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偏差値35から東京大学へ “野球バカ”高校生が実践した勉強法

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 高校2年生夏の時点で偏差値35から東京大学へ。これは決して不可能なことではない。現時点で勉強ができないからといって、その子が本当にできないとは限らない。違うことに熱中して、勉強を疎かにしているだけで、勉強に熱中させればその可能性は大きくなることもある。
 子どもの潜在能力や可能性を潰さず、うまく引き出す方法とはどんなものなのだろうか。

 『偏差値35の「野球バカ」でも東大なら受かる勉強法』(時田哲光/著、ワニブックス/刊)は、著者の時田氏が大学生のときに家庭教師をすることになった赤点だらけの男子高校生が、わずか1年6ヶ月のあいだに偏差値35から67まで上がり、東京大学理科?類に現役合格するまでの物語を描いている。当時の男子高校生との物語に基づいて、時田氏が普段から実践しいている指導メソッドや勉強法について紹介されている。

 主人公の高校2年生の旭川太陽くんは超ド級の“野球バカ”。といっても朝から晩まで白球を追う高校球児ではなく、ヒマがあれば近所の草野球ですら観戦に行き、野球グッズをひたすら集め、愛読書は選手名鑑、部屋には野球のポスターが貼られ、野球グッズに溢れているという「野球オタク」だ。
 そんな太陽くんは、学校では「野球バカのキャラ」「底抜けに明るいキャラ」「勉強ができないキャラ」として、クラスの中で彼なりのポジションを築いていた。時田氏が、太陽くんの家庭教師となったときの直近の偏差値は35だった。

 太陽くんが東大を目指すきっかけは、ピッチャーの速度を計測するスピードガンだった。スピードガンについて力説する太陽君に「そんなにすごいなら、太陽が大学で研究してつくっちゃえばいいじゃん。もしオレが研究するなら東大かなぁ…」と、時田氏が言うと、「いいですね!僕もそうします!」と答える太陽くん。こうして、偏差値35の“野球バカ”太陽くんは、東大を目指すことになる。
 長らく勉強から離れていた太陽くんにとって、基本的な思考力を鍛えることが重要だった。東大に合格するためには3種類の思考力が必要だと時田氏は述べる。

・分解力(複雑な物事を噛み砕き、シンプルに読み解く力)
・想定力(柔軟な発想で解決策を見いだす力)
・説明力(わかりやすい言葉で納得させる力)

 逆をいえば、東大は、この3つの力を備えた人を欲しているので、東大の問題では、この思考力があるかどうかを試されているということになる。太陽くんは、東大受験の勉強基礎体力ともいえる「分解し、想定し、説明する」ということを体に染み込ませていく作業を、ひたすら反復することになるのだった。

 「主体性」と「応用力」と「状況反応力」。時田氏の教育メソッドで目標とするゴールはこの3つだという。もちろん志望大学合格が受験生にとっての最大の目標だが、受験勉強を通じて、有意義な大学生活、その先の人生を自分の力で切り拓いていく力をつけることが大事なことなのだろう。
(新刊JP編集部)


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