若者が目指す国 捨てる国~世界総覧を作成

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若者が目指す国、つまり希望を集計して若者人口がプラスになる国が116カ国の内で26しかない点をまずおさえておきましょう。欧米が上位独占ではなく、1位はシンガポールの537%なので6倍以上にも増える計算です。2位カナダ301%のあとにオセアニアのオーストラリア276%、ニュージーランド235%が続きます。以下は17位のデンマーク47%まで欧米諸国で、1人当たり紙消費量100~200kgが並びます。18位に突然、アフリカからボツワナ46%が現れます。24位ナミビア7%と並んで22位南アフリカ21%の北側にある国で、いずれも貧しい国ながら地下資源の開発で脚光を浴びています。下位を占めるアフリカ諸国ではマイナス40%や50%が珍しくなく、まさに“国を捨てる”勢いの中で、この地域だけが希望がもてるようです。

アジアの2番手は20位マレーシア34%。日本は21位23%ですが、高学歴層調査ではマイナス13%になる点は付け加えておきます。インドがマイナス9%、中国もマイナス10%と並んで現れます。並の国の10倍はある大人口国ですから、移住希望はそれぞれ並の1か国分そっくりの規模だと思わなければなりません。華僑(かきょう)も印僑(いんきょう)もいるシンガポールが人気なのは分かる気がします。オーストラリアへの留学も多いと聞きます。

韓国はマイナス4%、香港もマイナス5%です。1人当たり紙消費量100kgを超す中進国以上でマイナス側にいるのは韓国と、70位の台湾マイナス28%だけでしょう。未来を見通しにくい、難しい国情が現れています。 ロシアはマイナス13%、やはり経済が伸びているブラジルもマイナス23%の位置にいます。

マイナス20%台には東欧や中南米、旧ソ連邦諸国、中東のちょっと問題がある国が並びます。マイナス30%台に入るとアフガニスタンといった失敗国家がありますが、紙消費量は数kgが多くて必ずしも貧しいわけではありません。さすがにマイナス40%を超える23か国では、紙消費量で見ても貧しさは歴然としてきます。バングラデシュのほかはアフリカ、南米が占めています。60%台は悲惨です。

最後に日本で派遣の仕事を辞めて、シンガポールで10月から現地採用になったOLのブログ『LiKe A roLLinG sTonE~シンガポール編~Do not fear going forward slowly; fear only to stand still~』*4 を紹介しましょう。就職準備の話や現地事情、アフリカの珍しい国の人との出会いなど、人気国シンガポールの内情が見えるようで興味をもちました。昨年、リリースした第190回「留学による大移動は新段階、中韓米日で見る」 *5 も、若者の動向を理解する資料になります。

*4:『LiKe A roLLinG sTonE~シンガポール編~Do not fear going forward slowly; fear only to stand still~』
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2774337/6435014

*5:第190回「留学による大移動は新段階、中韓米日で見る」 2009.10.2 『団藤保晴の「インターネットで読み解く!」』
http://dandoweb.com/backno/20091108.htm

執筆: この記事は団藤保晴さんのブログ『Blog vs. Media 時評』からご寄稿いただきました。

文責: ガジェット通信

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