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『映画 みんな!エスパーだよ!』安田顕インタビュー「個性が無いから個性的な役が来ると思う」

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2013年4月よりテレビ東京の『ドラマ24』枠で放映され、大きな話題と共に続編が待ち望まれていた性春ドラマが映画化! 『映画 みんな!エスパーだよ!』が9月4日より公開されます。

本作で、エスパーについて研究する浅見教授を演じるのが、俳優の安田顕さん。人気劇団TEAM NACSに所属しながら、数々のドラマ、映画に出演。現在超多忙の安田さんに、『みんな!エスパーだよ!』の魅力、ご自身の青春時代の思い出など、色々とお話を伺ってきました。

(撮影:wosa)

―『みんな!エスパーだよ!』が映画化とは、まさか!という感じだったのですが、最初に聞いた時の感想はいかがですか?

安田顕:嬉しかったですね。出来上がったドラマを観ていてすごく楽しかったですし、染谷君をはじめあのメンバーにまた会えるというのもワクワクしていて。台本をいただいて読んで、園子温監督の一筋縄ではいかないストーリー、色々な要素がどんどん絡み合っていくという、撮影に入る前から映画の完成が楽しみでしたね。

―浅見教授は常に助手の秋山さん(神楽坂恵)のおっぱいを見たり、揉んだりしているかなり個性的なキャラクターですが、ご自身が起用されて驚きましたか?

安田顕:それは僕に個性が無いからでしょうね。個性がある人が個性的な役をやったらお腹いっぱいじゃないですか。「この人おっぱい揉みそうだな〜」って顔の人が揉んだら、やっぱりって感じだけど、僕は揉みそうに無いでしょ(笑)。

―そのギャップがまた、面白いという事ですよね(笑)。園監督の他の監督との違いはどんな所に感じますか?

安田顕:役者をしているから色々な人に気を遣っているわけでは無く、どの現場も好きですし、どの監督も尊敬しています。でも、園監督の現場には本当に他には無いパワーがあって、役者もスタッフもその場にいる全員が惹き付けられているという。

―私は愛知県東三河のロケ現場も取材させていただいたのですが、一発OKも多くて、すごく撮影がはやいなと感じる時も多かったです。

安田顕:僕の印象ですけど、時間をかける所にはとことんかけるし、瞬発的に撮った方がこのシーンはふさわしいという所はすぐ決めていく。絵を嗜まれている方なので、その瞬間のひらめきが強いのか、全体をまとめていく力がすごいですね。園監督の世界観は「わけわかんない事をやってる」と思われがちですが、それには絶対意味があるんだと。ひらめきにはちゃんと意味があるのだと、素晴らしいと思いますね。

―漫画原作があって、ドラマになって、スペシャル版が放送されて、今回の映画化と、『みんな!エスパーだよ!』の一番の魅力は何だと思いますか?

安田顕:思春期にありがちなエッチな妄想や女の子に抱く幻想を、“陰”で表現するのでは無くて“陽”で表現しているという事でしょうね。陰鬱暗な青春もそれはそれで青春の一つだけれど、もっと笑えて面白い事もあっただろうって思い出させてくれますよね。今やすっかり見慣れちゃって……、昔は女の子のパンツの向こう側には何があるんだろうって、ずーっと考えていたのに。女性を目の前にこんな話、ごめんなさいね(笑)。


―いえいえ、お気になさらず(笑)。

安田顕:でも男の子って本当そうなんですよ。水着の写真を消しゴムで消したら奥が見えるんじゃないかとかね。神社の裏側で水に濡れて乾いたカピカピのエロ本一生懸命探したりとか。みんな内緒にしているエロに関する事を「恥ずかしく無いんだよ」って言ってあげているというか。だって、大人になった今でもみんなエロ本買ってるんですから。そうしないとあんなに発行部数いかないですよ(笑)。

『みんな!エスパーだよ!』では、そんな青春を、仲間と一緒に敵と戦うというお話に転換させているのが面白い。「生きるって楽しい!」「仲間最高!」「お母さん産んでくれてありがとう!」なんて言葉をそのまま聞かされても、何も面白く無いわけで、くだらねーって笑えるのに最後はちょっと感動出来るっていうのが良いですよね。

―特にこの映画版は友情や仲間を感じさせるシーンが多いですね。

安田顕:パンチラとかおっぱい揉むとか、そういった部分だけが注目されがちですけど、それだけなら「ギャラクシー賞」は取れないですよ。


―安田さんご自身はどの様な高校生でしたか?

安田顕:こんな話しておきながら、どちらかというと陰な高校生でしたね。受験勉強しないといけないのにコタツで音楽ばっかり聴いてて。カセットテープに自分の選んだ曲を入れてレタリングシートでタイトルをつけて。「mine」っていう名前で何本も作ってましたね。恥ずかしいったらありゃしない。暗い子でしたね。

―恋はしていましたか?

安田顕:していました。中学の時同じクラスで別の高校に行った女の子が好きで。通学に使うバスで一緒になって、その子が友達とキャッキャ話している様子を眺めていて。その子がバスを降りる時に友達に手を振った瞬間、うっかり僕も手を振っちゃったんですね。そうしたら、友達が「気持ち悪い!」ってざわついちゃって、そこから一切目を合わせてもらえませんでしたね。悲しかったです(笑)。

―でも、今ではすっかり明るい安田さんに?

安田顕:う〜ん、今もあまり変わらないと思いますよ。お酒の力を借りると明るくなるし、調子にのって色々言っちゃって日々反省なんですが。『みんな!エスパーだよ!』の現場でも、皆の事は大好きなんだけど、なかなか自分から話しかけたりはしなくて、でも、今日も深水元基君がデザインしているTシャツ着てきたんですけど、仲は良いんですよ。そんなゆるくて素敵な現場でしたね。

―そんな現場の雰囲気が伝わって来る作品になっていると思います。今日はどうもありがとうございました!


オマケ話:インタビュー当日、「ガジェット通信」の名前を告げると、「『龍三と七人の子分たち』と『新宿スワン』で僕の記事を書いてくださいましたよね? 嬉しくてスマホでスクリーンショットしました」と言ってくださった安田さん。編集部一同大喜びでした、ありがとうございました!

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『映画 みんな!エスパーだよ!』公式サイト
http://esper-movie.gaga.ne.jp/

(C)若杉公徳/講談社 (C)2015「映画 みんな!エスパーだよ!」製作委員会

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記者:

映画・アニメ・美容に興味津々な女ライター。猫と男性声優が好きです。

ウェブサイト: https://twitter.com/ZOKU_F

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