横浜ならでは、海を彩るきれいな夜景スポットはどこ?
横浜のココがキニナル!
みなとみらいの夜景は、どこから見るのが一番きれいなのでしょうか? 写真でよく見る夜景のスポットを調べていただきたいです!(洞爺さんのキニナル)
はまれぽ調査結果
定番は、「万国橋」から見たランドマーク方面! そのほか、撮り方を工夫すると、いつもの景色がきれいに見える!? 自分だけの一枚を探してみよう
横浜ならでは、海を彩る夜景を探せ!
横浜が誇る無数の夜景のなかでも、みなとみらい21地区を題材にした画像は群を抜いている。
その理由はおそらく、海面の反射を上手に取り入れることができるからだろう。鏡のような滑らかな状態を狙えば、色めく輝きの量は倍になる。例えばそれは、こんな具合だ。
夕闇が空を覆い出した、日の入り直後のみなとみらい21地区
「みなとみらい 夜景」などで画像検索をしてみると、多くの作品が、「横浜ランドマークタワー」や「コスモクロック21」が入るスポットから撮影されていることが分かる。
まずは定番のスポットをご紹介した後で、写真がきれいに撮れるアングルを探しつつ、夜のみなとみらい21地区を探索してみよう。プロのカメラマンではない河野が、いっぱいいっぱいのチャレンジをしてみた。
「万国橋」の上から 18:00
実は先ほどの写真、みなとみらい線「馬車道駅」にほど近い「万国橋」から撮影している。「横浜ランドマークタワー」と「コスモクロック21」を両端に配したアングルは収まりが良く、入江になった海面は波立つことが少ない。
中央やや右下、矢印の辺りがオススメスポット(Google マップより)
薄明かりが残る状態で、現地の様子
橋の上を左に行きすぎると、「横浜ランドマークタワー」の反射が海に映らない。かといって、右に進みすぎると、「コスモクロック21」の一部が樹木に隠れてしまう。
また、画角を寄せすぎると海面の映り込みが不十分になるし、広げすぎるとインパクトが欠けてしまう。自分なりのベストショットを、いろいろと工夫してみよう。
先ほどよりやや広げて、インターコンチネンタルホテルまで含めてみた
なお、写真に向かって左側の護岸は、現在工事が行われている模様。状況が落ち着いた後に、この護岸へ進んでいけば、もっといいアングルに巡り会えるかもしれない。
「ナビオス横浜」から「よこはまコスモワールド」へ 18:30
では、引き続き、みなとみらい21地区の点景を集めていこう。
次は、汽車道の東端にある「ナビオス横浜」のユニークな構造を生かして、額に納まったような効果を狙ってみた。
色が少ないので、引き締まって端麗(たんれい)に見える(1-A)
「コスモクロック21」を入れるかどうかは、個人の好み(1-A)
続いて、その「コスモクロック21」に近づいてみよう。
ここまで大きいと、そのまま映しただけでは、どうしても単純になってしまう。そこで目に付いたのは、お隣にあったガラス張りの建物。
インターコンチの女神像*1をバックに、スパイダーマンのイメージで(1-B)
*1:「「ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル」の上部に女神像が建っている?」 2013年09月21日 『はまれぽ.com』
http://hamarepo.com/story.php?story_id=2276
海面もそうだが、反射は常に「別の視点」を与えてくれる。メーンとなる対象だけでなく、いろいろな方向に目を向けてみると、思わぬ発見が得られるかもしれない。
※ロケ番号(1-A)、(1-B) 番号の説明は後述します。
「横浜ランドマークタワー スカイガーデン」 19:00
「別の視点」で思いついたのだが、高い場所はどうなのだろう。
かつては日本一の高さを誇った「横浜ランドマーク」の展望台へ登ってみた。
色めく横浜港、中央奥には「横浜ベイブリッジ」(2-C)
せっかく高所へ来たのだから、ここは寄るより、全体を一枚に収めたいもの。また、ガラス越しになるので、映り込みなどのチェックも忘れずに。
さて、ランドマークタワーを後にし、汽車道へ進んでいくと、途中におもしろそうなスポットがあった。
「日本丸メモリアルパーク」の南端近辺(2-D)
拡大すると「半月と夕日」といった感じ(2-D)
展望台からの写真とは対照的に、シンプルにまとまった夜景を撮ることができた。目があちこちに行かないので、落ち着いた感じがする一枚。
※ロケ番号(2-C)、(2-D)
「汽車道」を戻りつつ「象の鼻パーク」へ 20:00
みなとみらい21地区の夜景をねらう上で外せないのが、「大さん橋」の上からの眺め。
そこで、ここから汽車道を抜けつつ、画になりそうなポイントを探してみた。
再び「ナビオス」さま。よく見ると、窓にコスモクロックの光(3-E)
手前の線路跡を入れると、画に立体感が出る(3-F)
一方、象の鼻の先端からは、こんな具合だった。
アングルとしては「万国橋」とほぼ一緒だが、入り江の中まで入り込んでいないので、海面のさざ波が気になるところ。
「横浜赤レンガ倉庫」まで入れた、引いた感じ(3-G)
寄ってみると、手前がややゴチャゴチャしてくる(3-G)
なるほど。こうしてみると、「万国橋」が鉄板である理由もうなずける。
では最後に、「大さん橋」で締めくくりとしよう。
※ロケ番号(3-E)、(3-F)、(3-G)
「大さん橋」の上から 21:00
高いところから撮るときは、地の利を生かし、広範囲を収めたいもの。
そこで、「横浜赤レンガ倉庫」を中心にすえ、みなとみらい21地区全体をフレームに入れてみた。
結果として、しまりがない構図に(4)
そこで、似た画になるのを覚悟で、もう少し絞り込んでみた。食傷気味かもしれないが、もう少しお付き合い願いたい。
こうなると好みの問題か(4)
ちなみにその日は、豪華客船「セレブリティ・ミレニアム」が「大さん橋」に寄港していた。撮影を終えて振り返ると、そこにはこんな景色が。
目で見た印象とは違い、青の世界が出現
夜景の色調は、思っているよりも、その場の照明などに影響される。もしかしたら、写真の方が本当で、人間の脳が色のブレを自動修正しているのかもしれない。これは、おもしろい発見だった。
※ロケ番号(4)
その人なりの「きれい」を探してみよう
ということで、約4時間をかけて、さまざまな夜景をハンティングしてみた。
どの景色がベストかは、見る人によっても違うだろう。個人的には、「万葉倶楽部」のビル壁に映ったスパイダーマンが気に入っている。
また、無理に全景を収めず、ポイントに絞り込んだアピールの仕方もある。
朱く染まった海がメーン、その理由を最小限に入れる
読者のなかで、「ここぞ」という場所をご存じの方がいらっしゃったら、ぜひ投稿してほしい。それも含めて、今回のキニナルへの回答とさせていただきたい。
今回のロケ番号(Google マップより)
(矢印の先端が撮影ポイント、向きが撮影方向)
―終わり―
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