『オオカミは嘘をつく』監督がハリウッドデビュー! ジョニー・トー『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』リメイク
タランティーノが“2013年のナンバーワン映画”に選出した、イスラエルの新感覚心理トラップムービー『オオカミは嘘をつく』。11月22日の公開を前に映画ファンの間で期待が高まる本作ですが、この度、新進気鋭の映画監督アハロン&ナヴォットのハリウッドデビューが決定。ジョニー・トー監督のノワール・アクション『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』のリメイクを手がける事が明らかになりました。
『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』のリメイクは、ソニーが製作し、『アメイジング・スパイダーマン』シリーズのマット・トルマックが、オリジナル版のミシェル・ペタン&ロラン・ペタンとともにプロデューサーを務める事も決定。イスラエル発の才能がハリウッドメジャーという大きな舞台で花開くことになります。
アハロン・ケシャレス監督(写真左手前)は、今回のニュースを受けて自身のツイッターで「for the first time in my life, I’m speechless(生まれて初めて、感激で言葉が出ない)」と喜びを表現しています。
監督のアハロン・ケシャレスとナヴォット・パプシャドの長編デビュー作であり、イスラエル初のホラー映画でもある『ザ・マッドネス 狂乱の森』(日本未公開)は2011年に公開され、批評家からの賞賛を浴び、興行的にも成功。映画はトライベッカ映画祭でプレミア上映され、ファンタスポルト(ポルト国際映画祭)で批評家賞、エディンバラ国際映画祭で観客賞、プチョン・ファンタスティック国際映画祭でスペシャル・メンションを受賞。50以上の国際映画祭に参加し、「LA Times」や「Movies.com」、「ウォール・ストリート・ジャーナル」を含むいくつかの媒体で、「2011年のベストホラー映画」リストに選出。
『オオカミは嘘をつく』は彼らの長編2作目であり、クエンティン・タランティーノ監督が2013年の年間ベストに選出したことで大きな話題となり注目を受けた。イスラエルでの興行は大成功を収め、世界各国で公開し、高い評価を受け、この11月にいよいよ日本でも公開となります。
ガジェット通信では、先日アハロン&ナヴォット監督にインタビューを行い『オオカミは嘘をつく』についてや、彼らが愛してやまない日本映画(三池崇史大好きっ子!)についてなど色々とお話を伺ってきました。インタビューは11月中旬公開予定ですので、こちらもお楽しみに。
映画『オオカミは嘘をつく』ストーリー
イスラエルの森の中で起きた、ある凄惨な少女暴行殺人事件。気弱で善良そうな容疑者、容疑者に復習を企む被害者の父親、型破りな不法捜査に乗り出す粗野な刑事――。本当に容疑者は犯人なのか? 被害者の遺族はここまで過剰な復讐(しゅう)を許されるのか? 刑事=正義と言えるのか? あなたの固定観念は覆り、これまで経験したことのない感情が沸き起こる。そして、衝撃の結末が待ち受ける……。果たして本当の“悪”とは何なのか――!?
予告編:https://www.youtube.com/watch?v=YpwERep2TUw
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