精神論で技術は生まれない(メカAG)
今回はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。
精神論で技術は生まれない(メカAG)
「資源も政治力も軍事力もない日本は、技術力をもって世界一安全な国を目指すべき!」 2014年10月17日 『現代ビジネス』
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/40785
技術に力を入れろというのは基本的に大賛成なのだが、問題はなんかしらんけど、みんな技術は一生懸命知恵を絞れば生まれると思ってるんだよね。知恵と努力と情熱と。
もちろんそういうものも必要なんだけど、実際に一番必要なのは「金」だよね…。やっぱ金がなければ研究できない。機材や設備はもちろん、研究中の人間の人件費をどうやって払うか。優秀な人材を確保するにはそれなりに高い待遇でなければ。
アメリカとかは兵器開発で研究資金を調達してるわけで、日本はどうするの?と。俺は箱物や道路を作るよりは、軍事費を増やしたほうがいいと思うけどね。でもそういう話をすると拒絶反応を示す人は少なくない。じゃあ代わりにどうやって研究資金を供給するのか、考えて欲しいのだが。技術者も研究者も霞を食って生きてるわけではないのだから。
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技術開発に力を入れましょうというのは結構だけど、力を入れるってのは具体的になに?と。「欲しがりません、勝つまでは」みたいに努力と根性で頑張れと呼びかけることなのか。まあ、それもいいけどね、日本人らしくて。
戦略も計画も勝算もなく、とにかく勝利を信じて、根性で頑張れ!と。先の戦争ではアメリカ軍がレーダーを使ってるのに対して、旧日本軍は肉眼で頑張ったらしい。美しいよね。感動的だよね。金がない部分を根性で補う。日本人は優れた民族だから。
執筆: この記事はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。
寄稿いただいた記事は2014年10月29日時点のものです。
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