Apple Musicの発表が競合各社の株価に影響を与える
Appleが6月30日に月額9,99ドル(約1,250円)でApple Music(アップル・ミュージック)サービスを開始すると発表したことを受け、8日、Pandora Media(パンドラ・メディア)とRealNetworks(リアルネットワークス)の株価がそれぞれ4%下落した。ハリウッド・リポーターが伝えている。
まもなく発売になるApple製品が、Pandoraおよび、RealNetworksが一部所有するジョイントベンチャー、Rapsody(ラプソディ)などのライバルサービスの成長にブレーキを掛けるのではと、投資家たちが心配したのだろう。Spotify(スポティファイ)やiHeartRadio(アイハートラジオ)、Tidal(タイダル)など、他のサービスが影響を受ける可能性もあった。
Pandoraには月額4.99ドル(約620円)のプレミアム・サービスのみならず無料アカウントもあり、登録ユーザーは2億人で業界トップとみなされている。同社の株価は8日に70セント(約87円)下落し17.69ドル(約2,200円)に。時価総額は38億ドル(約4,700億円)になった。
一方、4.99ドルと9.99ドルのサービスがあり、ひとつのアカウントに複数のユーザーが登録できるRhapsodyは、有料会員200万人を誇る。RealPlayerソフトで名前が売れたRealNetworksの株価は25セント(約30円)下がり6.82ドル(約850円)に。時価総額は2億4,620万ドル(約306億円)となった。
すでにAppleはiTunesストアを通じてデジタル音楽の代表選手になっているが、昨年、ヘッドフォンで有名なBeats Electronics(ビーツ・エレクトロニクス)を買収した際にBeats Music(ビーツ・ミュージック)を獲得している。Apple Musicは、曲がスキップできる世界的インターネットラジオ、Beats One(ビーツ・ワン)を統合することになるだろう。
Appleの株価は8日に1%上昇して127.80ドル(約15,900円)になり、時価総額は7,363億ドル(約91兆円)となった。
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