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日本人は6人に1人が難聴? 聴力が落ちる原因とは

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 最近、前よりも耳の聞こえが悪くなった気がする。でも「難聴なんて、お年寄りの病気」と思い、見て見ぬふりをしていませんか。
 『耳は1分でよくなる!─薬も手術もいらない奇跡の聴力回復法』(自由国民社/刊)によれば、耳は実に繊細な器官であり、内臓の状態やストレスなど様々な要因の影響を受けやすいといいます。つまり身体のどこかが健康を損うことで耳の聞こえが悪くなる、ということはじゅうぶん起こり得ることなのです。
 著者の今野清志さんは「今野式難聴改善エクササイズ」の発案者であり、本書のなかで難聴のメカニズムを明らかにするとともに、その改善法について解説しています。
 今回、新刊JP編集部は今野さんにインタビューをおこない、耳の健康を保つための方法を中心にお話をうかがいました。
(インタビュー・構成:神知典)

――まずは本書の執筆経緯を教えて下さい。

今野:前の本(『目は1分でよくなる!』や『目がよくなって心も体も超スッキリ!』)を出版したときすでに「次は耳についての本を出そう」と思っていたんですよ。私は目と耳の治療家ですからね。

――通常の病院であれば、眼科と耳鼻咽喉科に分かれるところですが、今野さんの治療院では、目も耳も診ていらっしゃるんですよね。

今野:私が治療の指針にしている中医学では目と耳はつながっていると考えるため、こういう形にしています。

――本書のなかでも、聴力と視力が同時に回復したというケースが紹介されていましたね。

今野:あれは典型的な例ですね。目も耳も細かな働きをするため、活動するにはたくさんの血液を必要とします。なので、血流障害が起きれば目も耳も悪くなってしまうんです。

――目のほかにも脳や腎臓など、耳が全身のあらゆる部分と関わりがあると書かれていたのが新鮮でした。

今野:そうですね。そこが西洋医学と中医学のいちばんの違いでしょう。西洋医学ではパーツごとに切り分けて考えようとしますが、中医学ではトータルでとらえて考えようとします。

――いま、本書のキーワードのひとつである中医学について話していただきましたが、もうひとつのキーワード、難聴についてもうかがいたいです。そもそも難聴とはどのようなものなのでしょうか?

今野: 誤解されがちなのですが、難聴とは「音がほとんど聞こえなくなる病気」ではなく、「音が聞こえにくい状態」を指します。

――自分の耳が聞こえにくくなっているかどうかは、何を手がかりに判断すればよいのでしょうか。

今野: たとえば、早口で話されると聞きとりづらいだとか、呼びかけられたのに気づかないことが多いなら、難聴を疑ったほうがいいでしょう。
また欧米の基準では「40dB以下の音を聞き取れない人」を難聴と定義します。この定義でいえば、日本には約2000万人の難聴者がいる計算になります。

――つまり6人に1人は難聴の可能性があるということですね。難聴は必ずしもお年寄りだけの病気ではなく「子どもの難聴も急増している」というお話も印象的でした。

今野:栄養障害や過度なストレスにより耳の聞こえが悪くなる子どもが増えているという印象です。

――聴覚には心理的なものも大きく作用するということなのでしょうか。

今野: そうですね。他には、8歳の子が東日本大震災のショックで聞こえなくなってしまった例もあります。ただ子どもは成長過程にあるので、治る可能性は十分あります。もし専門医に「もう治りません」といわれたとしても、諦めないでほしいですね。

――ちなみに本書で紹介されているエクササイズをおこなったり、あるいは治療院で実際に治療を受けることで耳の具合が良くなったとして、その効果は具体的にどのような形であらわれるものなのでしょうか。たとえば音が聴こえる感覚が変わることで、その人が出す声も変わるというようなことはあるのでしょうか?

今野:たしかに耳がよくなる過程で声が変わっていくということはあります。逆にいえば、声の状態でその人の健康状態はある程度わかります。たとえば、あるときなどはテレビで俳優を見ていて声に力がなくなってきたなと感じ、「あぁ、この人は病気なのかもしれない」と思ったら、そのとおりだったことがありました。

(後編へ続く)


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