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【3Dプリンタのひみつ①】au「3D PRINT LAB.」でオリジナルスマホケースを作ってみた

auでは、2015年1月から、3Dプリンターを活用し、オリジナルスマホケースをデザインして購入できるサービス「3D PRINT LAB.」を展開している。サイト上にあるベースとなるデザイン、カラー、装飾スタンプなどを自由に選ぶだけで、自分だけのスマホケースを3Dプリンターで作ることができるのだ。

「TIME & SPACE」の名前入りケースを作ってみた

サイト上でデザインやスタンプを選んで組み合わせるだけとのことで、作業もカンタン! 早速「3D PRINT LAB.」サイトで注文してみることに。

自分の機種を選択して、色、ベースデザイン、飾りとなるスタンプを好みの位置に配置すれば、はい、デザイン終了。あとは購入手続きして、到着を待つだけ。うーん、ポチポチと数分でスマホケースのデザイン指定ができるって、すごい。ちなみに、お値段は送料込みで3,980円(税抜)。
※iPhone 6 Plusは5,480円(税抜)


左上/まずは機種選択。今回は「INFOBAR A03」を選択。右上/次に色とベースのデザインを決定。左下/文字やスタンプを選択して、好きな位置に配置。大きさを変えたり回転もできて、自由度も高い。右下/配置を決めたら終了! ここまでわずか20分ほど。専門の知識とかまったく必要ナシでサクサクできる

こちらが完成イメージ。うん、われながら無難なデザイン!?

こちらのサービス、3Dプリンターゆえの自由さと手軽さで、男女問わず、ユーザーからはなかなかの好評を得ているとのこと。なんだか急に3Dプリンターに興味がわいてきました。いったいどんな人たちが作ってるでしょうね? というわけで、商品の到着を待つあいだ、立ち上げと運営に携わるスタッフの皆さんに話を聞いてきました。

機種ごと、デザインごとに条件が異なるカオスの領域

集まっていただいたのは、制作工程のパートナーであるDMM.comの皆さん。テレビCMでもおなじみの同社は、3Dプリンターを使ったさまざまなサービスを展開しているとのこと。秋葉原にDMM.make AKIBA、石川県加賀市に3Dプリントセンターの2つの拠点があり、「3D PRINT LAB.」の制作は、後者で行われているのだとか。

今回は「3D PRINT LAB.」のサービス立ち上げ当時からの話を振り返ってもらいました。まずは、KDDI側の制作担当者であるパーソナルサービス企画部の山田健太と、DMM.comの営業担当、岡本康広さんとの対談からスタート。

山田「3Dプリンターでスマホケースを作りたいというアイデアは以前からあって、ちょうどDMMさんが3Dプリントのサービスを拡大していた時だったので、お声がけしたんですよね」


株式会社DMM.com .make事業部 営業担当 岡本康広さん

岡本「はい、まさに絶好のチャンスと考えてお受けしました。ただ、最初はとにかくキャパが心配でした。前例がないプロジェクトなので、どれだけの受注があるかも分からない。その当時、すでに加賀の拠点はフル稼働でしたし……」

山田「万事、手探り状態でしたよね。やはり、ビジネスとして成立させるためのご苦労ってありましたか?」

岡本「まずは、素材選びですよね。強度も必要だし、コスト面も無視できない。アクリルなど10種類以上の候補から硬度とじん性(粘り強さ)を備えた素材として、最終的にナイロンを選びました。ただ、DMM.makeに対するお客さまのニーズは、まだまだホビー使用か試作品レベルだったので、最終製品を作るとなると、私たちにも当時はノウハウがなくて……」

山田「そこからは、とにかくたくさん試作品を作って、端末に合わせてみる作業の連続でしたよね。100パターン以上は確実に作ってもらった気がします(笑)」

岡本「でも、そうやって機種ごとに細かく寸法をカスタマイズできるのは3Dプリンターならでは。金型を使った工程では、費用に見合わないですね」


KDDI株式会社サービス企画本部 山田健太

山田「リリースから約3カ月以上経ちますが、おかげさまでユーザーさんの反応も上々です。こうなってくると、さらにデザインのバリエーションを増やしたくなります」

岡本「スマホケースだけでなく、スタンドなど付随するアクセサリーのバリエーションも増やして、新しい市場を開拓してみたいですね」

「営業」視点の岡本さんにはさらなる野望があるようだ。「3D PRINT LAB.」での新しい展開にも期待できそうです。

0.1mm単位の調整ができるのは3Dプリンターならでは

続いては、技術担当のお二人に話をうかがった。お越しいただいたのは、技術担当の川岸孝輔さんと下池幸司さん。KDDI側は引き続き、パーソナルサービス企画部の山田健太です。

山田「最初にお声がけしてから、約1年がかりの長い戦いでした。技術的に、いちばん苦労したのは、どのへんでしたか?」


株式会社DMM.com .make事業部 技術担当 川岸孝輔さん

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