つけ合うような別れ方を繰り返してしまいそうです。

では、どうすれば良いのか？

障害となっているのは『節制』のカードですから、相手に対する献身の気持ちや自分をコントロールしようとする意思が足りていないことになります。

また、あなたが問題を解決しようとする際のキイカードとして、『悪魔　逆位置』と『棍棒6』が出ましたから、苦手を克服すること、自重することが必須となります。
恋をしたら、相手のダメなところばかりに着目して減点していくのではなく、良いところを見つけるように心掛けましょう。
「好きだと思っても素直に言葉にできない」と自分で自分に暗示をかけているうちは、どうにもなりません。「好きだと思ったら好きだと伝えよう、素直になろう」と、自ら変わろうと努力していくしかないのです。

まして子どもがほしいと考えているなら尚更です。
幼い子は言葉を素直に額面どおりに受け止めてしまいます。あなたが「好き」という気持ちをちゃんと伝えてあげられなければ、その子はあなたから「好き」という思いを受け取れないまま成長しなければならないんですよ。
そんなことは、決してあなたの本意ではないと思います。

結論の位置には『死神　逆位置』と『聖杯9　逆位置』のカード。
自己満足や思い込みの落胆に振り回されず、あなた自身が自分を仕切りなおし、ゼロからスタートするつもりで自分を変えていくことができれば、もともと魅力を持ったあなたのこと、結婚への道も必ず開けてくるはずです。

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占い提供：『Nikolaschka （ニコラシカ）』
イラスト提供：ナガヨシモカ

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