【にのみやレビュー】デカイ! 厚い! 重い! 限定シール! 噂の『ビックリマン原画大全』がスゴイ!
僕『ビックリマンシール』めちゃめちゃ集めてたんですよ。やれ神帝が7枚揃わないとか、やれ友達が僕のシール盗んだだとか。僕は種類ごとに輪ゴムで十字に縛って、丸いクッキー缶の中に大事にしまってました。
ブームの最盛期には年間4億個を売上げ、社会現象にまでなった大人気おまけシール、それが『ビックリマン』です。<悪魔VS天使シリーズ>30周年企画として『ビックリマンオールスターズ』が関東信越・首都圏で現在発売中だったり、『PUZZLE & DRAGONS』とコラボ中だったり、未だにその魅力的なキャラクターたちを目にする機会は多いですね。
そんな! 魅力的なキャラクターたちの原画を集めた本が出てしまったのです! それが『ビックリマン原画大全』だーッ! キャラクターデザインを手がけてきた株式会社グリーンハウスの米澤稔氏と兵頭聡司氏の完全監修のもとに収録された原画はなんと500点以上。完全網羅とはいかないまでも、現存するものはほぼ全て収録したというんだから素晴らしい。だから分厚い! そして重い! 金色で題名が印字された黒のハードカバーはまるで高級な学術書のようでございますな。
シールの大きさ(48mm✕48mm)サイズでしか見ることが出来なかったイラストが、約4倍(196mm✕196mm)のビッグサイズで見れてしまうというだけで僕たちは嬉しいんですけど、拡大されて改めて気づくその情報量の膨大さに愕然ですよ!そして絵の緻密さ! 新たな発見! 1ページ1ページめくる度に紙面からグイグイ押し寄せてくる圧倒的な存在感には思わず感嘆のため息が出てしまいますね! モノクロ原画の鉛筆線、サインペンの筆蹟とにじみ、カラー原画の鮮やかな色彩。手書き原画だからこそのパワフルなエネルギーと説得力が見事に再現されています。
これは30年語り継がれるのも当然と思わせるデザイン・アイデアがギッシリ詰まった最高の本だと断言できましょう。こういった書籍は後々高騰してしまう気がするので今のうちに手にしておきたいところですね。ビックリマンワールドの魅力を再発見できるだけではなく、イラストを書いたりする人や、デザイン関連の仕事を志す人には秀逸な参考書になるんじゃないでしょうか。気になるなら買って損なし! 読んだらビックリするぞ!
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