フォール・アウト・ボーイ 最新作が米ビルボード・アルバム・チャート1位に、3作目の首位獲得
フォール・アウト・ボーイにとって通算6作目のアルバム、3作目の首位獲得となった『アメリカン・ビューティー/アメリカン・サイコ』が、今週1位を制した米ビルボード・アルバム・チャート。
先行シングル「センチュリーズ」が、今週約8年ぶりのTOP10入りを果たし、アルバムへのプロモーションも絶妙だったフォール・アウト・ボーイ。その勢いもあり、1週で22万枚と好調な出だしでデビューし、勢いが止まらなかったテイラー・スウィフトの『1989』を2位におさえ、10万枚を引き離しての首位デビューとなった。
2003年に『テイク・ディス・トゥ・ユア・グレイヴ』でデビューした、フォール・アウト・ボーイ。本作はチャート圏外だったにもかかわらず、後に注目されてからロングヒットを続け、60万枚を突破した。続く2nd『フロム・アンダー・ザ・コーク・ツリー』(2005年9位)で大ブレイク、3rdアルバム『インフィニティ・オン・ハイ』で初の首位を獲得し、前作『セイヴ・ロックンロール』(2013年)に続いて本作で3作目のNo.1獲得を果たした。「センチュリーズ」のほか、現在日本でも首位をマークしている大ヒット映画『ベイマックス』の主題歌「インモータルズ」も収録されていて、幅広いリスナーが楽しめる内容に仕上がっている。
5位に初登場したのは、ニューヨーク出身のラッパー、ジョーイ・バッドアス。これまでEP盤のリリースやミックステープで注目されていたものの、フル・アルバムとしてのリリースは、本作『B4.DA.$$』が初めてで、実質上のデビューアルバムにして、TOP5入りをするという快挙を成し遂げた。同時に、ラップチャートとR&Bチャートでは、首位を獲得し、シングルヒットがないにもかかわらず、アメリカ以外でもUKやニュージーランドなどでも上位デビューを果たしている。
ザ・ディセンバリスツの約4年ぶりの新作『ワット・ア・テリブル・ワールド・ワット・ア・ビューティフル・ワールド』は7位に初登場。前作『ザ・キング・イズ・デッド』で自身初のNo.1獲得を果たし、その名を知らしめたことで、2作連続のTOP10入りとなった。リリース前、人気TV番組に出演したことや、ネット上で収録曲を積極的に配信したことがヒットの要因でもある。
続いて8位には、マリリン・マンソンの通算10作目のアルバム『ザ・ペイル・エンペラー』がデビューした。本作は、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』などを手掛けたプロデューサー、タイラー・ベイツを向かえ、その世界観を確立しつつ、サウンドもこれまでとは違う、クオリティの高い意欲作に仕上がっている。
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