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「目の高さ」から撮った被災地の映像 ジャーナリスト・神保哲生氏がウェブ上で公開

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 「津波の場合は、警察が海岸線を封鎖して入れなくなるから、当日勝負かなって」。ビデオニュース・ドットコム代表の神保哲生氏は、2011年3月11日14時46分ごろ東北地方太平洋沖地震が起きてすぐに現地に向かうことを決めた。15時半ごろにひとり車で出発し、福島県・南相馬市に辿り着いたのは12日の午前5時ほど。その取材模様は、翌13日夜に東京に戻った神保氏によってビデオニュース・ドットコム上にアップロードされており、誰でも視聴することが可能だ。ジャーナリスト・青木理氏が「地上波のテレビではこういう(目の高さから撮られた)映像はほとんどなかった」と評した被災地の映像はどのようなものなのか。

 神保哲生氏は、現地が明るくなるとすぐに取材を開始した。神保氏が到着した福島県・南相馬市は、津波により甚大な被害を受けた場所の一つである。その中でも海岸に近い鹿島区右田を訪れた同氏は、その惨状を目にし「その破壊の凄まじさは、(過去に取材した)スマトラ島沖のとき、パプアニューギニアのときよりもひどかったんじゃないか」と語る。たしかに神保氏がカメラ片手に歩く現地には、ひたすらに瓦礫の山・流された車・折れた電信柱などが広がるばかりで、「壊滅状態」という言葉が浮かぶ。

 翌13日の23時半ごろに東京に戻ってきた神保氏は、自ら収めたこれらの映像をスタジオで解説。話を聞いたジャーナリスト・青木理氏は、「地上波のテレビでこういう映像はほとんどなかった」「本当に悲惨」とコメントした。これに対し神保氏は、「あの高さ(目の高さ)に立たないとわからない悲惨さってありますよね」と返したあと、「行ってみないと分からないということの典型」「(誰もが現場に行けるわけではないから)仮に映像を通して現場のことを知るのなら、(ヘリコプターや高台からの映像だけではなく)こういうのもあったほうがいいのかな」と続けた。

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(古川仁美)

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