フリック入力と画面(メカAG)

フリック入力と画面(メカAG)

今回はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。

フリック入力と画面(メカAG)

どうなんですかね。あくまでデスクトップの入力装置としてはキーボードに勝る者はないと思うけど(配列は別して)、スマホまで考えれば、スマホ+デスクトップを合わせた環境で一番入力効率が高い方法がキーボードか?というと自信がなくなる。

わざわざスマホはフリック入力、デスクトップはキーボードと2系統の入力方法を修得して使い分けるほど、キーボードがフリック入力に比べて高効率か?と。

フリック入力に統一する方向で考えてみる。そうなるとデスクトップでフリック入力をどうやるか?そもそもデスクトップはなくなるのか?

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デスクトップPCというのはなくなるかもしれないけど、大きな画面表示というのはなくならないと思うんだよね。なんだかんだ言っても一つの視界で複数の情報を見るというのは人間にとって必要。机の上に複数の書類や本をひらいて作業することからわかるように。

となるとその表示がどうなるか?現在のように目の前に縦に表示されているディスプレイだと、その画面で直接フリック入力するのは難しい。腕を目の前に差し出してなきゃいけないのだから。ちなみにむかしなつかしライトペンが廃れてマウスに置き換わったのもこの理由だろう。ライトペンって短時間ならともかく、長時間だと使えるんだよね。

ディスプレイはそのままで、フリック入力用に手元に小さなスマホを置いておくというのが考えられる。ただこの場合、視界が両方見ないとならない。文字入力中は手元のスマホ画面。それが終わったら目の前のディスプレイ。視線を上げたり下げたり。これも疲れる。キーボードならキーボードを見なくても打てる(初心者は別として)。

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ディスプレイを水平にしてしまうというのはありだろう。机と一体化。これぞ本来のデスクトップ。これなら見ている画面とフリック入力する画面が同じになる。

ただフリック入力のパネルをどこに出すかという問題は残る。入力したい画面の近くに出すか?でもそうするとその位置に手を伸ばしてフリックしないとならない。

パネルの位置を固定すると、広い画面だと結局は入力時に見るパネルとそれが表示される画面の位置が違うから視線が行ったり来たり。

フリック入力の欠点は手元を見ないと入力できない点ですな。キーボードでいえばブラインドタッチできない初心者と同じ。

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発想を変えて、手の位置を画面に表示するというのはどうか。カメラかなにかで自分の指先の位置を認識させ、目の前のディスプレイに表示させる。マウスでフリック入力しているような感覚になるだろう。自分の指だからマウスよりも操作性は高いはずだし。

それにこの場合必ずしもパネルは実物大でなくてもいいと思うんだよね。視覚と手の動きの間に十分なフィードバックがかかれば、小さなパネルでも人間は違和感を感じないはず。

位置の認識ならカメラでなくても静電容量のセンサーでもいいし、逆に指先に加速度センサーをつけて相対位置を追いかけるのでもいいかもしれない。

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パソコンからキーボードがなくなる日は果たして来るか?なんかプログラマとかだと指紋が擦り切れてなくなりそうな気もするが(笑。プログラマの机が長年の摩擦で凹んでたりして。なんか古いお寺とかで、長年修行僧が修行した場所の床が凹んでたりするように。

考えてみたらキーボードってコンピュータに残された数少ない可動部品だよな。最近のアイソレート式のキーボードはそうでもないのかもしれないが、どうしても隙間からゴミが入るから掃除してやらないと。マウスの場合光学マウスになって、ボールの掃除から開放されたが。

執筆: この記事はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。

寄稿いただいた記事は2014年10月28日時点のものです。

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