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二世帯住宅の実態[1] 調査に見る“マスオさん同居”躍進のワケ

二世帯住宅の実態[1] 調査に見る“マスオさん同居”躍進のワケ

二世帯住宅を発売・研究し続け40年になる旭化成ホームズの二世帯住宅研究所が、二世帯同居の実態と今後の動向を調査した。
今、相続税対策としても脚光を浴びる、二世帯住宅。実家が古くて建て替えの可能性がある子世帯にとって、「二世帯住宅にして親と同居」というのも考えておきたい選択肢。そんな、二世帯住宅のメリットや不安要素を、調査結果から探ってみたい。
二世帯住宅、娘夫婦同居が増加中

まず以下のグラフ、ヘーベルハウス(旭化成ホームズ)で二世帯住宅を建てた家族の構成について

【図表1】【二世帯住宅に占める息子夫婦・娘夫婦同居の割合の変化】(画像提供:旭化成ホームズ)

【図表1】【二世帯住宅に占める息子夫婦・娘夫婦同居の割合の変化】(画像提供:旭化成ホームズ)

約30年前の二世帯住宅は、息子夫婦との同居が76%と主流、娘夫婦同居は23%だったが、2013年では、娘夫婦との同居が34%まで伸びて来ている。その背景について、調査を実施した二世帯住宅研究所の下川主幹研究員に伺った。

【画像1】ヘーベルハウスの二世帯住宅「DUO&DUET」カタログを手に、二世帯住宅研究所の下川さん(写真撮影:藤井繁子)

【画像1】ヘーベルハウスの二世帯住宅「DUO&DUET」カタログを手に、二世帯住宅研究所の下川さん(写真撮影:藤井繁子)

「当社の建築する住宅全体の約20%が二世帯住宅なのですが、グラフのように娘夫婦との同居が増えています。同居の不安やメリットは、親と子、それに息子夫婦か娘夫婦かでも随分違います。それぞれの立場からどんな不安やメリットがあるのかを明らかにするために訪問調査なども実施ました」

80年代バブル期は土地価格が高騰し子世帯が土地を購入して家を建てるのは金銭的に難しかった事もあり、二世帯住宅のシェアは30%まで高まったと言う。
現在70歳手前の団塊の世代は多くが首都圏や都市部の持ち家で、相続税の改正により、自宅を持っているだけで相続税が発生するケースが増えて来る。二世帯住宅を建てると税を軽減できるのも追い風だ。

同居の理由を息子・娘夫婦に聞いてみると、それぞれの上位5つは以下のようになる。親・子世帯同居の理由(子ども回答)
●息子夫婦同居
1位 いずれは同居と思っていたので(41%)
2位 何かあった時に助け合えるから(35%)
3位 親の老後を考えて(32%)
4位 育児の協力を考えたので(25%)
5位 建設時の経済的負担が少ないから(20%)

●娘夫婦同居
1位 何かあった時に助け合えるから(58%)
2位 親の老後を考えて(51%)
3位 育児の協力を考えたので(35%)
4位 いずれは同居と思っていたので(31%)
5位 長女だから(26%)

「育児のみならず、将来親の介護などお互いの世帯が近くで助け合える安心感が、二世帯同居の動機になっています」(下川さん)

上記の項目を見ても、娘夫婦同居の回答の方が50%を超えるものが2つあるなど全体的にも数値が高く、積極的に二世帯同居を選んでいる様子が伺える。

ちなみに息子夫婦同居では30年前は多かった「長男だから」や「親が望んだから」などが大幅に減り、共働きが増えたことで「育児協力のため」という理由がアップしている。

【図表2】【親・子世帯同居の理由(子世帯回答)〜築30年二世帯との比較〜】(画像提供:旭化成ホームズ)

【図表2】【親・子世帯同居の理由(子世帯回答)〜築30年二世帯との比較〜】(画像提供:旭化成ホームズ)マスオさん、妻の両親と同居に不安?と欲求!

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