岩下の新生姜の漬け液を何に漬けると一番おいしいのか調査してみた
非常に個性的なペンライトの発売や、「岩下の新生姜ミュージアム」をオープンしたことで話題になっている「岩下の新生姜」。販売元である岩下食品・岩下和了社長のTwitterを見ると、岩下の新生姜の漬け液にいろんな食材を漬けて食べている人のツイートが紹介されている。そこで、岩下の新生姜の漬け液に漬けて一番おいしい食材は何なのかを実際に試してみることにした。
いつも利用しているスーパーでは岩下の新生姜を取り扱っていないので、少し離れたスーパーへ行き、岩下の新生姜をゲット!
今回のメインは漬け液。ということで、新生姜自体は取り除いてタッパーへ保管。
せっかくなので、新生姜を1本いただいてみる。
ポリポリという食感と爽やかな酸味と、心地良く辛過ぎないピリ辛さ。食べていると喉のあたりがポカポカしてきて喉にも良さそうだ。おいしい。お酒も進むに違いない。
1本食べ終えたら作業再開。今回、漬けるために用意した食材はこちら。
エントリーナンバー1番、トマト。サラダでも熱を通したりソースにしたりと、いろいろな食べ方のできるトマトなら、新生姜の漬け液に漬けてもいけるのではないかと。
続いて、エントリーナンバー2番。アボカド。カフェメニューには欠かせないアボカドは、森のバターと言われるほど栄養も満点。美容にも良いので女性に人気の食材だ。まろやかで濃厚な口当たりと漬け液がどうコラボするのかに注目だ。
エントリーナンバー4番。うずらの卵の水煮。これは、岩下食品の公式ホームページでも紹介されており、おいしいと話題になっているから間違いないはず。
エントリーナンバー5番。チーズ。こちらも、以前筆者が岩下社長に実際にお会いした際に直接聞いたレシピなので自信あり。
エントリーナンバー6番。りんご。今が旬のりんご。変色しやすい果物なので、お弁当に入れる際は塩水やレモン汁に漬けることもある。これを岩下の新生姜の漬け液に漬けるとどうなるのであろうか。
エントリーナンバー7番。豆腐。豆腐は主張するような尖った味ではないので、みそ汁の具から豆腐ハンバーグまでアレンジの幅が広い。おいしく漬かってくれそうだ。
以上が今回使用する食材だ。
漬け液をタッパーに入れ、そこにカットした食材を投入。一晩冷蔵庫で寝かせてみた。ピンク色の漬け液に漬かる食材たちは、乙女な雰囲気を醸し出している。
漬けられたトマト
一夜明け、冷蔵庫から漬け液に浸した食材たちを取り出し、実食。
トマト(おいしさ度★★☆☆☆)
エントリーナンバー順に、まずはトマトから。色にほとんど変化はないが、漬け液に濡れててらてら光る様はどこか妖艶である。
口に入れると、さっぱりとした酸味が広がり、その後トマトの味がした。悪くはない。ただ、トマトの甘さと漬け液の酸っぱさが合っていないような……。わざわざ漬ける必要はないのではないか? という感想だ。
アボカド(おいしさ度☆☆☆☆☆)
密かに期待をしていたアボカド。漬け液はアボカドの色でにごっている。
一口食べた途端、おえぇぇええええええええええええええ!!!!!!! まずい。顔をしかめるほどまずい。酸っぱいしぬちゃぬちゃしているし、まろやかさが変な方向に向かってしまい、泥みたいな味だ。二口目を食べることはできなかった。大いに期待外れな結果……。
うずらの卵の水煮(おいしさ度★★★★★)
さぁて、ここでお口直し。うずらの卵の水煮は公式に載っているくらいだから絶対においしいはず。一晩液に漬かったうずらの卵はほんのりとピンク色に染まっていて、まるで恥じらっている少女のように見えます。
おいしい。本当においしい。さっきのアボカドなんてなかったかのように思えるくらいおいしい。白身の部分にしっかりと漬け液が漬かってさっぱりとした酸味、黄身はほろほろと甘くてちょうどいいバランスだ。お弁当のおかずにもよし、お酒のお供にもよし。これはまたやりたい。
チーズ(おいしさ度★★★★★)
まろやかでありつつ、爽やかな酸っぱさもあり、おいしい! チーズと言えばワインのお供であるが、この漬け液チーズなら日本酒もイケるかも?
りんご(おいしさ度★★★☆☆)
今回のエントリーの中で唯一の果物であるりんご。漬け液に漬かった様子はコンポートのようにも見える。
爽やかでまぁまぁイケる。シャクシャクとした食感もそのままのりんごのときと変わっていない。しかし、普通に剥いてりんごの味を味わう方がおいしいかもしれない。
豆腐(美味しさ度★★★★☆)
豆腐の水分が出たのか、漬け液が濁り、白かった豆腐がうっすらピンク色に染まっている。
豆腐が崩れないようそっと取り出し口へ運ぶ。おっ! おいしい! 小洒落た創作料理屋のお通しで出てもおかしくないような、さっぱりとした上品な味に仕上がっている。
今回、いろんな食材を漬け液に漬けてみたが、淡白な味のものがおいしく漬かる傾向にあった。他にも淡白な味の食材で試してみたい。
そして、漬け液はサブであり、メインは新生姜だ。漬け液ばかり使用してしまった今、新生姜のみが大量に冷蔵庫で眠っている。次は新生姜のレシピももっと研究したい。新生姜だけでなく漬け液までおいしく使える岩下の新生姜。無限の可能性を秘めた岩下の新生姜、今夜のおかずにいかがだろうか。
書いた人:姫野ケイ
ライター。コラムニスト。作家。宮崎県宮崎市出身。1987年9月7日生まれ。日本女子大学文学部日本文学科卒。大学時代は出版社でアルバイトしつつ、ヴィジュアル系バンドの追っかけに明け暮れる。現在は、恋愛や性、カルチャーなどをテーマにwebや雑誌で執筆中。ビールと猫が好き。
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