ガジェット通信

見たことのないものを見に行こう

製品化できそうなアイデアは? ファションハッカソン『HAPPY OUTSIDE BEAMS HACK』レポート

DATE: BY:
  • ガジェット通信を≫

IT・デジタルコンテンツ人材を養成するデジタルハリウッドが2015年4月に開講したエンジニア養成講座『G’s ACADEMY TOKYO』が、LIG・サムライインキュベート・ビームスの協賛によるハッカソン『HAPPY OUTSIDE BEAMS HACK』を2015年10月24日・25日の二日間に渡って開催。ビームスの野外フェス・アウトドア向けプロジェクト『HAPPY OUTSIDE BEAMS』のコンセプトに合った、 “外遊びを楽しくするファッション”をテクノロジーを用いて“ハック”するというテーマに8組のグループが挑戦しました。

アプリやWeb、ハードウェアの開発者やデザイナーだけでなく、ファッション関係の学生まで参加したこのハッカソン。BEAMSの既存のアイテムをいかにテクノロジーと融合させて完成度の高いプロダクトに仕上げることができるか、各グループが取り組むことに。ファッションがテーマということもあり、女性の参加者が多かったのも目を引きました。

“LIG賞”を受賞したのは、チーム“BEAMSSNOW”。雪合戦をアプリ上でスコア化できるというプロダクトを発表。加速度センサーを使い、ワッペンに当てると音が鳴って点数が加算されるというアイデアで、審査員から「単純にやってみたい」という声が多く受賞に至りました。

“BEAMS賞”に選ばれたチーム“dood”は、音楽に合わせて服が振動し、LEDが光るという”SPARKA”と題したX-SPORTSを意識したプロダクトを開発。プレゼン冒頭にレベルの高いプロモーションビデオを用意していたことも高評価に繋がったようです。

“SPARKA”の試作品。実際に振動するデモンストレーションは、不具合が発生して披露できないといったクシデントが発生するのも、ハッカソンらしいところ。

そして、最優秀賞に選ばれたのは、パーカーの紐を動かすことで、簡単にDJのMIXやエフェクトが操作できるという“HAPPY OUTSIDE EFFECTOR”。セットリストをWeb上で共有して、着ている人が任意のエフェクトを担当してグループでセッション感覚が味わえるとのこと。

デモでは、紐を動かすことで、ブートをMIXすることに成功。プロダクトの完成度とデモのわかりやすさも、高評価となったポイントだったように感じました。

ファッションアイテムに、ガジェットやセンサーを取り付けることによって新たな可能性を見出そうとした今回の『HAPPY OUTSIDE BEAMS HACK』。他のチームからは、「光る」「音を出す」といった機能を付加したり、SNSでの出会いを促すようなアイデアが発表されました。
一方で、2日という短い期間で製品化できるアイデアを生むという難しさが浮き彫りになった印象も。関係者からは「ハッカソンにファッションというものが浸透していない」という声もあり、普段「服を着る」という行為がどういうものか、実際に服を作るプロセスが参加者に共有されていない、といったことが課題として残されたように感じました。

『G’s ACADEMY TOKYO』によると、今後もこのハッカソンを継続して実施していく意向。回数を重ねることにより、さらに製品化に近づけるアイデアが生まれる場になることが期待されます。

『HAPPY OUTSIDE BEAMS HACK』(デジタルハリウッド)
http://www.dhw.co.jp/pr/release/detail.php?id=671 [リンク]

ふじいりょうの記事一覧をみる ▶

記者:

乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。

ウェブサイト: http://yaplog.jp/parsleymood/

TwitterID: parsleymood

  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

TOP