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ベンチャー1年目社員へのビックリする無茶振り 「インドネシアで子会社立ち上げ」「経営者に混じってビジコン参加」

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みなさんこんにちは! 平成広報女子会です。私たち若手女性広報担当者が、毎回テーマに沿って各所属企業の魅力をご紹介するこのコーナー。2回目となる今回は「1年目社員への無茶振り」です!

少数精鋭で会社を回しているベンチャー企業では、社員一人ひとりに大きな裁量権が与えられます。それは、若手社員に対しても同じ。入社間もない新人に、いきなり大きなミッションを任せられることも珍しくありません。今回はそんなベンチャーでの「無茶振り」を、実例を基にご紹介します!
入社して即ジャカルタ赴任! 現地スタッフと一緒に断食も

リッチメディア(東京・新宿)では2013年4月、インドネシアで美容メディアを立ち上げるべく、まだ入社18日目の新卒社員だった笹川大和さんに現地の子会社事業を任せています。当時23歳、入社後、落ち着く暇もなくジャカルタまでの片道切符を渡された笹川さんに、そのときの話を聞いてみました。

「当時はオフィスも勿論のこと、従業員も、取引先もありませんでした」

市場調査から始め、文字通りゼロから海外支社設立に挑戦した笹川さん。文化や宗教など、日本とは環境がだいぶ異なるインドネシアですが、やはりまず言葉の壁にぶつかります。

「スタッフは全て僕が採用していて、もちろん英語を話せるメンバーもいたのですが、インドネシア人同士で話すときはインドネシア語です。なので、メンバーが何を考え、何を発しているのかは直接的にはなかなか把握出来ないわけです」

そのため、人事評価の際には、同じチームにいる第三者の評価も参考にし、なるべく客観的に評価ができるようにしていたといいます。また、インドネシアでは「働く」ということに対する考え方も日本と違っていたそうです。

「例えば、現地では定時になればすぐに仕事を終え帰宅する人がとても多いです。夜は家族との時間を大切にし、家族団欒の時間を優先する文化があります。自ら積極的に会社にコミットする日本のベンチャー的な働き方とは全然違いますね。なので、モチベーションをキープしつつ、会社へのロイヤリティをいかに高めるか、というのが常に課題でした」

そうした中で笹川さんが行ったのが断食です。インドネシアはイスラム教徒が多いので、毎年ラマダーンと呼ばれる期間中は日の出から日没まで飲食しない、という習慣があります。異教徒に強制されることはないのですが、笹川さんは現地スタッフと少しでも結束を固めるためにと、約1か月間断食を行い、苦楽を共にしました。

そして、約2年半経った現在、立ち上げた美容メディアも順調に成長し、現地の大企業と取引するようにもなりました。従業員数も約20人になり、インドネシアで躍進する日系企業として現地の新聞でも紹介されています。

「進出当初は、周囲の誰もが『出来ない』と思っていました。しかし、自分以外頼りになるものが何一つない環境でゼロからチャレンジをすることで、自問自答を繰り返し、大きな成長と自信に繋がったと感じています」

控えめ新卒女子、「駅すぱあと」の改良版を企画しコンテスト出場

続いて乗り換え案内サービス「駅すぱあと」のヴァル研究所(東京・高円寺)からご紹介。グローバルなリッチメディアとは打って変わって、今度はビジネスプランコンテストに参加することになった新卒社員「もっちー」こと望月茜さん(23)のお話です。

もっちーは今年7月、Web開発チームに配属されたばかりのころ、ドコモと京急によるビジネスプランコンテスト「Railway×ICT」に参加するよう言われました。ITと鉄道をテーマにしたビジネスプランを企画し、試作品を作ってプレゼンするというイベントです。

普段は人見知りな控えめキャラのもっちーですが、以前から企画に興味があったため「はい!やります!」と二つ返事で承諾。早速準備にとりかかりました。

もっちーが考えたのは、自社の乗り換え案内アプリ「駅すぱあと」をアップグレードしたもの。経路を検索して決定すると、実際に乗り換えのタイミングになったときに、「次はこの電車ですよ」と自動で通知してくれる、というアプリです。乗り換えの度にいちいちロック画面を解除する必要が無いので、スマートに移動することができます。

ただ、アイデアこそ認められたものの、企画書を何度出しても上司からは「表現がわかりづらい」「何のためにこれをするの」とダメ出しされます。

「アイデアをどうビジネスに落としこむのか、どう実現させるのか、どう収益を得ていくのか。企画の難しさがわかりました」

と、もっちーは語ります。

指摘された点を何度も修正し、8月には見事書類審査を通過。その後、主催側にフィードバックミーティングをしてもらい、9月には審査員の前で最終プレゼンを行いました。他の候補者はみな企業経営者といった猛者ばかり。もっちーは当日緊張のあまり38度の熱が出たといいます。

しかし結果は惜しくも入選ならず。ただ、「1年目なのに会社を背負って企業のトップと対等に渡り合った。企画の精度も高かった」と、社内ではちょっとしたヒーローでした。

もっちーも、自分で考えた企画で最終選考まで行けたことが大きな自信になったようです。

「戸惑うことばかりでしたが、今回自分でサービスを企画し、プレゼンまでしてみて、改めて何かを作ることの面白さを感じることができました。今後も大好きなITを使って新しいものを作っていきたいです」

時差12時間! 地球の裏側ブラジルでのサービス展開に奮闘する新人

最後は、オンライン英会話サービスを提供するレアジョブ(東京・原宿)の無茶振りストーリーです。2015年3月、レアジョブではブラジルでのサービス展開を決定したのですが、立ち上げメンバーとしてアサインされたのは、同じく3月に卒業したばかりの新卒社員、中沢亮太さん(24)。ブラジルでの事業を軌道に乗せるべく10月から一人サンパウロで働いています。

業務としては、市場調査からサービス企画、カスタマーサポートの体制づくりのほか、法人営業やPRなどなど。日系ブラジル人の現地マネージャーと連携して。立ち上げに関わるすべての仕事に取り組んでいます。

ですが、ブラジルではトラブルも日常茶飯事です。

「ブラジルに到着して早々、不動産業者に案内されていたアパートを契約しようとしたら直前で断られ、路頭に迷いかけました」

と中沢さんは語ります。生活環境も日本と大違い。アパートの自室には洗濯機がなく、手洗いで済ますことも多いのだそうです。

また、ブラジルだけで完結する業務はほとんどなく、開発をしている日本や、講師の採用や教材開発を担当するフィリピンのメンバー達ともやり取りしなければいけません。日本とブラジルの時差は12時間。日本時間で午前に行われる定例ミーティングにスカイプで参加するときには、深夜12時まで仕事モードです。

かなり大変そうな入社1年目でのブラジル単独赴任。ですが、この無茶振りとも思えるミッションも中沢さん自らが希望していたといいます。

「元々、ITを使ってグローバルにビジネスをしたいという思いがありました。レアジョブでは学生時代からインターンをしていたのですが、そこでブラジルでの事業計画を聞き、自分も是非立ち上げに関わりたいと思い、入社を決意しました。日本の反対側に位置するブラジルでは、ビジネスどころか生活することすら簡単ではありません。ですが、ハードルが多い分、学びもとても多いと感じています」

現在、ポルトガル語の習得に励んでいるという中沢さん。今後は日本・フィリピン・ブラジルの三か国を繋ぐ人材として活躍が期待されています。

以上、3社の「無茶振り」をお届けしました! 自分がそんな無茶振りされたら大変!と思った方もいるのではないでしょうか。若い社員にどんどんチャレンジさせ、成長させる文化があるのはベンチャー企業ならではですね。

次のテーマは「オフィス紹介」です! 最近のIT企業では仕事が楽しくなるように、オフィス環境にも趣向を凝らすところが多いみたいですね。オフィスインテリアの参考にもなるのでぜひご期待ください!

【平成広報女子会】
広報担当者養成機関「東京PRアカデミー」参加者らによって結成された「平成生まれの女性広報担当者」の集い。現在、ITベンチャーを中心に41社から42人が参加している。次の時代を担う広報担当者になるべく日々勉強中。

あわせてよみたい:今どきベンチャーのユニークな社内制度を紹介します♪
 

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